彼,コミック原作講座宿題

 昨日は「bukuの日」で池袋の映画館は1,000円。今日はレディスデイ、明日は映画の日。
なのに3日間とも時間がとれず。欲求不満だ。

 お昼休み、彼に電話。特に用事があるわけではないが、会社の昼休みって電話したくなる。

 22時前まで残業。帰ってコミック原作講座の宿題。
設定やキャラクターは描けるのだが、面白いエピソードが浮かんでこない。
とんでもない出来事が起こらなくちゃいけないんだけど、どうやら私には溢れ出る物語はないようだ。

 漸く沈静化したと思った『MARIBAR BBS』に止めの一発が。聡子という友達は何人かいるが、さて?

 深夜、宿題に苦しみながら突然「好きです!」と言いたくなって、彼にメール。
2004年06月30日(水)

稼動,『藤木祭』

 辰巳の会社での作業が漸く稼動、と思ったらいきなり21時まで休憩も無しに働いて、鈍った身体に堪える。

 昨年夏まで働いていた会社で同僚だった不思議さんの送別会で豊洲。
このイベントのタイトルは「藤木祭(ウチュウジンマツリ)」いうらしい。
不思議さんはスポーツ評論家で格闘技ファンだから猪木祭にちなんでか。

「宇宙な感じで仮装してもオッケー☆」と言われて考えたが、生憎今日からデヴューの会社にいきなり仮装で出勤するわけにもいかず、割と普通な格好になってしまった。

21時過ぎでも30人ぐらいはいただろうか。不思議さんの人徳だ。
不思議さんのいない会社は随分と雰囲気が変るだろう。

前に不思議さんと宇宙人の3ショット、後ろに岡本太郎『太陽の塔』の横に不思議さんの顔が浮かんでいる写真の入ったTシャツに皆で寄せ書き。
「爆発ダ!」って私の言葉は普通過ぎるが、一番大きく書いてみた。

24時を過ぎても、10人弱の人たちが不思議波にかかって帰れずにいた。
楽しそうだったが、私は最終電車で帰る。
2004年06月29日(火)

待機,インターネットカフェ『NEW NEW』,『プレイ・ウィズアウト・ワーズ』,ベトナム料理『ブーゲンビレア』,『ミリバール』

 先週金曜日はPC環境が整わず、やっと今日から作業が始まるかと思ったら2時間待たされ、結局会社での作業は無しとなる。
校正事務所でやる?とか先日お邪魔したファイルメーカーの先生宅は?とかあちこち問い合わせている間に時間がなくなって諦める。
社長から「焦らなくていいよ」と電話。うーん。

 渋谷に出て、インターネットカフェ『NEW NEW』。
ここは禁煙で、今まで利用したネットカフェで一番きれいだった。快適。

『MARIBAR BBS』について

> 激しそうな攻防が続いているようですが
> 誰が誰の味方で、誰を援護しているのか今ひとつつかめないが
> でも、それぞれの書込み表現が面白い
> 次の書込みはないのかチェックして楽しみにしている
>
> 書込み登場者の、
> 系図解説でもあれば
> 読者A、
> なりすましB、・・とか
> より、いいなぁ〜と、ふと思った。

というメールも頂いた。
楽しんで頂ければ嬉しいが、解説まではとても手が回らないので悪しからず。

映画監督高橋玄さんは過去のコラムにこんなことを書いている。

「精神不安定のやつが目の前をチョロチョロしていると、こっちまでそれが転移し
てくる。こんな時に、相手に同化して感情を爆発させても駄目である。相手の目
線まで降りることは降りるが、同化ではなく、あくまでも間違っていることへの
全否定である。
その否定後の解決策も提示してはいけない。脆弱な人間は、人に教唆された解決策をも否定し、またはそれに依拠し、結局はまた自己の人生を他者の責任に転嫁するからである。真剣に人に接する態度は、時に冷酷に見えたりもするものだ。」

私もこれ。

 彼と話す。ちょっとお疲れの様子。

 『なすび』の常連客Kさんが声をかけてくれて、シアターコクーンで『プレイ・ウィズアウト・ワーズ』を見る。
ステージ好きな『ご近所』のRさんを誘う。

私は払ってないが、これで定価13,000円は高過ぎる。
セクシー!スタイリッシュ!って、まあまあじゃないか。
ダンスも特に素晴らしいわけではない。
下着で踊るなら白じゃなくてもっとかっこいいのにして欲しかった。

 恐らく10年以上振りにベトナム料理『ブーゲンビレア』。前に来たときと同じ席に座る。
揚げ物が煎餅のごとく硬くてビックリ。
Rさんといろいろな話。

 早寝早起き、自転車通勤のRさんは帰って、私は一人で『ミリバール』。
泡盛を一杯飲んで、帰る。
2004年06月28日(月)

『impulsion grandi』,『EX'REALM』,映画『白いカラス』

 朝起きて富永裕美、一条ゆかりの漫画を読む。好きだったのになあ。
何故私たちは今漫画を読まないのだろう。
皆高校ぐらいまでは読んでいたが、今漫画を読む友達はほとんどいないし、話題にならない。
そこを狙ってみるか。同世代にもう一度漫画を読ませるのだ。できるかな?

母に洋服やら食料品やらいろいろもらって、車で駅まで送ってもらって帰る。
結局出版企画には余り協力したくない、よくわからないから、と言われる。

 ラフォーレ原宿に入っている『impulsion grandi』が閉店するという。
この店でジョン・ガリアーノを何着か買った。閉店セールとのことで、見に行く。

サイズが合わないけど下着を購入。上下で45,500円が3割引。
下着としては余りに高いけれど、ジョン・ガリアーノの下着は単なる下着にあらず、ってことで。

ハラコのミニスカート40数万円は半額。素晴らしい!頬ずりしたくなるが、とても買えない。
『ご近所』のMさん登場。
「これいいと思いません?」
「いいね」
「幾らだと思う?」
「高そうだね。1万円ぐらい?」
値札を見せると「え?!」と言って何度もゼロの数を数えていた。

 お友達のバンド『ナインアンダー』のギタリスト朋君が働いているカフェ『EX’REALM』。
朋君お勧めのアサリのワイン蒸しと、生春巻きを頂く。美味しい。

Mさんとは映画を見る約束をしていた。
『マディソン郡の橋』好きなMさんと映画の好みが一致するわけはなく、意見が分かれる。
私は『21グラム』を提案。
Mさんは「『白いカラス』も見たいけど、一番見たいのは『デイ・アフター・トゥモロー』です。たぶん真理さんは見てしまいましたよね」。
私「『白いカラス』は友人が絶賛していました。『デイ・アフター・トゥモロー』は別の友達がつまらないって言ってました」
Mさん「映画代は私が出すので、日本政府も推奨しているほど信憑性の高いらしい『デイ・アフター・トゥモロー』にしませんか」
私「『デイ・アフター・トゥモロー』はタダでも見たくない、お金をもらってもできれば避けたいぐらいです。が、Mさんがどうしてもと言うなら付き合います。私は押しの強い人に弱いんです。あはは。つまらなかったら一杯ご馳走して下さい」
ここまで嫌がってるのに無理矢理付き合わさせる人はそういないはず。

私は今朝母にもらった白いアンサンブルを着ていた。
「せっかく白い服を着て来たし、『白いカラス』にしましょう」とわけのわからない決め方をする。

といいながら「私鳥が苦手なんですが大丈夫でしょうか」。
Mさん「本物の鳥はそんなに出てこないのではないかな。『羊たちの沈黙』に羊は出てこなかったですよね」
そっか!

 これが甘かった。非常に重要なシーンで真っ黒なカラスのどアップが続く。
ニコールキッドマンがしゃべっているのに映っているのはカラスで、字幕を見なくちゃ何言ってるのかわからないから薄目を開けてみたり、指で画面を隠してみたり、難儀した。

いい映画だと思うが、見終わって印象に残っているのが「カラスに困ったこと」なのは悲しい。
Mさんは「よくわからなかった」と言っていた。
私が一杯ご馳走しなくちゃいけなかったかもしれないが、Mさんは明日の朝が早いとかで、映画終了後直ぐ帰る。
2004年06月27日(日)

16日追記,沖縄料理『珍兵衛』,新座泊

 16日の日記に書き忘れたこと。

とんかつ『三太』の後、映画の時間までインターネットコミックカフェ『MANBOO!』に行った。
コミック原作講座宿題のため、マンガ研究。

禁煙席の有無を確認したら、完全個室だから大丈夫、と説明される。
そうは言っても簡単なつくりなので、隣の個室で煙草を吸われると臭くて大変不快。

昔大好きだった本宮ひろ志『俺の空』と『俺の空 平成版』を読んでみる。
平成版は面白くなかった。随分前にも同じ体験をしたような気がする。
『俺の空』の魅力はエッチな場面にあったのに、新連載では一切そういう絵がなくて「つまんないの!」とがっかりしたのだった。

以上を16日の日記に追記。

 ジャーナリズム講座のライターズスクールで課題となっている本の打合せ。
母と東久留米の沖縄料理『珍兵衛』。

調査したい項目を挙げたメモを見せて説明し始めると、「なんだかよくわからないわ。飲んでるときに、止めて」と母。
「この話をしに来たんだよ」と私。
「明日の朝にして」
「じゃあ泊まらなくちゃいけないの?」

『ご近所さん』たちについて。
同じ中学出身の人と会った、という話をしたら「インターネットで知り合ったの?怖いじゃない」と母。
先日NHK勤務の『ご近所さん』の話をした時は「あら、いいじゃない」と言った母。
よくわからんのは母の方だ。

母の友人の嫉妬深い人について。
母は昔から世話焼き屋で、その友人も母の紹介で母の職場の人と結婚した。
母が未亡人になると母の友人は、母が自分の夫を取るんじゃないかと疑ってかかるとか。
「私が好きになるわけがないのに、そう思い込んでる。昔っからあの人はヤキモチ焼きなのよ」と母。

女友達って幾つになってもこんななのか?
母は「もう2度と電話しない」と言いながら、腎臓を患い人工透析を続ける友人を心配している。
私も同じだ。友人だと思っていた人から「キチガイ」「大麻やめて」などと理不尽に攻撃されても、無視はしない。

 なにかと忙しいのであまり泊まりたくなかったが新座の実家へ。
お茶を入れに台所に行った母が「うわあ!」と悲鳴を上げる。
「どした?ゴキブリ?」と私。
「ネズミ!」
おおい、本当かよ。私も見に行く。棚の上に奴が一瞬現れる。「うわ!いた!」

「いつからいたのかしら?今日初めて見たわ」
「どこから入ってきたのかしら?どこも隙間はないはずなのに」
「どうすればいいのかしら?とりあえず今日は電気つけっ放しにしておこうか」
とテープのごとく何度も繰り返し聞く母。「知らないよ」「わかりません」と応じる私。

ああ、やはり泊まりに来るべきではなかった。
無人で煌々と明かりのついた台所を恐々覗いていたら次はゴキブリが現れる。
なんなんだ、この家は。掃除してんのか?

新座に泊まりたくない理由はいくつもあるが、母の家なのだから文句を言ってはいけないと思っていた。が、ついに言ってしまう。
「なんで父親の遺影が私の部屋にあるの?」
「電気屋さんが掛けたのよ」
「お母さんがあの部屋に掛けて、って言ったからでしょう」
「そうです」
「あれ、ものすごく嫌なんだけど」
「じゃあ取りましょう」
なんだ。もっと早く言えばよかった。

ドアを開けると遺影は正面に掛かっている。
その真下にベッドがあり、見下ろされて眠る格好になる。
ずっと居心地が悪い思いをしていたのだ。

何故か父の遺影の横には祖母の遺影のみで、祖父の写真はない。
私は「おばあちゃんの写真は別にいいんだけど」と言ったが、両方とも降ろせと母が言うのでワイヤを切る。

ついでに「マッサージチェアがあれば毎週帰ってくるかも」と言ってみる。
「50万円ぐらいするんじゃないの?」と母。
「いや、8万円ぐらいでいろんな機能がついたのがあるんだよ」
乗り気になる母。酷い娘だね。

本棚にある昔読んだ漫画『愛と誠』『風と木の詩』を読み返す。やっぱり面白い。
コミック原作講座の宿題のためにも、今日の新座泊は正解だったとしよう。
2004年06月26日(土)

打合せ,彼,悲しい(た)ちゃん

 13:00から打合せの後作業が始まるのかと思ったら、PC環境が整わず、来週から、ということになる。
昨日Sさんに借りたファイルメーカーのマニュアルを読んで少し勉強。

 久し振りに彼と話す。元気そう。興味深い話。

 『MARIBAR BBS』は酷いことになっていて、確かに面白くない。
ほとんどなりすましでも、知らない名前でグジャグジャ言われるのは、不快だがまだまし。

しかし(た)ちゃんからこんな脅迫中傷メールをもらうと、悲しーい気分になる。
かっこいいHPも復活したようだし、自分こそ創作に専念されたらいかが、と思うが余計なお世話はしない。返信もしない。
これ以上続けても、当局のアドバイス通りに証拠が蓄積するだけだ。

Date: Fri, 25 Jun 2004 20:20:20 +0900 (JST)
Subject: 斉藤よりまし
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まりちゃん
弱み握ったからね!わたしにききたいことある?わたしは隠したいことはない。作品みて嫉妬されるのはいや。
大麻で恍惚感ありますか?
----------------------- Original Message -----------------------
Date: Fri, 25 Jun 2004 20:21:46 +0900 (JST)
Subject: いちど
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ふたりではなす?あなた殴られたりした?
--------------------- Original Message Ends --------------------
2004年06月25日(金)

ファイルメーカー講座,コミック原作講座,『ぼるが』,『大黒屋』

 コミック原作講座の宿題は「映画『CHARON(カロン)』を漫画化する場合の冒頭7ページの原稿を書く」。出掛ける時間までに終わらない。

同僚のAさんと、校正者事務所のSさん宅でファイルメーカーのレクチャーを受ける、…つもりがSさんの仕事も立て込んでいて、「適当にいじってみて」とのこと。
奥様がマニュアルと首っ引きで教えて下さる。

Sさん宅は引越ししたばかりで、ダンボールも片付いていない中、猫もいて、赤ちゃんもいる。
だいたいの仕組みを思い出して、プリントアウトとエクセルのデータに変換する方法などさらっとやって、私は失礼する。

 家に戻ってコミック原作講座の宿題の続き。ギリギリに出来上がってプリントアウト。
…と思ったら2枚目がかすれて読めない。あああ、やり直し。ひえー、インク切れだよ。

遅刻したくないのでもう出掛ける。
バスが満員で前の人が見送ってしまい、私も乗り損ねる。クソ!
山手線は事故で遅れているらしい。
既に電車が入ってきている埼京線ホームに走る。駆け込み乗車。
新宿駅からいつもはバスだが、タクシー。

19:04着、雑談中だった。しかしこの雑談が滅茶苦茶面白いのだ。ああもう。
今日の本題は非常に実践的な話、というか実際ある企画にデヴュー作として挑戦してみないか、という提案。

私には無理そうな世界の話だ。受講生のうち半分が書いてみたい、と手を挙げる。
他の受講生は歴史や、格闘技や、宗教の話なんかもすらすらしていて、私は「もっとコミカルな、面白おかしいパワー溢れる作品にしたらどうでしょう」などと言ってしまい、全く見当外れだったみたい。

終了後、先週講師の志波秀宇さんに聞こうと思っていたことを相談。
「昔からの知り合いで、ものすごくエキセントリックでコミュニケーション能力に問題ありのアーティストがいます。何かとつっかかってきて、電話もメールも意味不明で支離滅裂なんですが、キャラクター観察するべきでしょうか?それともストーカーとは付き合わない方がいいですか?」
「あ、それはね、例えば編集者はいろんな付き合いがある。麻薬や裏社会について取材することもある。でも自分がやったら作品が出せなくなります。
殺人者とつきあってもいいけど、自分が殺人をしてはいけない。常識の範囲内でやって下さい」

 電脳キツネ目組のN君と待ち合わせている西新宿5丁目駅近くの店に向かう。
N君は迷ってしまったらしい。よく聞いてみると彼は新宿西口駅にいた。
この辺は本当にわかりにくい。丸の内線には西新宿という駅もある。

漸く落ち合って『ぼるが』。コミック原作講座について。
N君は『子連れ狼』の原作者の講座に通っている。というわけで情報交換会。
N君の講座は40回40万円、受講生は80人ぐらいいるらしい。すごい。

(た)ちゃんとのことについて。「面白くないですよ。無視した方がいい」とN君。
「でも面白い、って言う人もいるんだよね。日記のアクセスもすごいよ」と私。
「関係ないと思いますよ。ずーっと更新してなかったのが一気にアップしたからじゃないですか」

今度の仕事の同僚Aさんについて。「その人の方がよっぽどキャラが立ってますよ」とN君。
「そう、面白いよね」

 2軒目、『大黒屋』。宮崎学さんについて。ファイルメーカーについて。他いろいろ。

 終電を逃したN君と新宿駅で別れて帰る。テレビ屋さんから着信あり。
「宮崎さんといたんだよねー、来ないかと思ってさ」
「えー!今はもういないですよね」
「いないよ。俺も家だよ」
ふえーん、失敗。N君と、今日宮崎さんがいた店にしようか、という話もしていたのに!
2004年06月24日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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