映画『CHARON』,喫茶店,『おまた』,映画『パッチギ!』,『赤いアモーレ』,つまらない人・面白過ぎる人 |
高橋玄監督の映画『CHARON』が、撮影が行われた千葉県東葛地域にて特別先行上映!ということで、初日舞台挨拶を見に行く。天王洲アイルの会社で一緒だった柏在住Fさんを誘って、柏松竹で待ち合わせ。
13時からだが、どのぐらい人が集まるのか、会場の大きさもわからないので一応12時を目標に、少し過ぎにつく。誰もいない。 暫くして俳優さんたちが着き、12時半過ぎにFさんが来る。
会場に入ると、忘れられない柏の人キクちゃんがいた(2004年10月19日の日記参照)。 「キクちゃん!」と呼ぶと 「おおー」 「覚えてます?」 「おおー、覚えてるよー」 「キクちゃんにまた会えると思って来たの」 「そうかー、飲みに行かねえの?」 「いや、わからないけど」ってまだお昼だし。
舞台挨拶があって、予告編が始まるとキクちゃんが私たちの後ろの席に座って「これ、この話は事実なんだ」とか「これ、誰誰(ハリウッド俳優)」とか解説してくれる。結構大きな声なのでハラハラしたが、『CHARON』の本編が始まるとどこかへ行ってしまった。 Fさんが「あの人何者ですか?俳優さん?普通の人じゃないですよね」。
『CHARON』を見るのは5回目。初めて泣いた。主演の川本淳市さんも舞台挨拶で言っていたが、何回か見た方がいい映画。何回見ても面白い。多分池袋の初日と夕張で、あと2回は見るだろう。
玄さんは来ないのかな、と思っていたら次の回の前にも舞台挨拶があり、途中で玄さん到着。「常磐線が東京駅から出ていないとは知りませんでした」。うまい言い訳だなあと思ったら、本当に電車で来たことが無く、東京駅に行ってしまったらしい。笑った。
キクちゃんは、初回も、私たちと一緒の回も、次の回も見るんだとか。 「川本とかみんなで飲みに行ったほうがいいんじゃないの?」ってまだ言ってる。 「キクちゃんは行かないの?」 「俺は仕事があるからさ。うへぇー」 と言って何故か両足を大きく広げて腰を落として構えるキクちゃん。意味がわからん。でも好きだ。
玄さんとFさんと一緒に柏松竹近くの、『ポチの告白』撮影に使われた喫茶店。 生スパゲティを注文。玄さんがご馳走してくれる。27日の打ち上げもかなりの金額がかかったと聞いて恐縮する。
Fさんは『CHARON』をすごく気に入った様子で、感想など玄さんとお話。良かった。 暫くして川本さんが家族を連れて、『CHARON』で刑事役の木下順介さんも来る。 皆さん打ち上げの酔いが続いているとかでお疲れ気味。
キクちゃんは川本さんの友人なので「ホント素敵。面白過ぎる」と話したら超美人の川本夫人も笑っていた。 玄さんと川本さんが「キクちゃんて、なんかお母さんみたいだよなー」と言うのも判るような気がする。
素面のキクちゃんは全くしゃべらないと聞いていたのに、初めて会った時とほぼ同じテンションだったのは、今朝まで飲んでそのまま劇場に来たから、とか。そういえば後ろの席から話しかけられたとき、酒臭かったもんなあ。
川本さんに「HPに僕のこと書いてます?」と聞かれる。 「はい。でも素敵だって書いてますよ。我孫子の男性は優しいって」 「キクちゃんのことも書いてます?」 「はい。忘れられない、大好きって」 「ああ、あれは、そうだったんですかあ。…面白い日記ですよね」 「う、やば」
誰かが川本さんに「こんなこと書かれてるよ」とかって話をして、誰が書いたのかわからないまま読んで、今日私が書いたと判明した…のだろうか。大丈夫だったかな。
『CHARON』でボートハウス従業員役の新橋鳩美さんが和服姿で登場、Fさんに紹介。天王洲アイルの会社の飲み会でも『薩摩しゃも』を使ってくれたらいいと思って。
Fさんは次の予定があるとのことで、店を出る。私はキクちゃんのやっている飲み屋『ルンルン』がかなり気になったのだが、まだ4時なので帰る。
本日は映画が1,000円の「bukuの日」であることを思い出して、時間まで池袋『おまた』でちょこっと飲む。『CHARON』の話になって、おまた兄さんが「あ、あの彼」。そう言えば随分前に玄さんと『おまた』で飲んだことがあったっけ。
「『パッチギ!』は『セカチュー』のような泣かせる映画ではない」と井筒監督は言っていたが泣いた。泣かせる作りになっていると思う。 音楽の力でもあるが。在日朝鮮人ものとしては『GO!』、『血と骨』よりはいいけど『夜を賭けて』には負けている。 オダギリ・ジョーは『血と骨』の方が良かった。アルフィーの坂崎って感じじゃない。
京都が舞台の、宮崎学さんの少し下ぐらいの世代の話で、こんな感じだったのかなと興味深く見た。
同じ劇場のレイトショー『赤いアモーレ』が気になって、1日映画3本は疲れるかと迷ったが、見る。 見てよかった。つらい愛の物語で、かなり好きだ。ペネロペ・クルスがこれまでとは別人のように頑張っている。
子供が欲しいと思っている男は、愛人が妊娠して、妻と別れようと決めたら妻も妊娠、堕胎が原因で命を落とす愛人。一人娘が瀕死の今、男は愛人に祈る。
男がどうしようもないのだが、すごくいい。女としては妻と愛人どちらがいいだろう? 「幸せ?」と聞いて「もちろん」と嘘をつかれる妻より、妻が妊娠したことを「言えなかったんだ!」と泣かれる愛人の方がいいなあ。いずれにしても辛いが。 皆ちゃんと傷ついてるからいい映画になってるのかな。
そんな大人の恋愛もしてみたいものだが、気配は全く無い。
資格取得に一生懸命の『ご近所さん』Gは、キーワードはカラオケ、居酒屋。
> カラオケは、浜田省吾大好きでかならず歌います。
> お薦めの映画ありますか?最近、感動したのは、西田敏行主演の陽はまた昇るです。ぼろ泣きでした(笑)
って全く趣味が合わない。
木の実ナナと『アレグリア2』が好きな48歳『ご近所さん』は「誕生はいつ?」とまだ言ってるので
「誕生日はまだ随分先なので。あと、ものをもらうのはあまり好きではないんです。本当に気に入ったものを自分の目で選んで手に入れたい方なんです。」
と収束方向に向かう。
バツイチの友達に男性を紹介するためのメールのやり取りの中で
「つまらない男と付き合うより、いい男と友達の方がいいかも。 いい男と付き合うのが一番だけどさ!」
と私。
今週前半の激しいつまらなさと後半のとんでもない面白さの違いから、それを強く感じた。
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2005年01月29日(土)
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