囁き
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元々カノと会うことになった。
とはいえ、貸してた本を返してもらって、借りてたCDを返すだけ。向こうが偶然横浜に来る用事があるから、会って渡して、それだけだろうけど。
怖い。
何故だろう。罪悪感、自己嫌悪、そういうのよりも、ただ、怖い。
今週の土曜日。きっと、何も起こらないんだろうけど。ひっぱたいて、呪いの言葉でも吐き捨ててくれないかな・・・
父方のほうの親戚の集まりがあった。肩身狭いよ、本当に・・・
大学に入ってないのは僕だけだし、何より、上の従兄弟二人は医学部に(浪人しながらも)しっかりと入ってる。六代目は二人のどっちかが継ぐだろうけど・・・医学部に行かないって公言してるからね。やっぱり少しつらいものがある。罪悪感っていうのかな・・・
父母双方合わせてでも、かなりの異端児なんだ、僕は。叔母なんかは、「新風を入れる、貴重な人材」とかいってるけどさ。僕くらいじゃ、どっちにも新風を招き入れることなんてできやしないよ。それこそ、滅茶苦茶な方法を使って、全てをぐちゃぐちゃにするくらいかな。でも、多分崩壊するだろうけどね。何より、家族は悲しませたくない。つらくさせたくないから。
まぁ、自分の選ぶ道。仕方ねぇかな・・・
こうやって日記を書くためにここに来るって言うのも・・・(笑)まぁ、あまり時間もないし、時間を見つけてくるくらいなら、いいと思うんだけどね。
嫌いじゃない。そんなに高くもないし、漫画も多いしね。内のパソとやり方が違うってのが、ちょっと難点かな?
そういう感じでの日記更新。まとめてにはなるけど、毎日ちゃんと手帳に書き込んでるんで、途切れることはない・・・ようにしたいとは思ってる・・・
なにを一体考えているんだか・・・
憎まれることは、僕が望んだ事。許されることなど、夢見るもんじゃないね。それのほうが、進んで行けると思ったんだから。
一度ついた嘘は、演技は続けなきゃいけない。途中で止めることなんて、なんのためにそれをしたのか、わからないじゃないか。許されること。もしあったとしても、そのときは、全てがばれてしまっている。
ただひとつ思うことは、元カノも元々カノも、僕が前から消えるときは、きっと憎まれているって言う話をしたことがある。それでもきっと、僅かでも怒りを抱えているだろう。憎しみを抱いているだろう。僕がそうなるようにしたんだ。信じることなんて、やっぱりなかったんだろうね。もしくは、信じていても、わかっていても止められないか。わかってる。そういうふうに仕向けたんだよ。
『M』にだけはこの事を洩らした。誰かに知ってほしかった。ただの感傷だよ。くだらないとは思う・・・けど、誰かに知っていてはほしかった。状況を知っていて、本人に絶対行かないからこそ、あいつには洩らすことはできたのだけど。知っているのは一人でいい。それ以上は必要ない。可能性は少しでも低く。ばれないように、気がつかれないように。
手を伸ばすな。全てを抱いて生きていくしかないんだ。始めたからには。
赤。 赤。 紅。
視界に飛び込んでくるのは、ただそれだけだった。わけもわからず、彼は空を見上げる。そこはただ漆黒。そのとき、頬を伝う雫に気がついた。透明な水、涙。それを拭い、大地を見る。
骸。
赤く染まった亡骸。虚無の目をこちらに向け、何も見ていない。それは、見知った顔だった。
「なにをみているの?」
一つが口を開く。彼は思わず目をそらした。しかし、そこにもある。虚無を湛えた目が。
「貴方がやったことから、目をそらすの?」
両の手は、真っ赤に染まっていた。絶叫。
「ありがとう、赤くしてくれて・・・だから、これが俺たちの礼・・・赤くしてやるよ」
骸が起き上がり、手を伸ばして彼に触れる。全身が染まる。彼の叫び声は、風の音にかき消されて己にすら聞こえない。
ごめん・・・
そこで目を覚ました。俺は、いつになったら許されるのだろう・・・?
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