乗り越えるべき丘は
もう少し先にあった
二人を白で染めるように
走ったその先は大きな丘の下
近づけば より高くて
遠のけば いつまでも同じ色
まわりをも白で染めるために
駆けつけたその足元は大きな丘の上
筆をおろせば色づき
混乱した空の華
頂上につけば佇み
困難に気付いた丘越え
越えられれば僕の創造通り
断念したならば黒い想像通り
吹きさらしのこの場所は
僕に凍てつく風だけ描かせる
もがきだした僕の心は
君色を求め恋する
強がる僕の心は
僕色で染めたくて愛する
色づき始めた僕を
どうか止めないで
重ねた声と音で
僕らの空を染めてみせる
今だけは
丘を越えることよりも
高いもの手に入れよう
2003年09月19日(金) |
有難うと伝えたいモノ |
僕の背中を見つめるモノ
辛すぎる傷や
限りない温もり
言葉を美しく飾るようだけど
何一つ偽り無い真実
僕が傷つけてしまったモノや
僕を傷つけたモノ
結局は自分が大切でも
それを大っぴらにできるか
それを隠し事にするか
全くと言っていい程
心の持ちようの違いの
素晴らしさを見つけた
僕の身体を過ぎ去るモノ
深く思い悩んだモノも
痛く憎しんだモノにも
身を粉にする覚悟で
有難うと伝えたい
今在る僕の有り難さが
生き方を物語る
感謝できるのは
何事にも乗り越えていく勇気と
今まで歩いてきた道のりの自信を
必要とする
またこれにも
精神力を必要とする
巡り巡る
強さと感謝と
弱さと難関と
だから
背中を見つめるモノ
僕を過ぎ行くモノに
心から有難うと
伝えたい