TBS『はなまるマーケット』,映画『ミリオンダラー・ベイビー』,『KFC』


 5時過ぎに寝て8時半の電話で起きる。愛媛のAさんだった。個人的な電話をもらったのは初めてかもしれない。
何事かと思ったら「今日のはなまるカフェは藤原竜也でした」。
「へ?でした、ってことは終わっちゃったんですか?」
「いいえ、これからです」
私はまだ寝ぼけていた。Aさんが終わってから電話をくれるなど、ぬかりがあろうはずもない。
「おお、それはありがとうございます!」
飛び起きてテレビをつける。
「いやーん、嬉しい!ところでご結婚おめでとうございます」
と頂いた電話で祝辞。
「あと、日記も読んで頂いて、掲示板にメッセージもありがとうございました」
と頂いた電話でお礼。
「いつもね、読んでますよ」と優しいAさん。
「ホントにありがとうございます。大好き!チュー。どうぞお幸せに!」

さて、朝から藤原竜也。いよいよ登場。ムフフ、きれい!と思ったらまた電話。
「6番、見てる?」
母だった。
「見てる見てる」
「じゃあね」
始まってからかけてくるのが母だ。有難いが。

藤原竜也がお金の話をするのは意外な感じだったが、庶民的でいいやね。
母親を「お母さん」と言うのはどうかと思うが。
しかしいいなあ、こんな美しい、才能ある息子がいて。お母さんもきれいなんだろうか。

 私の周りでは一番話題の映画『ミリオンダラー・ベイビー』を見る。
『ガールファイト』みたいな話だろうと思ったら、もっと深かった。
確かに『ミスティック・リバー』よりはいいけれど、どうもよくわからないのは、私がキリスト教とかアイリッシュ・カトリック的考え方を知らないからか。

涙もろい私は大泣きするかと思ったらそうでもない。
なんか、スターとかチャンピオンの傲慢さを見せられているような気がするのはあまりにひねくれているかしら?

良い映画だと思うけど、やはり『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』の勝ち。

 『ミリオンダラー・ベイビー』を見たら、無性にハンバーガーが食べたくなって『KFC』。
映画の雰囲気ではないけれど。

 映画の間はロサ会館1階にあるスタンドで買った、黒い大きなタピオカ入り豆乳350円。
台湾っぽい。甘さも程よく美味しかった。

 帰って『赤い疑惑』を録画中のPCで作業をしたり、テレビで他の番組を見たり。
深夜になってヴィデオを見ようと思ったら、まだ「録画中です」。
あれ?予約録画失敗!ふん、再放送があるぜ。
2005年06月22日(水)

I君,ギネス君,『フィフティーン』5話,『檸檬屋新宿』,縁談?


 I君と昨夜の続きをメールで。

「話ならいくらでもするわ。でも他の人で埋めようとするのは間違っているような気もするけど。」

> そうだろうね。
> きっと桜井さんの言うとおりだと思う。
> またお話しましょう。誘うから。

どうやらわかっているらしい。
しかし人はわかっていてもやってしまうこともあるし、わかっているのにできないこともある。
Tと話す前にもう1回対策会議をしておいた方がいいかも。

I君と話してわかったこといろいろ。
私は押しの強い人に弱いのだが、I君の押しには負けない。
私はI君の穴ぼこを埋めないし、私の穴ぼこを埋めるのはI君ではない。
穴ぼこは自分で埋めなきゃだめなんだ。

 私はギネス君の押しの強さに負けたのかと思っていた。
会った時は他にも興味がある人がいた。でも、そのかなわぬ恋の寂しさをギネス君が埋めてくれたわけではない。
私は初めからギネス君が好きだったんだ。彼もラッキーだったし、私も大変ラッキーだった。
これもI君との話から再認識。

ギネス君とは出会いの日を含めて1月半で3回偶然会った。近くに住んでいるから特別なことではない。
関係はすっかり終わっているけど、これからもバッタリ会うかもしれない。

笑顔で挨拶したいと私は思っているが、ギネス君はどうだかわからない。一応伝えておく。

「もう会わない?だとしてもこれは言っておきたい。
私はナンパされても他の人なら部屋には行かなかったし、寂しくてついていったんじゃないわ。
とても好きだったからよ。
すごく楽しかったわ。ありがとう。
ギネス君もそう思ってくれてたらいいんだけど、傷つけてたらごめんなさい。」

 昨日の日記を書くのも非常に恥ずかしい行為だったが、『フィフティーン』を公開するなんて言うんじゃかったと、激しく後悔した第5話をアップ。
羞恥心は麻痺しちゃいけないけど、負けちゃいけない。このタタカイは辛いけど面白い。
恥の感覚も非常に個別なものだから、人も面白いと思ってくれれば嬉しいのだが、どんなもんでしょう?

 サエジマニア(冴島奈緒ファン)のOちゃんが、この日記を読んで『檸檬屋新宿』に興味を持ったらしく「ふらっと行ってみる」とのことで、私もお邪魔してご馳走になる。

他にお客さんは来ず、Oちゃんの会社の、笑い声の大きい元気な若者と住枝さんと4人で飲む。
次第に壊れる住枝さんとCDMDデッキ。
若者に何度も握手を求め、抱きつき、「おいぃ!俺は58やど」と叫ぶ住枝さん。

私にも「踊ろう」と腕を掴んでくるので「嫌です」。
「何でや?」
「踊りたくない」
って、何で壊れたCDで踊るの?とこちらが聞きたいが。

 母から電話。「明日の夜は暇?」と聞かれる。「映画を見るけど。なんで?」
「あんたにいいんじゃないかって人がいるのよ」
「どんな人?かっこいいの?」
「素敵らしい。名前も知らないんだけどね、もの書きらしいわよ。水曜日に東久留米の店によく飲みに来てるんだって。お酒と美味しいものが好きなんだって。だからあんたも明日、来れたらと思って。いや、確実に来るかわからないんだけど」
「なんじゃそりゃ。わざわざ行って、来ないかもしれないの?幾つ?」
「42、3らしいわよ。結婚はしたことないんだって。」
「よくわからん。私は会ってもいいけど、向こうは全く興味ないかもしれないんでしょ。写真とかないの?」
「ない。あんたの写真見せてもいい?」
「いいですよ。お母さんがその人先に見といてよ。誰に似てるとか」

世話焼き婆の母が、いよいよ娘に縁談を持って来てくれるか。
「あんたは無理」と言われていたが、初のお見合いとなるか?ムフフ。
2005年06月21日(火)

『北海から来た男』,『隠居邸』

 21時半過ぎ、I君からメール。

> 一杯、飲まない?

先週15日のこともあるので、

「帰っちゃったはなしよー!」

と釘を刺しておいて支度。

新婚の妻Tも一緒かな、と思ったらI君一人だった。
一杯ならバー『OASIS』にしようと思ったが、ちょっと食べたいとのことで近くの居酒屋『北海から来た男』に入ってみる。

Tとの新婚生活について。今年のお正月に3人で約束したテーブル、パソコン、テレビはまだ買っていないらしい。
そりゃないぜ。
理由を尋ねる私に「ぐうの音も出ません」「いじめてない?」とI君。
「いじめてないよ。説教してるわけでもない。心配してるんだよ。理解しようと思って聞いてるの」と私。

仕事で疲れて引越しも出来ないと言う。
「じゃあTにやらせればいいじゃない。家庭のマネジメントは主婦の仕事でしょう。不安だったら私が一緒に不動産屋に行ってもいいよ」と私。
「そうか」とI君。

ギネス君の話、私のニート状況の話。

 24時閉店で追い出されて、駅まで送ろうと思ったら立ち止まるI君。
「一緒にいようよ」
「帰らなくちゃ駄目よ。Tがいるんでしょ」
「いないよ。家出しちゃった」
「へ?そうなの?じゃあまあ話をしよう」
「部屋で話そうよ」
「やだよ。お店に行くよ」

西口方面に歩く。
「Tの他に誰かいるの?なんで仕事ばっかりなの?Tに会いたくないからいつも遅く帰るの?」
「違うよ」
「何のために結婚したの?」
「いじめてるでしょ」
「いじめてないよ。わかんないから聞いてるんじゃん。20年来の友達で日本語で話していても理解し合うのは難しいんだから、Tには過剰なぐらいの愛情表現が必要なんだよ。頑張れ日本男児!」

ラブホテル街に歩いていくI君。
「そっちには行かないよ」と私。
「行ったことあるよね」
「あるよ。覚えてるよ。でも何もなかったじゃん」
「同じだよ、20年前と。話をするだけ」
「行ったらTに話す?」
「話さない」
「じゃあ行かない。Tに言えないことはしない。前に私の部屋に泊まった時も私は(略)君に言えないことはしないと言ったよね」
「あれは10年前だよ。10年前も『10年後に』って話したんだ」
「じゃあまた10年後に話そう」

 そして朝までやってる居酒屋『隠居邸』。
「Tのことどうするの?このままじゃ終わるよ」
「話すよ」
「何て?」
「桜井さんの言うとおり、引越しは彼女にやってもらう」
「引っ越して、欲しいもの買って、でもI君は疲れて死んでんでしょう?」
「そう」
「そんなのやだよ」
「土曜日まで。日曜は頑張る」
「何のために働いているのよ」
「生活のため」
「Tには何を求めているの?」
「家庭が欲しかったんだよね」
「どういう家庭よ」
「家に帰ったら人がいるっていう」
「子供作れば?」
「まだやだって言うんだ」
「まあそうだろうねえ」

「その胸は偽物?」と尋ねるI君。
「うん?ちょっと(パッドが)入ってるかな」
「記憶と違う」
「なんで記憶があるのよ。見てもないのに」
「見たよ」
「また言ってるよ!前もそう言って私を激怒させたじゃん。I君が謝ったよね」
「それはあんまり怒ったから。でも見た」
「いつよ!あのラブホテル?確かお風呂がガラス張りだったね」
「そう」
「それは覚えているけど、何かした覚えはないよ」
「酔っ払って忘れてるか、記憶を抹消したんだよ」
「え?そうなの?」

寒気がした。
「……あーなんとなく帰り道『何事もなくて良かった』ってずーっとつぶやきながら帰ったような気もする。無理矢理忘れたのかね?」
「そうでしょ。ちなみに見ただけじゃない」
「げ!触ったかね!」
「触っただけじゃない」

吐き気がした。
「うえっ」
「うえってなるのは、やっぱり従兄弟みたいな感覚だからかな?」
もう止めてくれ。分析しないで!思い出さないで!
「レイプされた人って、このイヤーな感じのもっと激しい嫌悪感なんだろうね」
「……そうかもね」

ああ嫌だ嫌だ。忘れたままでいたかった。というか未だに「本当にそうか?」と思っている。
私が忘れたのかもしれないが、実はI君の思い込みかもしれない。もはやそれはどっちでもいい。
今も多分当時も私にとってI君は大切な友達だが、性的興味は全くない。
I君にとって今大事なのはTじゃないか。もう!

お酒の弱いI君は睡眠不足で眠ってしまう。私はTにメール。

「いま、I君と、はなしてました。
Tはいえをでたのね。
I君はTをあいしてるよ。
うまくいくといいけど、Tはたいへんだよね。
ふたりのしあわせいのってます。」
 
1時間弱眠っていたI君が目覚めて、タクシーで送ってもらって帰る。

 日記を調べてI君にメール。3:15。

「85年12月30日でした。行った場所はわかるけど、それ以上はわかりません。一つ明らかなのは、クリスマスに(略)君に振られているのだな。年を越して仲良くなるんですが。
まあそんなことより、今愛する人のことを考えないと!家庭は結婚して出来るものではない。一緒に作るものです。」

12月30日は日記帳の最後のページでメモのみ、私の気持ちは書いていなかった。
I君については別の日に、良い人だし楽しいけど「恋の対象じゃない。っていうのはお互い一緒なんでしょうねえ」と記述あり。

そして10年後は95年3月3日。
部屋に泊めたのは近所で飲んでいたら大雪になってしまったからで、当時私は元内縁夫と熱愛中。
日記には「108歳になってもI君にはそういう感情は起きない気がする」だって。

もう寝てるかと思ったI君から返信。3:21。

> 裏返しにパラレルだったの、覚えてる。(略)さんだね。
> だからあのときはおなじだったんだよ、だれかに埋めてほしい穴ぼこの大きさが、きっと。

私は埋めない。
2005年06月20日(月)

映画『ラヴェンダーの咲く庭で』


 19:15から渋谷『ライズX』でブラジルのドキュメンタリー映画『バス174』を見ようと思って、19:00に着いたら完売。
途方に暮れる。

 定価で見るのは悔しいが、仕方なくル・シネマ。
おお!いつから始めたのか知らないが、ここも日曜日最終回は1,000円ではないか。素晴らしい。
『ベルリン,僕らの革命』とどちらを見るか迷って『ラヴェンダーの咲く庭で』。

以下ネタバレあり。

イギリスで謎のピアノマン騒動があったお陰か、地味な映画だが大ヒットみたい。いい映画だった。

昨日の日記に書いてしまったが、24歳はあり得ない、とか言ってる場合じゃない。
まあ映画の世界、おとぎ話ではあるわけだが、才能溢れる若い男が流れてきたら真っ先に看病せねば、と心に決める。

そして、結局才能溢れる男はそれを伸ばしてくれる女、自身も輝く何かを持っている女(この映画では、著名な音楽家の兄を持つ女流画家)と一緒に行ってしまうのであるから、私もこんなことをしている場合ではない。

と知ってはいるのだが、一瞬の邂逅であるところがいいのかもなどと考え、日々ダラダラと岸を眺めている私。
2005年06月19日(日)

『ネプチューン』in 新座,『勇寿し』

 昨夜2時頃畳で寝てしまい、着替えて3時頃ベッドへ。5時過ぎに目覚めてお風呂。体操に行く母は既に起きていた。
もう一度寝て10時に起きて始動。

掃除、宴会準備、それに15日に見逃したTBS『赤い疑惑』の再放送があると知って、その時間は宴会中なのでヴィデオ録画予約。
しかし私は初めて触る機械。マニュアルがどこにあるかもわからない母。「使ったことないもん」て、威張ることか?
「リモコンはどこよ?」
「リモコンて何?」
脱力。何とか予約できたものの、ちゃんと見られるか心配。

 13時、母の元同僚の男性たち5名、皆さん一緒にいらっしゃる。
定年退職した人、現役の偉い人、私が大変お世話になった先生、『檸檬屋新宿』のお客さんでもある方も。

お料理はほとんど東雲のシーフードレストラン『ネプチューン』からお取り寄せ。
タラバガニ、伊勢海老、鯨、ウニ、イカ、鯛、鰹、青柳、もずく酢、筍米沢牛煮、トコブシ煮など、7人分注文したらしいが10人前ぐらいありそうな勢い。
「私の素敵な彼が届けてくれたの!」と母。

お客様が持ち寄りのビール、ワイン。
私の大学ゼミの先輩がやってるワインショップ『プティットメゾン』で選んだワイン。他いろいろ。

「あれ?お母さんは?」とお客様。
「彼氏と話してます」と私。
外壁塗装のHさんが来ていて、3時のお茶タイムをしていた。
「彼氏がいっぱいいるんだねえ」と皆さん。
お客様は皆教師なので、昔気質の棟梁であるHさんに興味をもって話し込む。
作業を終えたHさんに「一緒に飲みましょう」と声をかけ、宴会に入ってもらう。

お一人は帰られて、母とHさんと3人のお客様は志木へ飲みに出る。池袋へ帰る私はMさんとタクシー。

 Mさんに池袋西口のお寿司屋『勇寿し』でご馳走になる。

「真理さん、今一人なの?うちの息子どう?」
「お幾つなんですか?」
「24」
「24!無理ですよ!私はいいですけど、あり得ないでしょう」
「そんなことないよ」
『赤い疑惑』の藤原竜也は23歳。ギネス君は29歳。年齢に拘りたくないとは思うが、難しいんじゃないかなあ。

でもなんか、このとうもろこしヘアは不思議とオジサマ方には好評だ。
本日一番高齢のTさんも「君、色っぽいねえ」。

 Mさんが家までタクシーで送って下さる。ご馳走様でした。
2005年06月18日(土)

東久留米『リサイクルステーション』,新座


 実家の近くにアジア家具と雑貨の店があるから見に行こう、と母に誘われて新座に行く。
母の運転で東久留米『リサイクルステーション』。
1階が家具・家電のリサイクルショップで2階にアジア家具・雑貨店とマッサージサロン。
欲しいものも気になるものもない。

 実家で野菜中心の晩御飯。ビールと焼酎を頂く。
家の外壁塗装をやっているHさんが来て、3人で飲む。
Hさんは他の飲み会の予定も入っているらしいが、母に「止めなさい、行っちゃ駄目」と言われている。

「私も他に飲みに行こうかな」と言うと「行くかい?」とHさん。
「いや、別のところに」
「帰るの?冷たいわね」と母。
しかし明日も実家で母の友人たちとの飲み会でホステスをしなければならないので、泊まることにする。

母とHさんは飲みに出掛けて私は留守番。一人で飲む。

 帰ってきた母とTBS『R30』を見る。酔っ払ってほとんど寝ている母。
「聞いてるわよ」と言って目を閉じている。
2005年06月17日(金)

あクビ後遺症,『STARBUCKS COFFEE』,『BECKER’S』


 研修中にあくびをしてクビになった会社を紹介してくれた派遣会社からは、もう仕事を紹介してもらえないだろうと思った。
ところが相変わらず紹介メールが届く。しかもクビになった会社の募集まで。

ならばと思って2件ほど応募してみた。連絡なし。
紹介メールが届くのも、応募しても連絡が無いのも、機械的対応と見た。

問い合わせてみるべきか、紹介は成立しないものとするべきか。
次に興味がある仕事の話が来たら考える。

 21時半『STARBUCKS COFFEE』で、ささきもと子さんにバッグデザインのラフ案を見せてもらう。
3案あってどれにするか決まらないうちに閉店時間となって追い出される。

 『BECKER'S』に移動して続き。太古八絵本について、もと子さんに相談。アドバイスをもらう。
再びバッグ案について。決まらない。

もと子さんは風邪気味、私はもと子さんの作品「さやえんどう」を何回も「空豆」と言ってしまうボケぶり。
もと子さんの提案で、やっと「じゃあこれで」となる。24時解散。
2005年06月16日(木)

抱茎亭日乗 / エムサク

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