ぼんのう
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したいところではあるが、それは出来ない相談だセニョール。 現在進行形のゲーム企画に際して、横浜まで取材に行く。 何を隠そう、横浜のど真ん中まで来るのが、10年ぶりであったりする。前の会社にいた頃は、新型PC用デバイスの開発で新横浜までは何度か往復したことはあったのだが、イメージとしてある中華街は、本当に10年ぶり…。何故行かなかったかと言えば、当時行くだけでも大変だったという記憶があったためと、生来の出不精が重なった結果によるものである(そのクセ、海外逃亡は繰り返しているんだから、笑ってしまうわいな)。
んなワケだから、一人で行動していたら、路地裏に迷い込んで、最悪の場合は蛇頭が出てきてこんにちわ、おっちゃん饅頭の具になりましょう…となりかねない。握るステッキに更なる力が入り、中華街に降り立つ!
… え?
…な…なんか、10年前のあのゴミゴミゴモゴモとした雰囲気が 皆無 なんだけど…
すっかりと見事なまでは観光地…ナムコの建てた中華風の巨大アトラクションをスタート地点に、綺麗さっぱりになっている…。
いやいや油断してはならない。 絶対何かあるはずだ(何が?)。 10分間佇むが…平和そのものだ。 土曜日であることもあって、我輩含めた観光客も多い。 …おかしい…何か違う。何だろう…
ブブー! キキキキー! ブロロロロロー!
中華街で働くChina人の車の運転。 近くの観光客数名を轢きそうになるシーンを目撃。
ああ、これねえ♪
綺麗になっても、このルールの無さがないとな。 広州を思い出すなあ。
根本的に何か違いますか?
さてさて、この中華街を案内していただくのは、漫画家の木村嬢。 関羽廟でお参りし、回転飲茶で舌鼓を打ち(ウマー)、手相占いをし、大変洒落ていて落ち着いたたたずまいを見せる茶房でマターリと時間を過ごす。
ああ…
本来、仕事で来るはずなのだが、すっかり忘れてしまうなあ…ああ、でも忘れてはいけないけど…このまま帰ってもいい?このまったりとした時間の余韻を楽しみたいのー…
我輩の現在には許されるはずもない。
さて、本命の場所に到着。 場所は日本丸。
撮影しまくる。 途中で案内の人が親切丁寧に色々教えてくれる。
それにしても日本丸かあ…。 我輩がガキだったころ、ニューヨークで世界の帆船が来るという行事があった。その案内が来たのだが、案内だけで船内に入る事のできる入場券というのは原則なかった。 ところが我が母が我輩を連れて行き、ゲートで見張りをしていた地元の警察官に日本語で書かれた案内を見せたところ、警察官が
「ああ、招待状かな?日本語わからないけど、日本人らしいし、まあいいか」
ということで、中に入れてくれた。
…もしかして、我輩の行動パターンって 母親譲りか?
夜、カラオケを楽しみ、横浜カレー博物館でカレーを三人前食い、台風の余波の大雨を避ける為に喫茶店でゆっくりする。
ああ…いい一日であった。 考えてみたら、これってデートだよな?
| 2004年09月03日(金) |
やたらにウィルスが来るね |
今回のウィルス、やたらに来るね。ウィルスチェッカーが事前に弾いてくれるから助かるけど。 聞いた話では、感染されてしまった場合、登録されているメアドに自動送信されるそうだが、先方にチェッカーがある場合、そのまま送り返されるみたいだ。
以前、GAEと付き合いのあるCGの某氏が
「山本さんからウィルスメールが来ましたよー」
と言っていたが、断言しよう。
そりゃアンタのPCに問題があるんだよ!
いちいち説明したりするのがバカらしい。 さっさと仕事を終えて、行きつけのバーでスコッチを飲んで帰るとするか。
| 2004年09月02日(木) |
ふと思ったけどな・・・ |
何気にTVでニュースを観ていたら、こんなのが・・・

アナウンサーが「キチガイ」と不自然なイントネーションで説明していたのには笑ったけど、それにしたって、おかしな話だ。
スターリン時代のソ連などだったら、都合の悪い言葉が狩られるであろう。 Chinaだったら、表現の自由なんか存在しないし、北朝鮮ならなおさらの事。
なんで日本にもこのような言葉狩りが存在するんだ? 時の権力が封殺するのか? いや、海外の一部の勢力と売国奴が封殺しているんだろうな・・・
| 2004年09月01日(水) |
少しばかり真剣に検討してみる・・・ |
最近、流行と言えるかどうかは別として、話題になっているのが社会人大学院なるもの・・・会社勤めしながら、サテライトキャンパスやインターネット等で勉強をし、修士学位を取るというものだ。 最近の大学教育は一種のビジネスと化しているから、人気の高いMBA(経営学修士)が中心らしい。以前ならMBAを取得するとしたら、本場アメリカまで留学する他良い方法はなかった。バブル全盛時代、アメリカの大学分校という形でいくつか建てられたが、その殆どが撤退した・・・代わりに新潟では国際大学というのが建てられ、世界的評価を受けている。
さてどうしたものか・・・我輩自身、信じられない事であるが、この学問を修めたいと考え始めている。MBAが現在のグローバル経済の基本条件であるという理由は、しかしながらこの欲求の回答ではない。ただ、ゲーム制作全般において、現在一番求められていること・・・それは、冷徹な市場分析(それがたとえ、衰退に向かうという判断が下されようとも)が欲しいのだ。
現場の欲求にただ応えることを続けていれば、昨年の東京ゲームショーのような、業界全体恥ずかしい展開となってしまう。
無論、我輩はMBAを得る為の教育過程とその思考プロセスを過大評価するつもりはない。MBAは現在の非人間的な経済効率を生み出した元凶であるのは間違いないが、そのプロセスが万能薬であるのは間違いだ。アメリカ経済が幾度も混乱に陥り、その短視眼的な計画性に問題がありすぎることは確かだ。ただ、ベターな選択としてのツールがMBAであるとすれば、真剣に考えてしまう。業界全体の衰退を予測する為に・・・それを乗り越える施策を考える為に・・・。
| 2004年08月31日(火) |
早すぎるもので・・・ |
8月も終わり。 いやあ・・・仕事をしていても早いと感じるし、仕事を全くしていなくても早いと感じてしまう。 年齢を重ねてしまうと、時間の経過が恐ろしいほどに早くなるとは聞いたことがあるが、そんなもんなんだろうなあ・・・でもそのことに、全く焦りとか感じないのは、少なくとも老けていないことの証明になるのかな?
某版権企画を立ち上げたのだが、今日、自分の手で正式にその企画を安楽死させた。理由は何となく、過去の「イノセント・・・」に似ているかもしれない・・・と感じたからだ。「イノセント・・・」は亡きDC版シナリオが豚の餌にもならないくらいに腐っていたが、死においやった版権企画はシナリオが肝になる・・・もうあの辛い日々は繰り返したくない。
それ以前に、漫画家とゲームビジネスの間には、越えがたい溝が存在しているものであるなあ・・・と感じる。無論、漫画家の言い分も判る。自分の作品について、歪められてしまうという恐れを持つのは当然である。しかし、ゲームという文法において、漫画小説に限らず、原作の枠は壊さなければならない。さもなければ、ただのデジタル朗読ディスクでしかなくなるのだ。
会社としてキャラクターを持ちたい。 しかし我輩自身はあくまでも、組織の一員にすぎない。 作ったところで、同意するものはいないであろう・・・
いっその事、自腹で作ってしまおうか・・・
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