ぼんのう
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2002年09月14日(土) ばしゃみち

社員が増えてきたので、新しく事務用机や椅子を用意しなければならなくなった。仕事のついでに、東久留米市にある中古オフィス家具屋まで車を飛ばし、値段や在庫を調べに行く。

中古オフィス家具に行くと、つくづく世情を感じてしまう。
こういう所に置いてある在庫は、会社が新しい家具をそろえるということで売ったものか、会社の倒産品のどちらかである。
家具に社名と品番、破棄に関しての日付がある場合は前者で大抵ボロだが、異様に綺麗な家具に関しては殆ど後者だと聞いたことがある。

・・・
殆ど後者の家具ばかりのような気がするな・・・。

特にパソコンをメインに使うためにあるオフィス机の在庫が異様に多い。
大抵それらの家具は異様に大きく(それだけ広い事務所を構えていた)、デザインばかりが凝っているのに実用性に乏しく(株主への“見せ”として、かっこいい事務所に入れていたんだろうな)、新品同様であったりする。

・・・
ひどい虚無感が、ここにある。
えもいわれぬ恐怖を感じる。
この広い倉庫に積上げられているのは、騙して騙される大いなる虚業の墓碑の数々なのかもしれない。

それにしても、なんという暗さだろうか?
気分が重い。
身体も重い。
なんだ?
泣き声が聞こえる?
それも下の方からだ・・・
何かの亡霊が我輩に飛び掛ってきたというのか?
なんということか!
早くここから逃げ・・・

ぐうううう


・・・単に腹が減っていただけであった。
このネタ、以前にも使ったことがあるような気がするぞ。

大体の値段を調べ、車で帰宅しようとすると、途中で目に入ってきたのは

焼肉

しかも

馬車道

迷いも無く、駐車場に入る14年選手のフェスティバ。


入り注文する!
しかしここに大いなる誤算!

袴姿じゃない!

おお!ジーザス!
あれは夕食だけの時間サービスだというのか?

「いえ、うちは『馬車道』系列ですが、お安くご提供する店でして、袴ではございません。」

にっこり説明する作務衣姿のウェイトレス。
33の独身男の怪しい質問に、その天使のような微笑みは我輩の心を突き刺して、ハツみたいにジュージューと音を立てている。
ワケのわからない文章が続いているが、ここは「馬車道」の中の格安店で、「すかいらーく」の「ガスト」にあたるような店らしく、そのためコストも色々抑えているらしい。
袴も考えてみたら、洗濯代もかかるだろうしな・・・。



軽い敗北感を味わい、帰宅する。
仕事やる気、のーなっしんぐ。


2002年09月13日(金) 13にちのきんよーび

わたしはじぇいそん。
こりずによみがえるさつじんき。

今度は宇宙ですか、ジェイソンさん。
ご冗談でしょう、ファイマンさん。
リハビリがんばってください、スーパーマンさん。
それでも元ヤンキーでしょ、ウルトラマンさん。


・・・荒川工先生のギャグパクリは難しいです。
MSNの占いでは、今日も最悪の日、と出ていたので、仕事だけを慎重にこなす。というか、昼休みもなく、自分で作ったオニギリを頬張りつつ仕事をしていた。お尻が椅子の形に変形し、一体化しようとしていた。

そんな一日であった。


今まで弊社の広報宣伝をやっていました「あゆみの日記」の山浦あゆみ嬢、本日寿退職することとなりました。
嫁ぎ先は名古屋だそうです。
豪華な結婚で有名な名古屋!
ぜひとも披露宴は
マウンテウン
やってください。
万難を排して行くぞ!
そして多分死ぬぞ!
(をいをい…)

いや、本当に長い間お疲れ様でした。
そして
結婚おめでとうございます!


2002年09月12日(木) 暑…

新プロジェクトの制作開始に合わせ、原宿まで資料素材の写真を撮影しに行く。CGチーム、企画の総勢4名でのロケハンであったが、

暑!!!


脱水症状と、原宿表参道を歩くと必ず感じる強烈な頭痛に苦しみながら、資料素材の撮影を続ける。

これからも怪しい4人組を見かけても、警察に連絡しないでくださいな。


夜、新しく入ってきた広報宣伝、CGデザイナー兼HP製作、全員女性の歓迎会を開催。
8杯くらい酒を飲んだけど、何故か全然酔わない。
青汁パワーか?


2002年09月11日(水) 一つではない

ニュース23でNY同時多発テロの特集をやっていたが、あまりにもお約束な電話アンケートをしていた…

 「アメリカに正義はあるのか?」

ニュース23の報道姿勢を見せられれば、99%が「NO」と答えるに決まっているだろ?あーあ、案の定…こういう操作も、あからさまで逆に笑えるな。

でも逆に我輩はこういう質問をしたい。

 「アメリカは、その外交活動を問わず、好きですか?」

どういう回答結果になるんだろうか?
アメリカを憎む連中も、その実はアメリカで暮らしたくてしょうがないコンプレックスの塊なのではないのか?…そう思うぞ、最近。

それにしても逆にアメリカのよさを感じさせるのは、テロを憎み報復する感情がある一方で、テロそのものが何故起こったのか?…と自分の国を改めて見直し、先に進もうとする精神。またテロに対してのブッシュ政権(誤解ないように言うけど、我輩はテロに対しての戦争には賛成だが、ブッシュ政権の一連の政策には反対している。そもそも我輩は、民主党支持者だ)のやり方にも、自由に言い合える事…これが他の国に見られるのか?ましてや日本にも見られるのか?日本において、発言の自由は本当にあるのか?…逆に問いたいな。


あれから1年。
故郷が攻撃を受けて1年。
今厳粛に想起したい。
そして、この国は命をささげるのに相応しいのか?
それを問い直す時期にきている。


2002年09月10日(火) 奇妙な光景

JR中央線の中で、我輩からすれば非常に奇妙な光景があった。
新宿あたりでアベックが乗ってきた。
電車の中の席はほとんどが埋まっていた。
あ、いや、一人位座れる個所がある。
アベックが近づいていく。
男の方がさも当然のように、彼女を立たせて自分だけシートに座る
女性の方も歩き疲れている感じであったが、それにしても
何?あの男は?

正直な話、あまり『男らしくあれ』という考えは好きではないが、最低限のルールというのがある…それは厳格なレデイーファースト、そして年長者、弱者優先の考えである。

あの男は、どんなモノを食って生きてきたのか、知りたくなってきたな。
しかし残念ながら、これがコスモポリタリズムを強硬なまでに拒む日本の姿であるのかもしれない…気の小さい連中が支配する構造が。

自らの弱さを、他人への暴力で隠そうとする連中。
自らの能力不足を隠す為に、年少者に暴言を吐いて、少しでも優位に立とうとする連中。
「席を譲らなかっただけで暴力や暴言は見られないけど?」…と言うなかれ。
相手の苦痛を少しでも気遣い、和らげようとしない行為もまた、暴力なんですぞ。

それにしても、怒りは出ない代りに、こういう連中の将来が心配になる、そんな午後の昼下がり…。

へんな日記にまたなってしもうた。


ANDY 山本 |HomePage

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