お茶目な彼,『SPAGO』,『北前炙り 高田屋』

 七夕で織姫は彦星に会えるが、私は彼ともう3ヵ月会っていない。
ほとんど関心ないのか、と思うけど電話。面白いことを教えてくれる。
お茶目で可笑しい人。やっぱり好きだ。

 某県の医師と遠距離恋愛をしている友人にメール。
なんだか大変なことになっている内容の返信が来て驚く。
そんな状況なのに彼女は私のことを心配してくれる。
「まりちゃんもその調子で早く彼氏出来るといいね。とにかく前の男と切れたからよかったよ」って、切れてはいないのだが。細々繋がっているような。

 七夕だからかイベントお誘いいろいろ。愛するバンド『ナインアンダー』のライブとか、宮崎学さんが小金井市長選挙の応援演説をするとか、『FLAMENCO 曽根崎心中』の写真展パーティーとか。
どれも行きたいが、高校からの女友達との飲み会を選ぶ。彼女たちとは4月の花見以来で、積もる話があるから。

六本木の『カリフォルニア・キュイジーヌ SPAGO』。この店の40%オフのチケットがある、というのも織姫たちとの七夕の集いを選んだ理由の一つである。

「真理ちゃん、日記に書かないでよ」と言って離婚を語るS。元気になって良かった。

私が書くのは、自分のこと。皆に会ったら是非聞いてみたいことがあった。
それは「友達の彼に誘われたらどうする?友達に言う?誘いを断ったとして、詳しい経緯を聞かれたらどうする?逆の立場で自分の彼が友達を誘ったらどうする?彼には?友達とは?」

5人それぞれ。「友達と自分の仲による」「友達と彼の付き合いによる」「言う」「言わない」「下心があったら言わない」なるほどね。
皆「その男は変だよ」と言う。「それはわかっている」と私。変だから面白いんだもん。

「その友達はきっとその男と今も付き合ってるわよ!」の言葉に衝撃を受ける。
「いや、それはないだろう…と思う」
「甘いわよ、真理ちゃん!」
ううう。だから会えないのか?そうだとしたら彼もすごいが友達も相当な人物だ。

膝上までのスカートはもう穿かない、と皆。
「ミニスカートを穿いているといいことがあるよ」と私。
「どんな?」
「声をかけられる」
「声をかけられるのっていいことなの?」と皆。
そうか、街で男に声をかけられるのは彼女たちにとっては良くないこと、迷惑なこと、怖いことなのね。
ナンパ作戦の話は出来ない、と思う。が、酔っ払ってベラベラしゃべってしまったかもしれない。
『SPAGO』の閉店時間、最後のテーブルになっても話は尽きない。

 2次会は『北前炙り 高田屋』。話した内容、ほとんど記憶なし。
タクシーチケットをもらって帰る。

 池袋駅に2時頃着く。
『ナインアンダー』のライヴは池袋のライブハウスだったから、もしやまだ打ち上げなど近くで続いていたりして?と思ってメンバーに電話をしてみるが、繋がらないので帰る。
2004年07月07日(水)

『南欧東花房』,『なすび』

 『ご近所』のAさんには6月の始めにメールをもらってすぐ「美味しいものでも食べましょう」と言われて『ご近所さん』には珍しい積極性、と思っていた。
しかし今日まで日程が合わなかったり、メールも全く面白くないのでなんだかなあ、とも思っていた。

「いや、意外にかっこいいかもよ。メールがつまらないのはルックスに自信があるからじゃない?」などという人もいて、会ってみた。
見た目は普通、言うことはメールと同じサラリーマンだった。

「イタリアンでも行きますか?ここはね、美味しいです。3本の指に入りますよ」とAさんが言って小田急のエレベータに乗る。
そんなすごい店が小田急デパートに入っているのか、と思ったら『東花房』だった。

「あ、知ってました?」とAさん。
「はい。いろんなところにありますよね」
「そうでしたか。美味しいですよね」
「う、そうです…ね?」

二人で「ちりめんじゃこと山いもの明太子和えスパゲティ」。
Aさんはこの後仕事に戻るのでソフトドリンク、私はビール。
「美味しいね」とAさん。私はしょっぱくて全然駄目。社食のスパゲティとたいして変らない。
Aさんのキーワードは「グルメ」だったが…。

仕事の話、映画の話など。Aさんは『デイ・アフター・トゥモロー』が良かったとか『世界の中心で、愛をさけぶ』が見たいとか。

Aさんが「もう行かなきゃ」ということで私は「ご馳走様です」と言って席を立って、トイレから戻って来たら「最初は割り勘でいいですか?えーっと、1,400円でいいです」。
「あ、はい。1,400円」
「次はご馳走しますから。エヘヘへ」
次などない。別に男が払うべきだとは思わない。
ご馳走してくれると思っていた私が間違っていた。

ご馳走してもらっていたら、こうは言えない。あー、つまらなかった!不味かった!
やっぱり誘われてついて行くんじゃ駄目だ。

 『なすび』で飲み直す。先日『プレイ・ウィズアウト・ワーズ』に誘ってくれたKさんが来てお礼。ドラマや映画や文学の話。
先ほどまでの顛末を話したら「かっこよくないし、つまんないし、せこいんだ。最悪だね」と笑われる。
Aさんも私に対して同じように思っているかもしれないが。

 先週末は楽しかったのに、今日はなんてつまんねーんだ!と美しい月に向かって心の中で叫びながら帰る。
ところが『MARIBAR BBS』を見て気分一新。
愛するバンド『ナインアンダー』ジャブロ君の書き込みがあってムカムカからウキウキへ。
明日は約束があってライヴに行けない。悩ましい、でも嬉しい。単純だね。
2004年07月06日(火)

眠い

 今週も1,000円では映画を見れそうにない。
仕事帰りに定価で見ようかと思ったが、寝不足で無理。
日記を書くのも大変。
2004年07月05日(月)

ナンパ作戦,『BARNY'S』,『伊勢丹』

 昨日は楽しかった。この年になって街でナンパされて飲みに行くとは、思わなかった。
『ご近所さんを探せ!』で時候の挨拶したり、様子やタイミングを伺ったり、まどろっこしいことやってるよりずっと面白い。

私も昨日の彼を見習って、ナンパしてみることにした。
ごくたまに、電車の中などで目が釘付けになるぐらいの人に遭遇することがある。
話しかけたい、ついて行きたい、という衝動に駆られるが、行動に移したことはない。

次にそういう人がいたら、声をかけてみる。
怪しい女だと思われたらそれまでだが、それで構わない。
『ご近所さん』のメールが突然来なくなるのと同じで、傷つくようなことではない。

セールスとか宗教の勧誘だと思われないようにするのが難しいかも。
始めになんと言って話しかけるか。うーむ。
ハンカチ落としてうまくいくのは相手もこちらに関心がある場合だからなあ。

頭の中に溢れ出る物語を持たない私は、実際行動してみなくちゃ駄目なんだろう。

 バーゲン巡り、『BARNY'S』。ため息が出るほど素敵な服も沢山あるが高くて買えない。
ため息ではなく「あら!こんなに素敵なのにこの値段?」と鼻息が荒くなるものを探すのだ。
閉店ギリギリに全店見終わって『gardem』の可愛いスカートを購入。

 こちらも閉店まで30分を切った『伊勢丹』。
黒は避けたい色だが形が素敵なフランス製のトップに決める。

渋谷や青山にも気になる店はあるが、もう今シーズンの予算をオーバーしてしまったので私のバーゲンめぐりはこれにて終了。
買ったものには満足しているが、短時間で決めてしまって、あっけなくてつまらなかった。
気になるお店を全てチェックして、一晩ぐらい悩みたかった。
2004年07月04日(日)

(た)ちゃん効果?,『ご近所さんを探せ!』,『池袋西武』,『おまた』,『Oasis』

 6月の日記アクセス数は2,500を超えた。(た)ちゃん効果か?
複雑な気分だが読者が増えるのは良いことだ。皆様ありがとうございます。

 『ご近所さんを探せ!』は一人を除いて、会った人とも続かないみたいなので、登録キーワードをより具体的に変えてみた。
「映画」→「ハリウッド娯楽大作以外の映画」とか
「ファッション」→「J.P.ゴルティエ、ジョン・ガリアーノ、ビクトール&ロルフ」とか。
これでメールをくれる人はかなり少ないと思うが、無駄なやり取りも減るだろう。
次回からは「数打ちゃ当たる」メールには返信しない。 

 バーゲンめぐりで、『東武百貨店』の後『池袋西武』。
『LA PERLA』の上下を50%OFFで購入。美しい、見せたい下着だ。

 1日にマーロン・ブランドが亡くなった。6月19日の『ゴッドファーザー』3本立てオールナイトに一緒に行った『ご近所』のsさんと、追悼飲み会。

21:30に『おまた』に集合。sさんは『おまた』のビルの地下の店『蘭蘭』によく行くらしい。私も1度行ったことがある。

シチリアワインを飲みながら『ゴッドファーザー』の話、『ご近所さんを探せ!』の話、日記やBBSの話など。

日本酒も飲んで、泡盛も飲んで、私から突然誘ったのにsさんがご馳走してくれる。恐縮です。

 Sさんと池袋駅で別れて、『ゴッドファーザー』の大きな看板がかかっているビックカメラの前を歩いていたら、後ろから「どこ行くんですか?」と声をかけられる。
「帰るんです」
「飲みに行きませんか」と言われたような気がする。
「素敵だなと思って」と男性。
「なんで後ろから来て素敵だってわかるんですか?」
「駅の階段ですれ違って、引き返してきたんです」
「ああそうなんだ」
ってことで私が店を指定して『Oasis』。ラムを2杯。

不安はあったけど楽しかったし、かなりいい気分だった。
悪い人ではなかった、と思う。
2004年07月03日(土)

『檸檬屋新宿』

 二日酔いで気持ち悪い。
今日の飲み会の予定をどうする、明日一緒の仕事が入るかもしれないから明日にしようか、などと言っていたら明日の仕事がキャンセルになって、結局飲むことになる。

久し振りの『檸檬屋新宿』。
住枝さん、常連Yさん、従業員Mさんも一緒に仕事の話、『MARIBAR BBS』の登場人物分析など。

Yさんに「今日私と一緒に来た女性は日記に登場しますが、誰でしょう?」とクイズ。
正解は、匿名希望Aさんです。
2004年07月02日(金)

コミック原作講座,居酒屋『なかよし』,居酒屋

 コミック原作講座の宿題は、一話完結の連載ものであらすじと、キャラクター分析表と、第1話の原稿を提出せよ、というもの。

企画趣旨とキャラクター分析表はできた。原稿が間に合わず。
同僚のAさんは劇団の手伝いなどしている人なので、お昼休みに意見を聞く。「面白そうです」と言ってくれる。

こんな人が出てきたら面白いよな、とまでは考えられるがその後が続かない。事件が起こらない。
私は物語が紡げないのだと気付く。溢れ出るストーリーなど持っていないのだった。
女梶原一騎の夢、危うし。

 新宿駅からタクシーでコミック原作講座最終回は、遅刻せず。
前回の宿題(映画『カロン』を漫画化する場合の冒頭7ページを書く)が採点されてみんなに配られる。
総論がかなり厳しいものだったのでショックだったが、個別評価も辛口。

私の作品は物語構成力5から期待度2までの数字が並び総合評価は3。10点満点で3。
2という人もいて、受講生の中にはプロの漫画原作者もいるらしいが、最高でも5だった。
「極めて平凡。“事件の予感”がゼロ」「映画を見てしまったので、その束縛から逃れられなかったかな?」とコメントを頂く。

だめだこりゃ。コミック原作者の道は諦める。才能なし。

こうなったら志波秀宇さんの話を一生懸命聞いて、何かを学ぶことをこの講座の目的とする。
志波さんは「命がけの人を評価する」というからには、自身も命がけだ。
お話は歴史、世界情勢など多岐に渡り、最大の情報をいかに得るかを教えて下さる。
非常に興味深い。漫画の世界を超える話だけど、全て漫画につながる話。素晴らしい。
そして笑顔が素敵な志波さん。かっこいい。もっと何時間でもお話を聞いていたくなる。

 講座の打ち上げで近くの居酒屋『なかよし』。志波さんのオフレコ話満載。面白過ぎる。
一人、プロの漫画原作者で、歴史や宗教、裏社会、格闘技などすごい博識で志波さんの話に質問することなくついていける受講生がいた。
彼は「ショックだ。僕はかなり勉強して、人には驚かれるのに、志波さんは何の話を持ち出しても軽く答えられてしまった」と打ちひしがれている。
「年齢が違うし、経験があるから当然じゃないですか」と私は言ったけど、この二人の会話はオタクのマニアック度勝負などではなくて、剣道の稽古試合みたいだった。

 志波さんは帰られて、受講生の一部で新宿駅南口近くの居酒屋。
何を話したのか覚えていない。寝てしまって終電を逃す。
タクシーで池袋駅まで送ってもらって帰る。
2004年07月01日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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