超10万アクセス!,髪色問題,『太古八』,『なすび』,VIDEO『誰にでも秘密がある』


 昨夜家を出る前に99994だった日記のカウンターが、朝になって100016。
皆様ありがとうございます!
2001年2月1日から書き始め、4年4ヶ月にして達成。
しかし静かなものだった。キリ番ゲットの知らせもなく。パーティーなどやっても盛り上がらないだろうか?

 ギネス君はもう何年も所謂「ツーブロック」という髪型らしい。
悪くはないけど違うスタイルにしたらもっとかっこいいのにと思うが、本人は気に入ってるようだ。
「私も近々美容院に行くんだけど、何か希望はある?」と聞いてみた。
「坊主。モヒカン」とギネス君。
「本当に?いいよ、やっちゃうよ」

なんて話をして家に帰ったら、派遣会社社長から「こういうメールが来ています。どうしますか」とクライアントのメール転送。

> 桜井さんですが、仕事熱心でいい子です。
> 社内的に、外見で判断するので、できれば
> 髪の毛まだらに(赤・緑)染めるのをやめてもらう。
> ご指導できませんか?
> 普通に赤く染めるのはいいと個人的に思うのです。

またかい。しかしクライアントの偉い人も「いいねえ。自分で染めたの?」などと言っていたのだが。
話題になること自体嫌なんだろうか。やっぱり黒の坊主でいくか。

 開店前の『太古八』を訪ねて、太古八絵本の企画書に添付する絵を選ぶ。
見たことがなかったものもあり、読みふけったり、笑ったり。
予想より遥かに多くて面白くて、選ぶのに時間がかかってしまった。
『太古八』の前のコンビニを4往復してカラーコピー。

終了後女将さんが「喉渇いたでしょう。飲んでいらっしゃいよ」と言って下さり、羽賀さんが「お客さんじゃなくてね」。
恐縮しつつビールを頂く。

女将さんと母の話。母が『なすび』の千秋さんをナンパしていた、と言ったら女将さん爆笑。

今日はお客様が少なく、邪魔にならなくて良かったが、次々肴が出てきて、あらら。
もう帰ろう、と思ったら「お茶よ」と言って日本酒が出てくる。ええっ。

結婚記念日でいらしたご夫婦と話していた羽賀さんが「こっちへ来なよ」と言って、4人で食べ物、映画などについて。

結局もう1杯日本酒を頂いて、かも茄子と肉のはさみ揚げ?ああ美味しい。いいのだろうか?
いいのである。太古八絵本プロデューサーだから。やるぞ。目指せ女康芳夫。
康芳夫氏に「その風貌、まっ黄色なスーツの色、何とかなりませんか」という人はいない。
私も怪しく華麗なプロデューサーとなるのだ。わははは。
今はニート社長だけど。がははは。

 『太古八』から30歩の『なすび』は水曜定休だが、扉が開いていた。
覗いてみたら千秋さんが片付けをしていた。「飲んで。休みだからお金はいらない。」と仰る。
あらら。2軒ともご馳走になってしまうとは。
すごいね、誰も意図しない10万アクセスのお祝いって感じ。

5月23日の日記を読んだ千秋さんに
「お尻を叩かれたってどういうふうに?服の上から?」と聞かれたので、立って説明。
「私は立って彼の上着をハンガーにかけていた。彼は畳に座っていて、後ろからお尻を2回叩いた。
よく覚えてないがスカートの上からだったと思う。
彼はふざけてやったのだろうけれど、痛かった。
私は振り返って上から彼の頭を叩いた。彼は立ち上がってハンガーに掛かっている上着を着始めて『帰る』って言った」
「そうだったの。それを書かなくちゃ」
「はあ」
「そんなの、謝ることないじゃない。『帰れ』って言っちゃえばいいのに。」
「そしたら終わりですよ」

昨日の話。
「夜中の1時に呼び出されて、来るのが当然、みたいな感じで、私はデリヘルか?と思いました」
「そうだよ」
無料でいいやね。

お友達がブログで百年の恋が冷めるときを考察していた。
「かさぶた」という漫画は読んでないけど、私の恋も左足にある擦り傷のかさぶたが剥けたら終わりか?

映画『ミリオンダラー・ベイビー』の話。千秋さんは今日、羽賀さんは日曜日に見たと言う。私も見なくちゃ。

 今日は映画の日だったが見逃してしまったので、ヴィデオで『誰にでも秘密がある』を見る。
面白かった。イ・ビョンホン、見直した。
こういう、あっちもこっちも皆関係しまくってるのにドロドロしてない、みたいなラテン系のノリは好きだ。
日本版と韓国版はラストが違うらしい。韓国版も見たい。
2005年06月01日(水)

『ご近所さん』たち,ギネス君


 「GW後にまた飲みましょう」と言ってた日本酒『ご近所さん』から連絡がない。
なくてもいいのだが、断ったわけではないのでブログの感想など送ってみた。
「5月から仕事が始まるって聞いてたんで忙しいのかと思った」とのこと。いいえ、さっぱり。
じゃあ、今日の用事の後にでも飲みますか、となる。

 思い出して『ご近所さんを探せ!』キーワードから「夕張」をはずしたら、またパラパラとメールが来た。

中にどうもこれは前に1回会ってとんでもなかった人が、名前を変えて登録してんじゃないの?と思われるメールもあって、不気味。
最初のメールに

> (Hな誘いは絶対にしません)

って書いてくるのもかなり変だ。
極簡単な返信をしたら「今日池袋に行くので食事しませんか?」
このいきなりな感じ、横浜から、40代後半。むむ、これは。
前の名前が削除された日付けと、新しい名前を登録した日付けが同じ。絶対そうだ。断る。

 20時半ぐらいに用事が終わるだろう、と言ってた日本酒『ご近所さん』から連絡が来たのは22時過ぎ。
また今度、ということになる。準備万端待っていたのに。

 土曜日夕方に「また電話する」と言ってたギネス君はその後電話もくれず、私がちょこちょこ送っているメールにも無反応。
あまり期待はできないが「忙しい?会いたいわ」と言ってみる。

25時に電話がかかってくる。彼は「眠い」と言っているが、これはお休みコールではなかった。
私が「じゃあ、またね」と言って電話を切ると、すぐメールが来た。

> またねはない。

電話をすると「10分で来て」と言われる。この夜中に?
のこのこ出掛ける私。お化粧を落とさず、着替えないでいて良かった、などと思いつつ。

会いたかったから会えて嬉しいような気がした。
「なんで笑ってるんだよ」とギネス君は聞くけれど、甘い会話にはならない。
いじめられっ子がいじめっ子に媚びて微笑んでいるような感じ。

楽しくなかった。ギネス君は楽しいのか?
酔っ払って「来い」と言ってみた。言った通り来た。
でも嬉しそうではない。不機嫌な感じ。

二人でいるのに寂しい。孤独を感じる。
これは私が恋をしているからなのか?
それとも冷め始めているからなのか?
2005年05月31日(火)

『てしごとや』

 『やらぬ仲』の宇佐美君のモデルであるS君と池袋『てしごとや』。
池袋駅西口交番で待ち合わせ。15分以上遅刻。「想定の範囲内だよ」と言われる。

ニヤニヤとケータイの画面を見ながら立っていたS君。
本日「ゴミ0(ゼロ)の日」は彼のお誕生日。お祝いメールが届いていたのか?
「電話一本いいかな」
はいはい、お祝いコールですか。モテモテだね。
「甥っ子甥っ子」とS君。相当可愛がっているらしい。

2001年のS君の誕生日も私にとって思い出深いものがあるが、今日も面白かった。
この人の人生を見守りたい、一生友達でいたいと思う。

大手会社のエリート営業マンだった彼は、ある事件で殺されかけた。奇跡的に助かった。
職場に復帰したが、それまで驀進していた出世コースからは完全に外れた。
休みの度にタイに行ったり、女の子と遊んだり、適当にサラリーマンを続けてた。

ある日飛び込みで営業に訪れた会社で、社長に気に入られた。
聞いた事もないコンサルタント会社だった。社長は面白いオジサンだった。
上司に紹介した。役員に紹介することになった。副社長に紹介することになった。
そして偶然の出会いから半年のうちに、S君が連れてきた謎の会社の社長は、本社の社長と面会することになった。二人は意気投合、コンサルタント契約が成立。

今までほとんど話をしたこともない、雲の上の存在である社長と、その信頼を得たコンサルタントを結ぶのはS君。
会社はそのための部署を作り、普通ならコンサルタント会社から人を派遣するところ、S君が「好きに使って下さい」と提供され、今や会社の中枢にいるS君。オヨヨ。

「本社は大変よ、もう。Sって何者?って状態から、知らない人が『コンサル会社の社長はあの件なんて言ってる?』ってオレに聞いてくる。誰かと思ったら役員だった、とかさ。超有名人。」
コンサル会社の提案の3分の1はS君の情報・アイデアであり、それが日本有数の会社を動かしちゃう、ってすごいことになっているのに月曜日の18時半から私と飲んでるS君。
「わかんないもんだな。オレは何もしてないよ。これは運だよ」
ああ面白い。

S君は状況を楽しんでいるけど、非常にクールだ。冷めている。
「モテモテ?狙われてんじゃないのぉ?」
「そんなことないよ。年だし」
「社内の普通の女の子は怖がるかもね」
「多分そう。もう飽きたよ。散々遊んだし」
ほお。出世も女も、顔色伺ったりがっついてないところに転がっていくのかな。

「桜井さんは何してんの?」
と聞かれ、書類選考で落とされたとか、あくびでクビとか。ああ恥ずかしい。

お誕生日だけどS君がご馳走してくれる。
せめて何かプレゼントを、と思ったけど「欲しいものなんて何もない」。
2001年もそう言われて『やらぬ仲』の原稿をあげたんだっけ。
じゃあ、また書くか。『平成無責任男』とか。
2005年05月30日(月)

映画『日本のいちばん長い日』,『肉弾』

 「bukuの日」で池袋の映画館は1,000円。
新文芸坐では「追悼 岡本喜八監督の軌跡」を開催中。

『日本のいちばん長い日』を見る。
玉音放送を邪魔する動きがあったのは知っていたけど、こんなにいろいろあったとは知らず。勉強になった。

それにしても男ばっかり。皆かっこいいこと言ってるけど、ホントにこうだったのかなあ?

 『日本のいちばん長い日』の翌年、岡本喜八が「どうしても自分なりの終戦を撮りたい」と作ったのが『肉弾』。わかる気がする。

しかし「バカヤロー」って叫びたい気持ちは理解できても、映画として面白いかというとそうでもない。つまらなくはないけれど。

 母から、京都へ玉三郎の踊りを見に行こうと誘われる。
収入もないのに、遊んでる場合か?
それはいいけど、玉三郎は京都まで追っかけるほど好きではない。
母と二人で2泊3日は疲れそう。やめておく。

それにしてもいいなあ、母。私は母に元気を吸い取られているような気がする。
いや、人のせいにしてはいかんね。
2005年05月29日(日)

母のケータイ,矢沢永吉『アー・ユー・ハッピー?』,『千尋』

 朝5時、母から電話。この前の月曜日も5時過ぎに電話が来た。
出ると切れる。折り返しかけても繋がらない。嫌がらせかと思った。

昨日は昼に電話があった。
「あら、かけるつもりじゃなかったのに、かかっちゃった」
「あ、そう」
「ちょっ、ちょっと待って!」
着信履歴の見方を教えてくれと言う。
もう!母は2003年9月から今のケータイを使っている。以来何十回も教えている。
朝5時の電話も着信チェックをするつもりでかけてしまったのね。脱力。お母様ったら…。

 尊敬する人矢沢永吉の『アー・ユー・ハッピー?』をやっと読む。
永ちゃんは2001年のお正月にこの本を書き上げた。

「『アー・ユー・ハッピー?』ということばには、たぶん、『アー・ユー・ファイティング?』という意味が、隠れているのかもしれない。」

私は200年末で10年ちょっと働いていた会社を辞めて、多分同じ気分だったんじゃないかと思う。
「金は絶対じゃない」「幸せのレールは別にある」「絶対に幸せになる」「アイム・ハッピー!」

今はちょっと違う。「大事なのは自立だ」と言われたら「スミマセン」な状態。
永ちゃんはスゴイし、カッコイイし、たまらなく面白い。
でも「永ちゃんも頑張ってるから私も頑張ろう」とは思わない。
これが今だけの気分なのか、ずっとそうなのかわからないけれど。

永ちゃんの幸福論と、中島義道の不幸論と、どっちが真実でどっちが好きか、力になるか比べてみたい。

 ゴーヤ君を誘って谷中『千尋』。彼は一昨日も来たらしい。
今日は準備中の札を出して、常連客のみ入れるとか。

「今日はまた何で?」とゴーヤ君に聞かれる。
「もうすぐゴーヤ君のお誕生日だなあって考えてたら、待ちきれなくなったから」
「はあ、そうなんですか」
「それはそれ、これはこれだから」
でゴーヤ君お誕生日企画を練る。

「彼氏できたんですよね。おめでとうございます」とゴーヤ君。アリガトウ。
他いろんな話。
「つまらない話ですね。何でそんな話ばっかりなんですか」とゴーヤ君。スミマセン。
2005年05月28日(土)

桜井違い

 13時半、とある女性誌の編集者?からの電話で起きる。
「お仕事お願いしてますよね?」
「はい?そうなんですか?」
「今日いらして頂けるんですよね?」
「行けますけど、何時から行くことになってるんでしょうか?」
「午後1時からですが、まだ誰もいらしてないんですが」
「はあ、その仕事は○○に依頼されたんですよね?」
「私が直接発注したのではないですが、緊急の連絡先として桜井さんの番号を聞いたのですが」
「えーっと、話がよく見えないんで確認した方がいいと思うのですが、私が確認しますか?」
「じゃあ私の方で確認してみます」

その後音沙汰なし。派遣会社社長に電話してみる。
「それはきっと桜井違いだね。番号を間違って教えたんじゃないかなあ」
「そうなんですか。わかりました。では」
「ああ、あのねえ、別件で…」

ほんと、この間から肩スカシが続く。別件も、大丈夫か?

 時間があるのだから、イギリス陶芸本企画もガンガン進めればいいのに、企画書を1行書いて考え込んでしまう。
打合せから、もう1ヶ月経ってしまった。駄目だなあ。なんでだろう。
2005年05月27日(金)

『愛和の会・展』,『なすび』,『太古八』

 目白のバー『なすび』の千秋さんはかつてアイワで工業デザイナーをやっていたことがあり、そのメンバーのグループ展『愛和の会・展』を見に新宿センタービル49階。
旅行会社のクラブハウスが会場で、晴れた日に来て良かった。
まだ明るかったが、夜景もきれいだろう。

日本で初めてラジカセを開発したのはアイワで、千秋さんもプロジェクトの一員だったらしい。
展示してあるラジカセと千秋さんの作品を見ていると、頭の中で『地上の星』が流れる。

 太古八絵本の話をしに『太古八』に寄る。
女将さんに「さっきお母様もちょっとお見えになったわよ」と言われる。
『愛和の会・展』も母が先に行って、『なすび』で私を待っていた。

先週土曜日に母と喧嘩になって、私は新座に泊まらず帰ってしまったが、その後、T叔父 VS 母と2人の叔父、の喧嘩になって、T叔父も追い帰したらしい。
叔父たちは、母に比べたら遥かにおとなしい人たちなのに。血気盛んな兄弟だなあ。

母の隣に、スペインのお土産を持って来たお客さんがいて、千秋さんに渡しているのに
「あら、それワタクシも頂きたいわ」とおねだりする母。お酒を一口もらった。
「あ、これ知ってる。有名よね、美味しいのよー」とオイルサーディーンももらう。
そして紙包みの箱を開けさせ「まあ、チョコレート。ブランデーに合うのよねえ。ん!美味しい!」って、全部味見してる母。私も頂いたが。

太古八絵本の企画を千秋さんに話したら「いいんじゃない」と言われる。やるぞ。

 食事をしに『太古八』。2軒とも母上様にご馳走になる。

羽賀さんに「この間のギネス君、どう思いました?」と聞いたら
「そういうことを人に聞く時点で、もう自分で決めてるんだよ」と言われる。
そうかな?羽賀さんには「いい男と付き合いなさい」と言われているし、羽賀さんはいろんな人を見ているから、参考に聞いてみたのだが。

身に覚えはないけど、痣があると言ったら、母が
「何それ?覚えてないの?やめなさい、そんなの」と呆れる。

いや、彼にやられたのかわからないし。酔っ払って転んだのかもしれない。

 結構いろいろ食べて、極上そうめんで締めたのに、家で抹茶クーヘンとポテトチップ一袋。
これもある種の自傷行為みたいなもの。やばい。
2005年05月26日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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