千代田線迷い人,慶應義塾大学病院,『マクドナルド』,映画『ハッスル!』

 5時近くに柏駅を出て、気がついたら大手町。どうしたら日暮里に戻れるやら。
千代田線の車内には乗り入れているはずの常磐線の案内図はなく千代田線の停車駅図のみ。折り返して綾瀬で降りてみた。日暮里行き電車は来ない。
さらに亀有まで行って人に聞いた。既に朝のラッシュが始まっている上り電車で北千住に戻り、常磐線快速に乗り換えやっと日暮里駅。

常磐線の車内には千代田線と常磐線の各駅停車と快速の停車駅案内図があるじゃないか。
不親切だよ、東京メトロ!かれこれ2時間彷徨っていた。ヘトヘトになって帰る。

 8時前に寝て12時に起きて慶應病院。2時間半待ち、1分で検査結果説明終了。
子宮ガン検査は異常なし。性感染症ももちろんなし。
しかし卵管に水がたまっているようなのでまた通院しなければならない。

今日も診察の順番を抜かされた。投書箱にクレームをびっちり書いて入れる。
前回の同内容の投書では何の改善策も採られなかった。舐められている。

 久し振りに『マクドナルド』のハンバーガーを食べる。
値段も食材も変遷があるのだろうが、味は変っていないように思える。

台風で大雨の中銀座シネパトス。『ハッスル!』というチリ映画。
8億円貢がせたチリ人妻アニータの映画デビュー作で、ブヨブヨボディを披露している。
それだけの理由で輸入したおバカお色気映画かと思ったら意外によく出来ていた。
チリワインのような味わい。ちょっと嬉しかった。

台風でレイトショーが中止になったシネパトスは、バケツが置いてあり、壁には水がつたっている筋が何本もあり、床と壁の境目に雑巾が敷き詰められていた。
映画が静かな場面になるとボッタンボッタン…ってここはどこ?昭和何年?という感じ。笑った。
2004年10月20日(水)

『東葛シネマNight』,『PAPA HEMINGWAY』,『ジャックローズ』

 高橋玄監督の映画『CHARON』のプレミアム上映会と、東葛地域(千葉県柏市・我孫子市・流山市・沼南町)と映画を語るトークセッションがあるとのことで、柏市民文化会館大ホール。
ってどこ?北柏駅から徒歩15分?また不便な(地元の方、スミマセン)。雨降ってるし。
駅からタクシー。暗い道を歩いている人は誰もいない。

会場の扉を開けてびっくり。観客いっぱい。立派に舞台設営がされている。
ステージに4市町の首長と、玄さんと、我孫子市出身の『CHARON』主演川本淳市さん、流山市在住の舩木壱輝さんらが並んでいるのも凄いが、スペシャルゲスト哀川翔、トークセッションの司会がタキシードを着た『マツモトキヨシ』の重役(だけどとっても軽いのり)って、非常に不思議かつ豪華な顔触れ。
観客も、役人から一般市民からミーハーファン、家族、友達、老若男女。

3市の首長は政治家としては若手で、『座頭市』と勝新と八千草薫が好きだと言う沼南町長は、一人「長老」の味を出して、司会にいじられまくっていた。
しかし締めは重みのある言葉で、このイベントの最大の功労者である川本さんを励ましていた。さすが。

『CHARON』を見るのは3回目。スクリーンもきれいで驚く。上映後は拍手が起こった。

こういう会場だから仕方ないのかもしれないが、何故上映中ケータイを見るかね?他にもいっぱいいたが、とりあえず近くの若者が30分ぐらいの間に4回もケータイを見てるので「眩しいんですけど」と注意する。

終了後、ロビーで友人を探す。会社員時代の知人Nさんが何年かぶりにメールをくれ、Nさんが日記の読者で我孫子市民であると知った。
「友達が我孫子市の市議会議員をやってまして、東葛シネマナイトにもボランティアスタッフとして参加するというので、ひょっとして桜井さんがいらっしゃったらお知り合いになるかも・・・」
とのことで当日3人でお話しましょう、と言っていたのだ。

見当たらないので、玄さんに挨拶。玄さんはこのイベントには呼ばれて来ただけで、会場は映画の上映設備がなく機材を持ち込むなどしたが、その仕切りも全てボランティアがやったと聞く。
すごい、大成功ではないか。この雨の中1600名入る会場をいっぱいにするなんて。
しかも、4市町合同、それぞれのボランティア団体は出来たばっかり。
初めての大イベントでこれだけ出来れば、東京国際映画祭のような企業主体のものではない、夕張みたいな国際映画祭も可能なのでは?

『CHARON』もすっかり転がり広がるってる。カロンサポーターとして感慨深い。

さて、Nさんは?と思って玄さんに「久野晋作さんていう我孫子市会議員の方ご存知ですか?」と聞いてみる。「知らないけど、川本ならわかるんじゃないか?」と言って聞いてくれる。
地元の人に囲まれ話している主演俳優を走らせる私。恐縮です。

Nさんは来られなくなってしまったそうで、初対面の久野さんにご挨拶。
久野さんは我孫子市会議員1期目、32歳。我孫子市は市長が若いと聞いていたが、議員もフレッシュなのね。30代が7人いるとか。今日は皆このイベントのボランティアスタッフをしているとか。素晴らしい。

 イベントを支えた40名ぐらいのスタッフの打ち上げに紛れ込んで『PAPA HEMINGWAY』。
川本さんが挨拶で言葉に詰まる。何もしてない私も泣きそうになる。

一部の人たちが帰り始めた頃、黒人ファッションの洋服屋の兄チャンみたいな2人連れが現れる。ちょっと皆と雰囲気が違う。
私の前の椅子が空いていたので、彼らのテーブルに持って行ってあげると、その椅子を戻して私が座っていたテーブルへ2人で来た。
ビールを注ぐと、ものすごい勢いで飲み干す。「何飲んでる?なんか食うか?持って来てやる」と言って、すぐにテーブルがお皿でいっぱいになる。

「名前は何だ?」「桜井真理です」「まりっぺか」以降ずっと「まりっぺ」。
背と声が大きくて、年は同じぐらい。キクちゃんというらしい。もう一人はヒロ。
近くで飲み屋をやっているとか。でもお店のHPもカードもない、って本当かなあ?

キクちゃんは私に興味があるのか、誰にでもそうなのか「独身か?」「おっかさんは?」と質問攻め。「まりっぺ、かっこいいな。いいよ、そのファッション」「もっと食べろ」としゃべり続け、キクちゃんとヒロと3人で腕をクロスさせて何度も握手。面白い人だ。

飲み方も変っている。グラスを幾つも並べ、氷をいっぱいにして移しながらうっすーい焼酎をドバドバあおっていくのである。「ドォー」とか「ウエェー」とか叫びながら。可笑しい。

各テーブルをまわっていた川本さんが、キクちゃんの隣に座る。
古い友人の川本さんが「キクちゃん、普段はまったく喋らないんですよ」というから酒で豹変する人なのか?
しかし、哀川翔さんはキクちゃんを一目見て「君、映画に出ない?」と言ったらしい。
確かにインパクトあるし、キャラが立ってる。

 終電がなくなる。豊島区仲間の玄さんは風邪でフラフラの状態で車で帰る。私は3軒目へ。名前がわからない、原宿辺りにありそうな、かっこいいバー『ジャックローズ』。

川本さんや玄さんのところの役者志望の若者たち、カロンサポーターの人らと映画や俳優についての真面目な話、なぜかチンチロリン。

キクちゃんは「ウヘヘヘヘェ」とソファの隣で眠っている女性の膝を撫でたり、突然立ち上がって指を唇に当て「ブルブルブルブル」。「ウー」と唸りながら自分のお腹をさすったり。
他の人だったら嫌かもしれないが、この人好きだ。

4時半頃、車で送ってもらって柏駅。走るが乗ろうとした電車に間に合わず。
長く待たなければならないかと思ったら10分ほど。便利なのね、柏って。
2004年10月19日(火)

東京地裁,『メトロ』,外務省のラスプーチン,『北海道』

 『ジュンコシマダ』と戦うアパヤンさんの公判を傍聴しに東京地裁。
13:15からと聞いていたが13:30過ぎに着く。
アパヤンさんの元上司で営業部長だった山本氏の被告側尋問。
『ジュンコシマダ』の川村百合弁護士の質問でアパヤンさんがいかに異常で無能な店長だったかを証言する山本氏。
アパヤンさん支援側の私も感心するほど流暢に理路整然と証言しているように思える。
アパヤンさんは原告席から山本氏を睨みつけ、「嘘ばっかり」。
山本氏が「永原(アパヤン)さんはお客様や他社の販売員を睨みつけたり…」などと言うのを聞くと、なるほど、今のような顔で睨みつけていたのかと思ってしまう。

しかし、アパヤンさん側の弁護士の質問になると、矛盾点噴出。
アパヤンさんは数字の上でも非常に優秀な店長であったし、人事面でも会社にそういう社員として扱われていた事実いろいろ。
それが横領の濡れ衣を着せられた同僚が会社を訴えた裁判で、同僚側の証言をした途端、異常者扱いと排除に変った。
「永原さんが裁判で証言したことと、店長を辞めさせたことは何の関係もない。上からの指示もなかった」と山本氏。
これは明らかに嘘!という印象。なかなか面白いショウだった。

 弁護士会館の喫茶店『メトロ』で、アパヤンさんや、『ジュンコシマダ』に横領の罪をでっち上げられ700万円で和解を勝ち取ったMさんや、電脳キツネ目組の人たち7人でお茶やらビールやら。
うち裁判の経験がないのは私とN君だけ。

 五反田のツカサ本社で「外務省のラスプーチン」と言われた佐藤優さんのお話を聞く会。
着いた時には「よんよんまるまるにゃんにゃんにゃん」のツカサの社長が挨拶と宣伝をしていた。
「アードレスはにゃんにゃんにゃん、てんコてんジェーピー」の電子音が響いて、にゃんにゃん社長のケータイが鳴っているのかと思ったら、全員に配られた社長の名刺から音が出て、あちこちで鳴っているのだった。

佐藤さんによる日ロ外交エピソード、歴代首相の外交能力、鈴木宗男追い落とし作戦の国策捜査で逮捕・起訴された事件の背景、憲法問題他いろいろな話。本当に飛びきり面白かった。

終了後、会場にいた宮崎学さんに挨拶。文章道場についてちょこっと打合せ。

 『北海道』にて懇親会。20人近く。講演会と、その後お酒が入った懇親会では話すことが変る、ということはよくあるが、佐藤さんは語り口もあまり変らない。
ロシア式男同士の挨拶は舌を入れるキスだそうで、それを激しく嫌がった元首相の話など、笑った。
鮫の脳みそと言われた元首相は実はすごく勉強熱心だったとか。

「失礼ですが、街で『ラスプーチン』とか言われたことありますか?」と聞いたら「1回もない」とのこと。
私も見かけても全く気がつかないだろう。テレビで見た雰囲気とはかなり異なる。
2004年10月18日(月)

『MILLIBAR 芋煮会』,『かちゃーしー』

 一昨日は京のおばんざい、昨日は博多名物水たき、今日は山形の芋煮と沖縄料理で郷土料理三昧。
そんなことやってる場合か、とも考えるが明日死ぬかもしれない、と思うと出掛けてしまう。
なんくるないさー。

13時からと聞いていた芋煮会だが私が和泉多摩川駅に着いたのは16時過ぎ。
会場に着くと丁度鍋が出来たところだった。素晴らしい。
紙のお椀を持って列に並んで、ホームレスの炊き出しのよう。
たまに草など入っているが美味しい。

続いてうどんが出来る頃、トイレに行きたくなる。
公衆トイレの女子の個室は故障、男子トイレの個室は激しく汚れていて、『セブンイレブン』まで歩く。
すっかり日も暮れて、会場に戻るとうどんは食べ尽くされていた。悲しい。
お酒もとろーり甘ったるーいブラジルの得体の知れないものしか残っておらず、氷もなく飲めない。試しに烏龍茶で割ってみる。とんでもない味になって捨てる。

プロレスの技を掛け合っているように見えたのが、オゴウチ君と『MILLIBAR』の清野さんの奥さんMちゃんで、驚く。
Mちゃんは次々人に飛び掛って、皆は「かなり酔ってるねえ」と言っていた。

私は少し離れたところで「すごーい。いつも清野さんにもやってるのかな?」などと言ってたらMちゃんが向かって来て「シャキーン!!!」と言いながら私の鼻をチョップ。
え?なんで?涙がポロポロ出た。続いて頭を殴られ倒される。
私が「痛い!痛ーい!」と言ってもMちゃんは「シャキーン!!!」と笑いながら次の人をチョップ。
ああビックリした。涙と鼻の痛みは暫く続いた。Mちゃんは2児の母である。

燃えるものは焚き火にくべて、ゴミを片付け、撤収。
Mちゃんが荷物と子供を乗せて自転車で川原を行こうとするので皆が止める。

自転車を代わってもらって歩いて駅に向かうMちゃんと、何故か腕を組んでいる私。
Mちゃんは先ほど私に殴りかかったことを全く覚えていなかった。
私は「清野さんにもやってるの?」というセリフに怒ったのかと思ったが、何も聞こえてなかったらしい。
Mちゃんのことは長く知っているが、酔うと凶暴になる人とは知らず。

 1時間近く遅れて沖縄好きサークルのオフ会で池袋『かちゃーしー』。
幹事のSさんに「参加の連絡ってもらってましたっけ?」と言われる。
電車から「遅れます」と連絡を入れた時、様子が変だと思ったが、そういえば参加メール、出してなかったかも。
やばい。いろんなお誘いがあって、もれてたか。
2004年10月17日(日)

『横浜高島屋』,『ライオン』,映画『靴に恋して』,『玄海』,『お忍びダイニング さすが』

 ファッションブランド『ジュンコシマダ』と戦うアパヤンさんを支援するため、横浜高島屋前でチラシ撒き。
ただ「よろしくお願いします」とチラシを配っても受け取ってくれる人はあまりいないが、「私たちは東京管理職ユニオンです。横浜高島屋にあるジュンコシマダで起きているパワーハラスメントについて、チラシを読んで下さい」とアナウンスすると捌けてくる。
『横浜高島屋』に入っている『49AV. junko shimada』のショップにも行って、販売員にチラシを渡す。

 終了後、電脳キツネ目組のHさん、Sさんとアパヤンさんで『ライオン』。
レストラン街のほとんどの店はお昼時は禁煙なのに『ライオン』は喫煙席あり。
何故か誰もビールは飲まず。私はカキフライ定食。Sさんがご馳走して下さる。

 皆と別れて渋谷へ。映画『靴に恋して』を見る。
「最高級の超ゴージャスな靴が300足登場!」というから期待していたが、そういう映画ではなかった。嫌いではないが、好きでもない。かなり物足りない。

 高校からの友達6人で新宿『玄海』の博多名物水たき。高級旅館のような個室。
香港在住のSちゃんも私も水たきは初めて。スープが美味しい。

皆に「また髪型が違うね。宝塚みたーい」と言われる。自分でもそんな感じがしていた。
「『ひょっとこみたい』って言う人もいるけどね」
「誰が?何それ、むかつく」と皆。
面と向かって言われてないから知らないが、美しい人はそういうことは言わないであろう。

 皆で新宿駅近くの『お忍びダイニング さすが』。
『玄海』とはうって変わった狭ーい個室。部屋とテーブルが等幅。

私の前の彼について。彼が誘った私の友達と、彼は付き合っているのかと聞かれる。
「知らない。付き合ってないと思うよ。友達はプライド高いし、彼は変な人だから」と私。
「そんなに変な顔なの?」とK。
「違うよ!かっこいいよ。変わってる人って事」
今はもう、別に付き合っていたっていなくたってどうでもいいが。
「友達と真理ちゃんは?」
「それっきりだねえ。私はいいけど、向こうは嫌なんじゃないかなあ」
2004年10月16日(土)

『Japanese Diner & Bar 茶茶花』,アトピスマイル

 匿名希望Aさんに誘われて『Japanese Diner & Bar 茶茶花』。
「ゴールデン街の店」と言われて、小さな店を想像していた。
最近は家賃の安さから若者がカフェ風の店を開いて賑わっているという話も聞いたことがあり、行ってみたいと思っていた。

『茶茶花』は、広い一軒家で京風おばんざいのダイニングバーだった。
所謂「ゴールデン街の店」とは全く違う。お料理もお酒も美味しかった。

仕事の話、Aさんの運転免許証を巡るトラブルについて。

 Aさんは勤めていた会社の空調の問題で肌が荒れ気味とのこと。
『檸檬屋新宿』の常連Tさんからもらった『アトピスマイル』をあげる。
Tさんにはアトピスマイルと一緒にいろいろ資料も頂いた。

>   これからは米身体(コメカラダ)
>  
>   僕は、「米消費拡大」の仕事をしています。
>   PRさせていただきます。 
>   お米から開発した、化粧品(ライスパワーエキス)も担当。
>   アトピスマイルは皮膚の保湿剤。NHKで4回報道されました。
>   コーセー「モイスチュア スキンリペア」(薬用化粧品)に使用され好評です。
>   アトピーとはギリシャ語で「原因不明」の意味。
>   アトピー性皮膚炎のかたに臨床で90%の患者さんに効用。
>
>   皮膚のなかからセラミドを増やし皮膚を改善。
>   桜井さんの友人とうで、化粧品に悩んでいる方、アトピーでお困りの方が
>   いましたら、紹介してあげてね。

とのことなので宣伝。私もサンプルを使っているが、調子がいい。おコメの香りがするのだ。
2004年10月15日(金)

痛い

卵管の腫れが痛む。どうもお酒を飲むと酷くなるような気がする。
薬は飲んでいるが効き目がないのか、1日3回決まった時間に飲まないのがいけないのか。
夜になって治まる。
2004年10月14日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

My追加