ひぽこんコラム

2005年09月24日(土) 華流って一体???

 追記(ってことでもないが)。…さっき『負け犬の遠吠え』を読みました〜。えっ?酒井順子ってさぁ〜とか言いながら読んでなかったのかって?ええ。大ベストセラーってなんか読む機会を逸してしまうもので、彼女のほかのエッセイはかなり読んでいるのですが、これは読んでいなかったですね〜。で。思ったこと。この本は2年前の秋に出版されたから、おそらく書いたのは3年くらい前?その3年の間に、日本はどんどん状況的にスサンできて、今この本を読むと「そうそう!ワハハハ」と思う部分もかなりありつつも(それは負け犬根性の部分ね)、でも3年前に負け犬と彼女が定義していた人々はみんなすごくリッチで、テレビドラマの『セックス&ザ・シティ』の台詞「5万円のジミー・チューの靴また買っちゃったぁ」に共感して、歌舞伎を楽しみ、旅をし、とすごく豪勢。豪遊してる。あれから3年。まぁ、リッチな人は相変わらずリッチなのだろうけど、30代、独身、子ナシ女…の多くは「働けど働けど我が暮らし楽にならず」な状況が増えている。私なんて最下層だから言わずもがなだけど、さらに過酷な状況になってるよなぁと思った。負け犬たちが生きるべき道はこの本のときからまた変わってきてるんじゃないのかなぁ?というのが感想でひた。…そう。この本は、あまりに「希望」がないんだ。でも今、人々が頼るべきは唯一「希望」って気がしたりするからさぁ。


 テレビを見たり、雑誌を見たりすると、最近「華流」って文字を見かけません?
 そうそう。韓流の次は、台湾、香港、中国のスターの時代!韓流改め、次は「ファーリュー」だって騒いでいるわけですよ、マスコミは。
 ま、実際に映画『頭文字D』とかがヒットしていたりする(と言ってもそれはアジアであり、日本ではどうなの?マンガは売れてるけど、映画はどうなの?)とか動きはあるみたいだけど、どうなんだろう?その安易な「アジア内異動」みたいのって???
 以前に香港映画ブームがあった頃、和田も遅れ気味にトニー・レオン様にハマってみたり(←今も好きです。トニー様。だってすごくいい俳優さんだから)アジア映画は今も大好きだけど、その、今出てきて、日本のマスコミが必死に盛り上げようとしている若手の台湾スターとかって、私からすると謎としかいいようがない。
 何がナゾってまずは日本におけるファン層。韓流=オバちゃんファンという図式は本当にクッキリよく見えていたけど、今度のこの華流を支える層ってどんなんなのだろうか? テレビとかで見ると、ちょい若目のオンナノコたちって感じなのだが、実像は?? しかもちょい若目の子たちがあのヨン様オババたちのような巨大な経済効果まで生み出して、ホテルをグルリと取り囲んで怪我人出ちゃう!みたいなパワーでもってグイグイとブームにしていくという風には、どうも見えないよな〜。マスコミが煽れば煽るほど、なんかスカスカッとしたものを感じるのは、まずそこ。
 そして韓流スターのルックスも????だったが、今度の華流スターのルックスちゅ〜〜のもさらに????だ。いいんだ、韓流は。相手はオババたちだから。あの懐かしいような、ほのぼのしたルックスが今の時代に敢えて受けるのも判る。しかし今度のスターはすごく若い男の子たちで、受け手も若いオンナノコたちで。それであの、なんか、ハッキリ言ってしまえば、日本だったら「渋谷あたりにゴロゴロしてそうな」普通の男の子たち…ファッションもいまどきな、アレ。アレでいいのか?と疑問。(ちゅ〜か、アレでいいなら、日本にもジャニーさんたちなどたくさにるだろう?)しかもかつて香港ブームから少しアジアン・スターたちともお仕事させていただいた経験から証言させてもらうと「台湾の俳優さんとかって若くて可愛くて、しかも帰国子女で英語もペラペラでオシャレな子でさえ、実際に会うとヌボオとしててモッサリ君」なんだよね〜〜〜。良く言えばオットリしてる。悪く言えばどうあがいても雰囲気ダサッ!みたいな。ガッカリさせられるというか、よくそれで関谷さん@『ポップアジア』編集長に「みんなアアなの?」とか聞いて「うん」とか言われて驚いていたことがありまひた。
 ああでも。そうなのか。いまどきの「どこにでもいるルックス」で「ほのぼののんびりさん」な性格。女の子たちは、まるで秋葉系の男たちがアニメの主人公やメイド・カフェのメイドさんに萌え萌えして擬似恋愛楽しむように、華流の男たちに萌え萌えして楽しんでるのかも。どこにでもいるようだけど、でもやっぱりあんまりいない、ちょいカッコイイ男の子、しかしそれが日本人@渋谷…とかだと寄せつけない雰囲気はなってる。でもでも台湾系のボワワンのんびりさんだと、スターなのに「安心できるしぃ〜」なのかも? しかもヨン様が「冬ソナ」のキャラクターとして愛されたように、どうやら華流もドラマや映画のキャラクターとして愛されている(F4という華流代表の4人組は、日本の漫画『花より男子』だかのドラマから生まれたキャラだし)した部分もあるみたいだし。
 そうして考えて行くとさらにやっぱりこの現象は「萌え萌え」なんだよねぇ。メイドとかアニメというキャラとして秋葉系男たちが誰かを愛するように、韓流オババも華流ギャルたちもドラマや映画のキャラとしてそのスターを愛してる。そのスターの実像とかなんてどうでもいいって感じ。むろんヨン様みたいな爆発級になれば「家族を大切にするヨン様」みたいな姿(しかしそれも実像じゃないだろ?)も見えてはくるけど。
 日本て、いつのまにやら、キャラしか愛せない国になってるのかも。アニメ大国なんて喜んでいる間に、キャラ大国になってるのかなぁ? しかもなんだか「いい人なキャラ」を愛する大国。いい人キャラなんてねぇ、演じられる人がいい人なわけないじゃん?と思うのだが。なんだかなぁ〜。韓流、華流、メイドカフェ流、全部まとめてキャラ流だわ。
 ちなみにどうでもいいけど、メイドカフェは我が中野にはありませんが、「まんだらけ」のコスプレおネエさんとかがいきなりコスプレまんまで歩いていたりしてビビることがあります。目前にすると、あれって、ものすげええ恐いです。子供んときにちんどん屋さんが恐かったように、コスプレおネエさん、恐いですぅ〜。

2005年09月22日(木) 洪水!

 リタも大変だろうが、これはどうなんだろう? あんま話題にもなってないが。
[ハイデラバード(インド) 21日 ロイター] 強い暴風雨がベンガル湾を襲い、50人が死亡したほか、インドでは少なくとも1000人が、バングラデシュでも漁師300人前後の行方が分からなくなっている。インドの当局者らが明らかにした。
 南部アンドラ・プラデシュ州の沿岸地域では19日と20日の豪雨によって起きた洪水で約10万人が自宅を失い、強風によって電柱や樹木数千本がなぎ倒されたという。
 州政府の当局者はロイターに、「沿岸の3地区で1000人以上が行方不明となっている」と語った。
 大半の犠牲者は、感電したり、家屋の下敷きになるなどして死亡したという。

そしてこういうニュースは意外と好き。
[ニューオーリンズ 21日 ロイター] ハリケーンカトリーナの被害を受けたニューオーリンズで、町の名所フレンチクォーターにストリップショウが戻って来た。
 カトリーナ襲来から3週間。今週店を再開させたクラブでは、ダンサーたちが酔った観光客ではなく、警察官や消防士、軍関係者たちを楽しませた。
 店で働くダンサーは、「仕事に戻れるのは嬉しい。男性たちはみんな娯楽を必要としてるわ」と復興への喜びを語った。

 さらに私的な「キターーーー!」な記事。
 時にフォーキーで、時にノイジーなギター・サウンドをバックに、哀愁を帯びた繊細なメロディを歌い上げる、アイルランドの女性シンガー・ソングライター、ジェマ・ヘイズ。キング・オブ・コンビニエンスなどを世に送り出してきた英ヴァージン・レーベル傘下のSourceからアルバム『ナイト・オン・マイ・サイド』(写真)でデビューを飾った彼女は、まだ23歳とも思えない玄人好みなサウンドで多くの人々を魅了し、またその美しい容貌にも注目が集まるなど、さまざまな面で話題を集めました。そんな彼女がいよいよニュー・アルバム『The Roads Don't Love You』をリリースします!
 前作はサウンドの魔術師デイヴ・フリッドマンがプロデュースを手掛けていましたが、約3年ぶりとなる新作では、Beckやポール・マッカートニーらとも共演したことがあるJoey Waronkerがプロデュース。米ロサンジェルスにてレコーディングが行なわれ、多くのセッション・ミュージシャンを起用して制作されたそうです。リリースはUKにて10月31日に予定されていますので、そのニュートラルな歌声に再びご注目ください! オススメ!

2005年09月21日(水) クロコダイル・カフェ

 わ〜ん。これ、行きたい〜!でも行けやしないけど…。
Peter Buck and Bill Rieflin will play together in Seattle next month at the cafe venue owned by Buck's wife.On Wednesday, October 19, the Crocodile Cafe will host "Bill Rieflin's night of improv instrumental slow music with special guests".Alongside R.E.M.'s drummer Rieflin will be Fred Chalenor, Matt Chamberlain, Robert Fripp and more.
Mike Mills joined the pair and other musicians in the city three weeks back for a musical celebration of a new exhibition opening.
The Croc is a relaxed diner that plays host to new artists most nights.
 前に赤尾美香先生に、クロコダイル・カフェの写真を見せていただき、その意外にもラフな感じ、ちゅ〜か「えっ?日本の地方の寂れた駅前の食堂? はたまた香港のモンコックあたりのチャチャーテンか?」とも見まがうほどの(ってのは言い過ぎか?)ラフさに、「さすがアメリカ」と思ったクロコズ。シアトルに行って、訪問したいと願いつつ果せておりません。2001年にサンフランにブリッジ見に行ったときには、本当はシアトルまで廻ってもう1個のREMも出るチャリティ・ライブに行こう!と計画していたのでしたが、あの9・11の直後だったために「やはり国内便はこの時期…」とちょっとビクビク魂出して行かなかったのでした…。う〜む。やはり、旅は1度逃すと、なかなか行けませぬな。むろん金があれば、いくらでもワハハハハなのだが…。
 ところで私はその2001年のとき、ピーターに「お店に飾って下さい」とか言って、まねき猫の垂れ幕をあげたのだが(←大馬鹿日本土産)あれはどうなったのだろうか?子供が遊んでポイッか?クロコズの壁に貼ってあったら泣くだろうが…しかしあまりに似合わなすぎて却下だよな〜、どう考えても。

2005年09月18日(日) 風見鶏の仕事

お知らせ宣伝広報:前にここで書いた、スパイラルで開かれたアート展で「紙で作ったグラフィックな巻きスカート」というユニークなものを制作して披露していた京都のアーティスト、izukichiさんの個展が東京で開かれます。以下そのご案内。スカートもとてもキレイな作品でしたので今度もとっても楽しみ。
中田泉展
[DEBUTANTE] FIGHTING COWS!
9月25日(日)〜10月4日(火)
開廊時間: 11:00-19:00〔10/4は17:00まで〕
休廊:日祭日 ※但し、25日(日)のみ開廊〔前日24日(土)は休廊〕
アートスペース ユーメリア space-β
TEL:03-3242-0337 FAX:03-3242-1939
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町 3-4-6 ニューカワイビル1階
【交通】JR神田駅 東口より 徒歩8分
地下鉄銀座線・三越前駅A9出口より 徒歩4分
JR新日本橋駅(地下)6番出口より 徒歩2分
JR神田駅から東口を出て中央通りを三越に向かって直進、室町3丁目交差点(角にサントリー響の大きな看板があります)を 左折して下さい。近畿ツーリスト・am.pm.の向かい側、喫茶店プロントの隣です。※JR新日本橋駅は地下にあります。

お知らせ2:音楽評論家の能地祐子さんのサイトにニューオリンズのことに関しての非常に素晴らしい文章が載ってます。いつもながら能地さんはなんて頭のいい人で、文章が上手いのだろうとホレボレ。すごいなぁ。こんな文が書けたら和田ももっと堂々としていられるのに…とおもふ。最近お会いしてないけれど、お元気なのだろうか、能地さん。
http://www.dadooronron.com/


(以下は全く関係ない和田のごたく)
 みなさん、人生に迷い、悩んでいませんか?
 えっ?悩んでないし迷っても無い。そりゃすいません。私だけなんですね、そんなこと言ってグダグダしてるのは…。私は悩んでいますし迷っていますし、もっと言えば途方に暮れて「どうすっぺ?」の毎日です。でもどうにもしようもないのだけど。でも時々フッと思うのは「どうすっぺ?」なんて悩んでるうちはまだまだ甘いんですよね。本当にどうにもならんときは「どうすっぺ?」と言ってる余裕さえないだろうし。自分の甘さも痛感してる今日この頃です。
 そんなどうすっぺ和田、図書館で最近は「どうすっぺ?」の答えになるような本などを探してみたりします。でもそれは決して大人向け、しかも世の中に五万と出ている女性向け生き方エッセイなどでは決してありません。そういうのって、結局、なんだかなぁ、「私って前は辛かったけど今は充実してるのよ」的なプチ自慢を感じるんですよね。今井美樹あたりがかつてよく歌っていたような、思い込みの激しい自分勝手な女性が書いているように感じられてなりません。私はこうしたから大丈夫、あなたも私のようにすれば大丈夫よ!などと書かれても、あんたと私は違うわけだし〜と思ってしまう。まぁ、そう言う本は五万とあるから五万の中には1つくらい自分に合うものがあるのかもしれないけど、とりあえずまだ出会ってはいない。できたら、「どうすっぺ?」と悩んでいる渦中にいるときと状況はまったく変ってないけど、心持が「どうすっぺ?」と思わなくなった、引き続き負け負け人生コンティニューなんだけど心は「わははは」となった人のエッセイとかなら参考にしたいと思う。でもそんな人は本なんて出してくんない。だって負け犬だから日もあたらん。
 ところで私からするとあの負け犬エッセイの酒井順子さん、とてもすばらしい書き手ではあると思うし、笑いながら読んだりもするけれど、彼女は「私も負け犬」などと言いながらも、でもそれでも私は大丈夫という位置を確保してというか、自分はそのドンブラ川にははまらずに、川岸に立って時々川に足をチャプンと浸す程度で、ドンブラ流れて行く負け犬たちを眺めながら書いているという、余裕シャクシャクな態度が見え隠れして来る。それは書き手としては売れるもの、いいものを書くに必要な態度なのだろうけど、いざ読み手として真面目に向かい合うと、結局は心に何も残らず、私の「どうすっぺ?」の答えなどにはむろんなりませんです。
 で。時々手にする「どうすっぺ?」の答えになりそうな本、いろいろあるけれど、子供向けに書かれたものが意外とちょっとハッとさせられたりする。思春期の子供に簡単な言葉ですごく当たり前のことを書いた本、それが良かったりする。それから詩集。前も書いたけど、詩ほど人生への示唆に富んだものはないかもしれない。となると、子供向けの詩ってのがいいのかな? それとも子供が書いた詩がいいのかな?
 んで、このあいだ図書館で借りた「おとなのひとにいってほしかった24のこと」という本を読みました。しかしそれ、本文よりなにより序文というか、前書きみたいな部分がズシ〜〜ンと着ました。
「いま、わたしはこうやって風見鶏の仕事をしています。
風の吹くまま気の向くまま 毎日自由に何も考えずにじっとしていればいいのです。
こんなに気楽で目立つ仕事はありません…
と思っていたのですが、それはとんでもないことでした。
こんな屋根のてっぺんで 雨や風にうたれて動くこともできずに
夏の暑い太陽の下でも日陰にはいることもできず 冬の寒い日でも野ざらしの状態の毎日です。
こんなことになるなら わたしのおしりがまだ青かった頃に おとなのひとにもっと、いってほしかったことがあります。
いや、いってもらっていたのに 聞く耳を持っていなかったのかもしれません」
う〜〜む。う〜〜〜む。その通りじゃけんのぉ〜〜。

2005年09月15日(木) リズ・フェア姐さんと和田(共通点はナシ)

 今日は朝から忙しい上に鬱っぽくてブルーな顔してずっとずっと働いていたのですが、夕方にうれしい伝言を聞いて、ちと元気になりました。
 伝言の主はリズ・フェア姐さん。ええ。ええ。REM(マイナス)−ハゲちん=3人(ビルも含む)がかつてアルバムにも参加した、オルタナ・エロエロ姐さんです。姐さんは最近ではアヴリル・ラヴィーンのソングライター・チームと共作したりで、評判悪いところではすごく悪い。でも思うに、どんなスタイルで姐さんが音楽をやってようと、その心根はずっとずっと変らない。「あんたのブロウジョブ・クイーンになりたいわ」なんて歌ってた頃からずっと姐さんは同じ気持ちで歌ってるんですわ。本当に。なんて言うか。姐さんはとにかく弱いモノの味方。絶対に裏切らない。どんなときも何があってもそう。私は姐さんのそこが好きです。あ。姐さんとか言ってますが、実は2才年下なのだが。(が。あの色気と美しさに姐さん!と言いたくなります)
 そんな姐さんとはお会いしたことないのですが、電話インタビューの質問作り(笑)で通じ合うこと今日が2回目。ちゅ〜ても。ただ質問を作り、それを通訳さんに託すだけですから、なんかち〜〜とも親密さないんですが、が。姐さん、和田の質問のあれこれに答えてくれ、そして最後に「靜香はリズ・フェアじゃなくて、エリザベス・クラーク・フェア(←本名)を分かってる。絶対に靜香にヨロシクね」と言ってくれたって、通訳をしてくださった方が興奮して東芝の担当のSちゃんに連絡してくださり、さらにSちゃんがまたウルウルして教えてくれたのでした。うううっ。ち〜と、これは嬉しいです。
 私はこの仕事をするうえで、音楽を聴いて、その音楽のできるだけ本質を捉えるように努力して、そのアーティストの代弁みたいなことが出来たら最高だと思っているのですが、それは本当に難しくて中々できません。しかし少なくともリズ姐さんの気持ちの代弁みたいのはちょっとは出来てるのかも?と思ったら嬉しかったです。
 と。なんだか自慢?と聞こえるかもしれませんが、とにかく嬉しかったのでした。リズ姐さん、あんたに付いていきまっせ!
 ちなみに姐さんの新譜、中ジャケが超エロエロ。すごい。すごすぎる!姐さんは相変わらずエロ・クイーンでもあり続けておりまっせ!

2005年09月14日(水) 遺書をしたためました

 今朝はまた朝4時なんて時間に起きてしまったので、呆然として本を読む気にもなれず。ふと思いついて「遺書」をしたためてみました。
 えっ???なんで??って思うでしょうが、なんかふと思いついたの。ふと、ね。しかし暗いだろ〜〜〜。朝の4時。一人、ノートの切れ端に暗がりで遺書書く女。オカルトですな。オカルト。お・カルト。
 でも書いてみてヨカッタ。というか、なんかスッキリしちゃいました。遺書、と思うと自分の気持ちを正直に正直にウソなど微塵も入り込むスキもなく、徹底的に今の自分を書くことになる。超〜〜恐ろし〜〜いシロモノであり。しかし何が大切で、本当に欲しいものと、実はいらないものと、残したいものと、それが白日の元に照らされるというか。これなんだ!!と明確になる。そして分かるのは、本当に大切なものとか欲しいものなんて、ほんのちょっとしかないってこと。普段悩んでることというか、欲望のギラギラの対象になってるものなんて全然大切じゃなくて。しかも自分が本当に側においておきたいものも実は2つか3つしかなかった。う〜ん、これなら私、永遠の憧れの「フーテンの寅さん」にいつでもなれるわ!と思った。バッグ1つで旅から旅へ…。
 でもって。しかし。その切れ端はちょいと恐ろしいシロモノだから、鼻かんだちり紙といっしょにごみ箱に捨てちゃいました。頭の中で分かったからいいやって。
 ちなみに。お棺の中って、今は燃えないモノは入れられないって知ってた?だから残念ながらお棺にはREMのCDとかは入れられない(←やはりそういうものをもって行きたいと思っていた…ふふふ)。しかしハゲちんの写真ならOKだわ。ふふふ(←なんか中国の“兵馬俑ーヘイバヨウ”みたいだな。いや、違うか?生贄の羊か?ワハハハ)。
 ところで中国とか香港とか台湾とかに行くと、お棺に入れるグッズ(紙製)がたくさん売っててそれが妙にみんなポップでかわいい。車とか家とかお金とかが紙でカラフルに出来てて、なんか楽しい。日本人はよくそれをお土産で買ったりしてるが、しかしいいのだろうか、お土産で…。お棺に入れるもんだから〜〜〜。ま、べつにただの紙だけどさぁ。墓で売ってるわけでないし(←香港にはそればっかりが売ってる屋台村みたいな地域があります。面白いです)。
 ちなみに遺書書いて思ったのは、とりあえず死ぬならその前に少しは痩せたいな、でした。切実。
PS:とか言ってて本屋行ったら「遺書」っていう文庫が売ってた。こっちゃ、本物…。
PS2:ハゲちんは相変わらずパーティー三昧ってますな。マーマーズ見ましたか?ディーゼルのデザイナーさんの50才のお誕生日パーチーに行ってたんですね。ディーゼルだなんて…大学生みたいな。そんな。若向きな。でもお写真はマジな顔すてまひたね。青くないから嬉しい。
http://www.style.com/
peopleparties/parties/
slideshow/091105RENZ?
pseq=3&play=false

2005年09月13日(火) マキちゃんと戦争

 今日は久々にマキちゃんに会って来ました。ええ。ええ。4月に奥様番組『レディース4』に一緒に出演した(笑)クロアチアのピアニストのマキシム君ですわ。マキちゃん、むろん和田のことを覚えてたから(そりゃそうだ。テレビに並んで1時間も出て忘れてたら…)もうなんか二人してダレちゃって(笑)日頃、マキちゃんはシリアスで無口なピアニストで売ってるらしいのだが(←ほかのインタビューはそうらしい)なんかもおお、バハハハハハキャアアアハハハハなバカ笑いの連続の、ただのおしゃべりか?というインタビューになってひまいまひた。
 でも思うに。そうやってバハハハハハという時の方が、意外に本音が出るもんで。さぁ!聞きますわ!みたいに妙に意気込んで行くと失敗する→ハゲちん。(でも好き過ぎると意気込んでしまうのは当然。ううっ)しかし今日はバカすぎたかもしれん。終った後のマキちゃんの感想が「ああ、笑った笑った」だったし…。いかん…。
 でもマキちゃん。ユーゴスラビアの内戦を生きてきた人です。だから戦争のことも聞きたいなぁと思って聞くけど、うん、大変だったぽん…くらいしか答えてくれない。絶対にそれ以上は言いたくないんだって。ううう。それがなんか。逆に壮絶だったんだろうなぁと想像させる。なんでもマキちゃんが住んでた地域は最も戦闘が激しかった地域の1つだったらしく。恐らくたくさんの知合いが死んで、たくさんの血の臭いをかいで、たくさんの痛ましい死体を目にして、毎日恐怖というか、もう神経がマヒした中を生きたんだと思う。戦争って本当に本当に本当にすごいものなんだろうなぁ。またマキちゃんに数年後に会うことがあったら、もう少し教えてもらおうっと。戦争のことを。
 戦争。イヤだなぁ、本当に。でも今もこの瞬間もイラクできっと誰かが死んでる。そして日本人はそれを加担し続ける選択をしたんだよね。人殺し、日本人。

2005年09月12日(月) Begin the begin

 ここ最近ずっとそうなように、今朝も5時過ぎにすごく具合悪いまま目が覚めてしまい、そのまま仕事をしてました。どうせ今日中にやらなくてはならない原稿だったので。
 で。それを終えてテレビをつけて新聞を見るとまたすごく不快な、恐怖と焦りと悲しみと絶望が押し寄せてきて、もうこの国にはいたくない、一瞬でも早くどこかに行きたいと無意味に思ってひまいまひた。
 はぁあ。そしてそんな気分のまま、いつものように親友・りえちゃんに超暗いメールをついつい送ってしまいました。ごめんなさい。月曜の朝1から。会社に向かっている人に…。
 私はついついそうやって暗い時辛い時その気持ちをバッと吐き出したメールを、特に親友りえちゃんにいつもいつも送りつけてしまいます。でもそれって本当に危険。メールの使い方を誤ってる気がする。これが電話だとさらに最悪。危険この上ない。そしてそういうことをしてしまうとまた自分はイヤな気持ち(反省じゃない…反省するならいいんだけど。なんか自暴自棄な気持ちになる)になってさらに暗くなったりする。
 暗い気持ちや辛い気持ちのこのドロドロしたものをそのままグエッと吐き出して、しかしそれでもスカッとするには、やっぱり会って、その場で語り、お互いに最後にはワハハハと笑い飛ばすのが1番だよね。電話やメールでドロドログログロしていたら、埒があかんし、なんかもうドロドログログロのエネルギーがさらにそこに貯まって澱のようになり、ドップリしちゃう。疲れ果て、エネルギーが消える。…と分かっていながらついついしちゃう自分。大馬鹿者としか言いようが無い。リエちゃんには平伏して謝りたい。本当に申し訳ない。
 でも普段はなかなかリエちゃんにも会えないし(←彼女は私の田舎、沼津に在住なので)他の友達にも会えない時はどうしたらいいんだろう? そういうときはひとりカラオケでも行ってわめきまくればいいのかな? 何歌うのがいいのかな? ルージングマイレリジョン?(笑)違うな。明らかに。こういうときはやっぱウィーアーザチャンピオンとかかな?ノーサプライジズ@レディヘさん、とか歌っちゃったら最悪落ち込みドツボになっちゃいそうだな。うん。
 それにしてもさっきテレビでコメンテーターのオヂが「これは大政翼賛会ならぬ大政翼賛郵政選挙だった」って言ってて、ああ、いい例えだなぁと思った。大政翼賛会が生まれて、治安維持法が出来て、戦争にまっすぐ進んだ日本。日本人は思いのほかアッという間に1つの方向に進んで行くんだよね。でもでも。それでもこれからたくさんの記事などを読んで、これから私たちがしかしそうさせないようにするにはどうすべきかを学んでいくしかないと、今はちょっと思う。あのブッシュ再選の直後のはげちんたちのNYでのライブで、エンドオブザワールドの後に、ビギンザビギンを歌った、あの勇気を思い出して、さ。「さぁ、もう1度始めよう」だよね。そうか!カラオケでビギンザビギンを歌うか!えっ?入ってない?その曲名いれると出てくるのは、あのフリオ(イグレシアス)のビギンザビギ〜〜〜ン♪ってろまん〜〜〜ちっ〜〜くおやじな歌か?
PS:今日は『アラウンド・ザ・サン』を聞くべし!心に染み入ります。

2005年09月11日(日) ゴミ袋女

 今日はお仕事で表参道におりました。2時ごろ終って「はひ〜。疲れたし腹減ったしぃ。ラーメンでも食らうべかぁ」と一人ガラリと戸を開けてラーメン屋(←オヤジのようです)。中国人らしき従業員のアンチャンに「お醤油ラーメンくっさい」とか言ってルンチャカ待っていたら、いきなり!!ガラピシャドカ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!爆音と共にザワアアアアアアアアアアアアアアアと本当に本当に本当に突然滝のような雨が!!グエエエエエ!!びっくらこけたぁあああ!と驚いたものの、とりあえず来たラーメンをチュルチュル食べて、しかし気になるのは背後の雨で、とにかくもう絶対に止む様子などナシ。カウンターとちっこいテーブル2つの狭いラーメン屋にそのときいた客は全員後ろ振り返り返り返りでラーメン味わうどころじゃなくて、もう〜〜大変。すわっ!災害!ってなムードっした。
 で。せっかくのお醤油ラーメン。なんだか気もそぞろに完食し(←ええ。それでも完食ですわ。旨かったかも)雨が止むのを待ちました。
 しか〜〜し。待てども待てども止む様子なし。逆にどんどん強くなってこのあいだ「避難勧告」でたときみたいにザアアアアザアアアすごい勢いで、表参道は真っ暗滝滝滝。道を慌ててズブ濡れで走って行く人もいるけれど、ほどんどはどっかの店先や店の中で雨宿りしてる感じで。ラーメン屋の中の人達もメールを打つでもなく、みんなただ呆然と外をみつめるだけ。店のオヂさんたちもネギとか切りながらも「すげええ」「やみそうもないな」とかもおおお。目下全員等しく雨!のことだけに夢中な感じでした。
 で。待つこと約40分くらい?まだ止みそうもないけれど、段々みんなあきらめて雨の中を駆け出して行くので、しゃ〜〜ない和田もそろそろ行くべ…とお勘定を済まそうとしたら、店の従業員のお兄さんが「傘はないけど、これ使いませんか?」とビニール袋…あのゴミ出し用の…しかも業務用だから…巨大なゴミ袋をくれました。なんて親切!でもけっこう凄いかも?
 しかしとにかく外はまだ雨!和田はそれを頭からスッポリかぶり、まるで「歩くスノウマン」「歩く雪だるま」「歩くてるてる坊主」みたいな状態になって周囲の目など全く気にせず、ポッコリポッコリと表参道を歩いて、近くの地下鉄の駅に向かい、どうにか無事に返ってきたのでした。表参道をゴミ袋被って歩く女。いと、めずらし。
 …でもゴミ袋。実は被ったのは初めてではありません。ハゲちんのライブ@ダブリン2003年、雨だったんです。天気予報で「午後から雨だっぺよ」って言ってて。でも傘とか持っていけないし(外でした。郊外のでっかい公園でひた。オールスタンディングでした)。困った私はホテル近くのスーパーでゴミ袋を買って(あ、アイルランドのゴミ袋は日本みたいに束で売ってません。ロールになってて驚きました)それを首の部分だけジョキジョキあらかじめ切っておいて、んで雨が本当に降ってきたので、和田はそれを被って見てました。ひとり。真っ黒なゴミ袋でした。相当に変な人だったはずです。ダブリンのライブ会場右端の1番前…ゴミ袋被る東洋人。ナゾすぎる…。
 ちなみにゴミ袋をくれた親切なラーメン屋さんは表参道の大海とかいうところ。オヤジさんがニール・フィンにちょっと似てたのも笑ったです。
 ところで選挙、いきまひたか?(私は朝1でいきまひた)
PS:投票率、低かったね。そして結果は予想よりもさらに恐ろしいことになってる。気持ちグッバイジャパンです。モンゴルとかブータンとかブルガリアとか、日本の情報なんて全然入ってこないような、そんな国に移住希望。即刻希望。どうしたらモンゴルとかに住めるのかな?誰か関取の親戚の家にでもホームステイさせてもらいたい…。

2005年09月10日(土) 雨上がりのウエスト・ヴィレッジ


 まだ風邪声してる和田です。昨日もジェイソン・ムラーズのライブに行ったら、みんなに「風邪声だね」と言われ…なんか遠巻きされてた??
 ところでそのムラーズさんなんですが、デビュー作んときは「ん?」と思っていたのですが(←ジョン・メイヤーみたいなアメリカのイモ臭いSSWか?とかって言いがかりつけてた)新作は非常に非常によろしくって、軽快でハッピーで時代の空気があってすごくすごく好きだったのですが、ライブがこれまた本当に素晴らしかったです!何がどう…という理屈抜きで「とにかく楽しくて、でも涙がいっぱい出ちゃった」という子供のような感想。
 もちっと言えば、彼の新作はいわゆる流行りの「オーガニックな感覚」なノリなのですが、その手のアーティストたちが「ライブもありのままオーガニックでございます」で客に訴えかけよう、見せようという気がないのに(←とりあえず私にはそう取れる。べつにあざとくヤレというのではない。人に見せようとしてほしいの、最低限)対して、ムラーズさんはすごくエンターテイメントしてる。ユーモラスでサービス精神旺盛。さらに「スティーヴィー・ワンダーがすごく太っちゃった」みたいな黒人のパーカッショニストが一緒で、リズムが軽快でクリア←彼がムラーズさんの歌をさらに引き立ててたなぁ〜。ステキステキステキ〜だった。私は彼の歌の舞台がどこかは知らないけど、聞きながら雨上がりのウエスト・ヴィレッジ@NYをルンルコ散歩してるような気分になりまひた……雨上がりのヴィレッジなんて散歩したことなんてないっすけど……だいたいヴィレッジにいるときはいつも「万が一ハゲちんに会ったらどうすっぺ?」とドキドキギラギラしてるわけだし…。
 そんなわけで音楽ってエエなぁ〜と思って帰ってきた昨日。でもって今日はまた色々あって自己嫌悪になっていたりしてます。はぁ〜。自分が嫌い。自分のダメぽさがイヤ…。何がイヤって自分がすごくナマケモノなところ。今日はお墓参りに行ったのですが、それだって家を出て歩き始めたらすごくタルくて(止めちゃおうかな?)とか速攻思ったのだけど、途中で自らに「ホットケーキ」なるエサを与えたりして、やっとこどうにか行った。んで帰ってきてグータラグータラしてて。ふと廻りを見まわすと、みんなすごく賢くてキビキビしててお金持ち。そんな風に見えてイジイジしてます。じくじく。イジイジ。そしてさらにまたそんなふうにすぐにグジリンする自分がイヤになる…。はぁ〜〜。
 にしても。さっきから上空を死ぬほどヘリが飛んでるけど何?明日が選挙だから?あああ。アメリカ仕込みの市場原理主義社会に本当になるんだね。…でもでもでも。まだ一縷の望みを!今ここで日本を変えて、アジアで孤立している日本を、年金破綻で未来が見えなくて、大増税が隠されてる日本を変える1票を入れに行きましょう!
ps:自己嫌悪の理由が判明。ナマケモノ以上に、自分の心に何も感じないのにさも感じたようにして仕事しなきゃいけないブツが目の前にあるから…です。やんごとない理由で引き受けてしまったけれど、もうこういうことはしてはいけないと反省。きっとその音楽だって大好きな人にはたまらなくステキなものなのだろうけど、私にとってはただ真っ白な紙を渡されたようなもので「はてな?」。それでも引きうけてしまったから頭をヒネって、どっかから獲って来たようなこじつけた理論をこねくり回さなくてはならず、ファンの人にもアーティストにも本当に申し訳無いことしきり。私は頭なんてヒネりたくない。だって馬鹿だもん。ヒネっても首がコキコキ言うだけ。私はただ感じて、ウワウワ〜ンきゃぴ〜んってしたいだけ。ああ。ごめんなさい×1億だ。
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