ひぽこんコラム

2013年10月21日(月)

 土曜日かな? 店に「袋」の営業の人が来たんだ。

 店には、アポなしで色んな営業の人が来る。だいたいホットペッパーみたいな食べ物サイトの営業の人で、土曜日に来た人も、最初「お忙しい中、失礼いたします〜〜」と入ってきて、ああ、また、そういう人か、と思ったらちがくて、お店の色々な袋を作る会社のオジさんだった。

 ハゲてて。小柄。年の頃、45歳ぐらいか?

 て、オレより年下じゃないか。ガッデム。。。

 オジさん、ものすごい低姿勢というか。ものすごいへりくだりまくりで。

 ペコペコしまくる風。

 が。が。言うことは全部言う。わが社の袋はですね。。。みたいな感じから。値段がいかに安いか。とにかく見積もりだけ出させてくれ。グロスが少なくてもやれる。お宅は今、どれぐらいの数で発注してるのか。。。

 すごいペコペコしてるのに、次々畳み掛けてくる。

 畳み掛けてんだけど、ガアアアアとした感じがちっともしない。

 ペコペコの威力。

 ちっとも圧力を感じることなく、店長はあっさり「じゃ、これで見積もって。あ、こっちの袋だとどう?」とか、すごいノリキになってた。

 その間、わずか3分もない。

 やり手だった。。。。

 あああ。こういう人が営業のプロなんだな、としみじみ思った。彼に比べたら、ホットペッパーとかぐるなびで来る若い営業マンはペコペコだけで、自分の言いたいこと、自分の言うべきこと、どこが売りかを、力強く押せてない。

 ペコペコしながらも、いかに自分の売りが何か。的確に。素早く。しかしおしつけがましくなく。

 それを伝えるのは難しい。

 営業のプロの仕事を間近に見せてもらい、すがすがしい気持ちがした。

 プロの仕事はいつも気持ちがいいものだ。


 

2013年10月20日(日)

 今日は大失敗。やらかしてもた。。。

 朝、パンを鉄板から売り場の台に並べるのだが。開いた鉄板を鉄板置きに置いたとき、実はそこには別の鉄板がちょっと奥まって置いてあって、そこには焼いたばかりのパンが。。。

 あっ!と気づいたときには、鉄板がパンごとゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンと床に落ちて、パン、ブチまけてもた〜〜。

 アワワワワワワワワ。。。。。。

 ウガアアアアアアアアアアアアア。。。。

 す、すみませえええええええええええんん。。。。
 あやまりまくる。。。。しかし、店長、あまり怒らず。

 前にコンビニで油ぶちまけてもたときも、マダム、あんまり怒らず、いっしょに拭いてくれた。今度もそんな風。あまり怒らない。

 こういう突発的な大失敗て、意外と怒られないもんだ。。。

 それより、ボケランしてたときのが怒られたりするもんな。

 今日は別にボケランしてはなかったのだが。やってもたのだ。。。

 あああ。。。

 アスペちゃんでさえ、そげな失敗はしたことないそうで。。。

 あああうううう。

 オレ、やらかしてもた。。。。

 これがブラック企業なら、大変なことになるよな。うん。

 20代の過労自殺は6倍に増えてるんだって。この6年で。このデータ見ると、震える。

 まだまだのん気だよな、私なんて。こうしてのんびりパン屋で働いてる。でも20代は死ぬほど働かされ、しかし自活できないほど収入は少ない

 こんなデータとか見ると、私ら大人の罪はなんて深いんだと思う。

 ダラダラと何も考えないで暮らし、選挙にもろくに行かず(私は行ってきたけど)、目の前の銭儲けと、自分のことばっかり考えて、未来のことや若者のことなんて、ぜんぜん考えてこなかった。

 今から何が出来るんだろう? 何をしたらいいんだろう?

 もう、自分のことばかり考えていたら、この先はない、と思う。社会全体で何をすべきか考えないと終りだ。

 パン、床に落ちたからって捨ててしまった。反省だ。

PS:それで、さっきからずっと、何か出来ないのか? 何が出来るんだろう? どんなことしたらいいんだろう?と考えてるけど、考えられないバカなオレ。色んな人に会いたい。色んな人に話を聞いて、なんとか出来ることを模索したい。何もしないでいたら、私なんて、子どもも育ててなくて、何ら社会に貢献してないんだから、ダメすぎる。何かしなきゃ、自分も含めて、貧乏人はこれからみんな死んでしまう。

2013年10月19日(土)

 なんかもう、アタシ、パン売り子のオバちゃんじゃなくて、パン作りのオバちゃんに変身だわ。

 今日は朝1はアスペちゃんがいる日だから、1時間遅く9時に行った。

 行ってからずっと、今週から始まったサンドイッチ作りをした。

 卵サンド、野菜サンド、ポテサラサンド。

 それらをチマチマと作り、「こえ、幾らですか?」と聞くと、えっ? そんなに高く売るの?ってちょっとビックリ。すぐ斜め前にセブンイレブンがあんだから、それと値段揃えれば?と言うと、「コンビニといっしょにすなっ」とブチ切れる店長。

 えええええ。。。。。だって。コンビニのサンドけっこううまいぜ。てか。セブンのサンド、コンビニ業界1だぜ。

 ったくよ〜〜。わかってねえのかよ〜〜〜。

 しかし。オレはしがない雇われパートババなので、言われたとおりにやる。

 できたサンドはヒヤヒヤしながら切る。サンドイッチ切るって、けっこうドキドキでしょう? しかも売り物となると、もう、超ドキドキしたけど、なんとか切り。袋に詰め。値札シールを貼って並べた。

 売れるかな?

 売れるかな?

 売れるかな?

 あれれ。。。。。。。

 う、売れない。。。。。ぜんぜん、売れない。。。。ぜんぜん。

 今は「1個買えば、1本スープをプレゼント」なんてやってるのに。ぜんぜん、売れない。。。。。。。涙。

 やっぱり高いんだよ。だってふつうサンドイッチが2つ入って200円ぐらいでしょう? それが1個で150円とかなんだよ。高いよね? 高いよね? 第一、アタシが作ってるようなシロモノなのに。。。 

 サンドイッチはまだまだ改善の余地があるな。うん。

 で、その後は、もろもろの材料を切り、切り、切り、切りきざんだ。

 玉ねぎだの。イチジクだの。。。。色々切り刻んで。袋に詰めたり、箱に詰めたり。パン作りの準備をする。

 ホットサンドも作って、それを窯に入れて焼いたりも。

 バイト始めて4ヶ月弱。パン屋のっとり計画を実現すべく、パン作りを覚えていくオレですっ!!!

 まだまだですがっ!

 来年の今ごろには店長いなくても、オレが好きな音楽かけて→「高円寺のREMパン屋」になるww  パンをこねてみたいっ!

 ブッハ〜〜〜。

 ・・・にしても。そうしてオレが裏方してると、アスペちゃんは食パン切るだけでいっぱいいっぱいになり、お客さんが来ると、もう、それだけでテンパりまくった声を出す。

 店長が「慌ててるから、行ってやって」というから、店へ。

 アスペちゃんはキイイイイイイイイイイイイみたいになってる。。。

 お客さんに何か聞かれると、イライラした声で、くどくどと、あれこれ言ってしまう。。。

 あああああ、アスペちゃん、いいから。。。。いいから。。。。あああううううううう。

 今日は、特に、アスペちゃん、大暴れだったな。。。

2013年10月18日(金) 明るいお兄さん

 昨日は野崎さんがプロモーションで協力してるギターのお兄さんの無料演奏会に行ったのだが、お兄さん、人がいいのか、はりきりすぎたのか、とにかくはしゃぎっぷりが尋常じゃなく。見ていて辛くなる感じ。ジム・キャリーが映画の中で異常ハイテンションで演じてます!みたいな空気までも漂い。お兄さん、なぜそんなにはしゃぐのか?と思ってしまった。ごめんね、野崎さん。和田は引いておりました。

 そうなんだ。ステージ上の人があまりにぐいぐい押して押して押して明るく明るくハ!ハ!ハ!ビューティフルサンデ〜〜〜〜♪すぎると、ステージ下にいるオレのようなオバさんは思い切り引いてしまう。

 押して引いて押して引いて。ステージの上の人はバランスをとってくれないと。。。

 さらにお兄さんは超絶ギターテクが売りらしいのだが、ギターをバンバン叩くタッピングってんですか? あれを出しまくる。正直、それが疲れた。もう少しギターそのものの音色をゆったりと出せばいいのに、と思った。超絶は分かったから、フツーでいいんだよ、お兄さん、と心で話しかけた。

 技も見せすぎるとイヤらしい。技は小出しに。たった4分足らずのフィギュアスケートとか、わずか1分足らずの体操なら、これでもか!と技を繰り出すしかないけど、ステージは1時間ぐらいある。

 その間、ずっと、これでもか!では、いやいやもう、おなかいっぱいですから、となってまう。

 そうでなくても、今、なんか胃が悪いのか、ずっと口の中が気持ち悪いというか、口がまずいので、ああ、もう、いいです、いいです、と思ってしまった。ごめんね、野崎さん。

 しかし。ツイッター見てると、そんなお兄さんへの絶賛の声が並んでる。

 うううむ。オバさんは厳しすぎる審査員みたいになってるのだろうか?

 確かにお兄さんはギターが本当にうまい。ギター1本で色々な音を繰り出せる。1人で、ギター1本で、バンドです! みたいな音が出せちゃうんだ。

 天才ギタリスト。そうだろう。アンコールで出てきた押尾コータローさんにも通じる。

 しかし。。。

 そういえば、この間見たベス・オートンのライヴもまったく声が出てなくて、ジム・オルークがゲストで出てきてくれてなんとか場が保たれ、やはり子育てしてました、という女性シンガーが久々にコンサート活動始めました、というのは何かと準備不足になってまうもんだなぁと思ったのだが、ツイッターでは絶賛の嵐。

 オバさんは世の中の耳とかけ離れてきたのだろうか?

 でも、いいんだ。オバさんはオバさんの耳で、聞くのさ。他の誰が楽しんでいようと、楽しんでいまいと、オバさんは自分の耳で確かめる。

 それがオバさん流。

 それにしてもベス・オートンに原発のことなんて聞いちゃったアタシ。そして悲しいかな、いや、それが現実だよね、何ら関心なかったよぉ。

 子育てで忙しくて、それどころじゃないのかもなぁ。。。てか。もともとあんまり社会に関心はないようなことを言ってた。そうかぁ。。。

 でも、そんな人の歌だから、今の私の心には響かなかったのかもしんない。あんまりにも立ってる場所が違うのかも。

 そんなかもしれんのぉ。

 昨日のお兄さんにも、ステージ上がる前に、福島第一原発の悲惨な状況など重々語ってさしあげればよかった。したら、お兄さん、あのはしゃぎっぷりなど鳴りを潜め、暗く寂しく悲しく、ポロロンと哀愁のギターをうつむき気味に弾いて、意外とすごく良かったかもしれんな。

 お兄さん、哀愁を頼みます。

2013年10月17日(木)

 今年、楽しかったことって何?

 と聞かれて、「ジャーニーのコンサートかな」と答えて、あれ? それ、今年だっけ? と分からなくなってる自分。

 で。それ以外に楽しかったことなんて思いつかない。

 イヤなことはたくさんある。てか、毎日がイヤかもしれない。

 毎日イヤだ、イヤだと思いながら、しかし生きてんだよな。バクバク喰らい。ダラダラ寝たりしながら。

 楽しいことがしたい。。。でも、楽しいことって何だろう?

 それさえ分からない。

 ああ。。。中野に行って、新井薬師公園でボオオとしてることかな。

 んで、近所の肉屋でお弁当買ってきて、そこで食べる。

 いつもいる、流しみたいなギターおじさんがホームレスのおじさんたちにギター聞かせてるのを、横っちょで盗み聞きしてさ。

 アタシの楽しいことって、たぶん、それだ。

 ちょっと日差しがあって。

 ぼんやりしたお昼頃で。

 ベンチに座って。

 ノボオオオオオ。

 誰にも気を遣わず。

 気兼ねせず。

 1人で座ってる。

 だとしたら、本当は人生毎日楽しいのかもしれない。すぐに出来るから、それ。

2013年10月14日(月)

 昨日も一昨日もバイトして、今日は取材に出るから休んじゃった。

 一昨日はアスペちゃんにイラっとし。きのうは店長にイラっとし。

 イラッイラッと働いていた。疲れていたからだ。。。そしてお客さんはまたあんまり来ない。暑かったからね。とたんにパンなんて買わなくなるさ。当然だよね。

 オレが「クソ暑いなぁ」と言っていたら、店長に「クソは余計だ」と言われた。クソとか、言葉遣いが悪いのは嫌いらしい。だから、「クソとか言いたくなる年頃なんですっ」と言っておいた。

 ガッデム!

 ところで、昨日「ビートルズと私」という、ファンの人が実際にビートルズと交流したことを自慢しまくる映画を見てきた。ファンじゃない人もいる。スタッフも。

 でも、みんなとりあえず、いかにビートルズと関わったかを話す。

 その盲目っぷりが面白かった。スターってすごいよね。。。たった一瞬でも、ちょっとしたことでも、相手を興奮させる。

 そしてジョージ・ハリソンと追っかけの女の子たちの話には涙しちゃったなぁ。その女の子がオバさんになった今、出てきて話してくれたんだけど、泣けた〜。

 アップル・スクラッフスという曲をジョージは彼女たちをモデルに書いたんだけどね。。。

 この見知らぬ人のブログに詳細があります

 追っかけ女子たちの話はたいてい面白い。自分の町にポールと妻リンダがレコーディングに来て、スタジオに行ったら、真っ白いオープンカーにカギがかかったままだったのを見つけて、勝手に乗り回しちゃった女の子たち(今はオバさん)の話とかね。

 いいよね〜〜、そういうの。ああ、青春だ〜〜〜って感じ。

 ビートルズも若かった。そして誰も彼も若くて。無鉄砲で。ムダなことばかりして。バカなの。

 そういうのが、すごくいい。

 そうそう。ジョン・レノンが晩年、実はレーガンを支持してたってのも出てきた。アメリカはレーガノミクスで格差社会が広がって今につながる。レーガンこそ悪の根源。それを支持してたんだねぇ。なるほど。。。

 でも、そういうのだって否定しないで受け止めるべきであって。

 人生は色々ある。過ちだって犯すし。

 過ちも含めてすべて愛するのがファンだよね〜〜。ファンて、そういう盲目的なものだと思うぅ〜。アタシもハゲりんのバカさすべて好きよぉ〜〜〜。朝さまも〜〜〜〜。

 

2013年10月11日(金) 今さら「ミルク」を観た

 昨日の夜中、ツタヤで借りてきた映画『ミルク』を観た。

 もう、ずいぶん前に公開された映画。観たいと思ってて、観忘れていたので、ああ、やっと観る〜と思って観た。

 予告トレイラーがyoutubeに残ってるから観て

 もう、もう、夜中に大号泣。めちゃくちゃ感動したっ!!

 ミルクは、ゲイの公民権のため、いや、ゲイだけじゃない。すべてのマイノリティのために立ち上がった人。ゲイで初めて公職に着いた人。

 これは彼が立ち上がり、選挙を闘い、ゲイへの差別と闘い、そして殺されてしまうまでの物語。

 ショーン・ペンがものすごく素晴らしい。考えられないくらいに素晴らしい。ゲイの、意志のある男性を、本当に素晴らしく、意思の強さと弱さと、チャーミングさと、でもって迷いながらも、決して揺るがない1本の芯と、すべて見せて演じた。アカデミー賞主演男優賞受賞。当然でしょう!と思った。

 それで、映画の中でみんなが怒りの拳をあげながらデモする場面がいっぱい出てくる。ミルクが「みんなで怒りをシェアしよう!」という。そうなんだ。デモって怒りのシェアなんだよな。私らだって怒ってんだからデモしてんだ!と思ったり。

 自分らと重ねたりして観た。だから、余計に感動しちゃったんだ。

 しかし映画のトレイラーとか見ると、ミルク=英雄となってるけど、違うと思う。ミルクはリーダーとして立ったけど、英雄じゃない。あくまでみんなの仲間であろうとした人だ。そりゃ市長に「君は独裁者みたいだ」と言われるような場面もあって、「ゲイの票」をチラつかせることもあるけど、でもそれはマイノリティにもパワーがあるんだと気づいた彼の政治的腕力だったと思う。

 いつも暗殺者の影に怯えていた彼。それに備えて声を録音していた、ということで映画は進む。

 ちゃんと私生活も描き、ラヴシーンもいっぱいある。ものすごく愛おしそうにチュ〜〜するショーン・ペンがとてつもない。恋人役のジェームス・フランコがすごく良くて、惚れる。

 しかし、驚いたことに、ミルクが実際に闘ったのはたったの8年間なんだ。それまではごくごくフツーに、カムアウトしてなかったゲイの1男性。

 それが立ち上がり、政治家を目指し、なった。

 そのことにも感動する。それまで彼は政治活動とか一切してなかった。それが立ち上がって、希望を生んだ。大きな偏見や差別と闘った。

 闘いは闘いだけじゃなくて、そこに希望があったんだよな。そこがすごい。

 なのに、ああ、そうか。。。。という最後。そうなのか、と、そうだよな、と思った。

 とにかく。観てよかった。今さらだったけど。しかも、ツタヤ、今、100円で借りられるんだよ、旧作。100円だよ〜〜。ありがたい〜〜〜。

 もちろん中野ツタヤっす! 当然っす!

 

2013年10月10日(木)

 読んだわ、週刊文春。ええ。。。週刊朝日の編集長、セクハラで懲戒解雇の件。。。

 そ、その人とちょっと仕事しました。アタシ。。。でもアタシ、尻ひとつさわられてません←とか、言ってちゃイケないんだよね。はい。すみません。

 しかしエリート人生を棒に振る、その愚か過ぎる行為。同年代男性によると「自分の最後の力をふりしぼりたくなる」とか、「征服したいと勘違いする」などが理由ではないか?と。。。

 にしても。これからどうするんだろう?などと思う。もちろんこれまで高収入だろうから、貯金はあるだろうし、カブとかやってたろうが。。。

 でもお金って働かないと意外と早くなくなる。人生は長い。これまでの生活パターンを変えられないと、たいへんだ。

 こんなこと言うべきじゃないけど、でも、そのうち逆取材してみたい。。。 その愚かなことの代償をどう払っているのか。。。

 でも、私、思うんです。どんなに愚か者でも、どんなにろくでなしでも、それなりに生きていけ、と。生きていける世界であってほしいと。

 でも、それ以上に今、思うのは、告発した勇気ある女性たちが、どうか悪いことになりませんように、ということ。彼女たちの心の傷が早く癒えますように、ということ。それを願う。

 とにかくビックリした。自分が知ってる人が、そんなことしてて、そういうことになるってのが。初めてだ。そんなの。有名人にはいっぱい会って来たけど、悪いことして有名になった人って、私の周りにはいなかったんだよな。。。うん。。。ビックリすぎる。


2013年10月07日(月) ロビン・カズンズ様の偉大な軌跡

 昨日、寝る前に私の永遠のフィギュアスケート王子、ロビン・カズンズの1980年レイクプラシッド・オリンピックで金メダル獲ったときのエキシビション映像をyoutubeで見つけたんだけど。。。

 これです、これ

 なんと!! 昨今、フィギュア界ではバカ流行のマイコー・ジャクソンをすでに滑っている!!

 さらにアンコールに応えてビリー・プレストンまで!

 見てもらえると分かるけど、ジャンプとかシングル・アクセルとかなんだけど、すごい高さと流れで、本当に美しくて、今でもロビン様は私の中のナンバー1フィギュアスケーターです。たとえ大輔や真央ちゃんがいても、ロビン様は永遠なのです。

 で。思ったのだけど、この当時はポップスやロックをフィギュアスケートの競技プログラムで滑るなんてありえなかった。ロビン様は本当に画期的だった。当時の中継では「初めてロックのリズムをフィギュアにとりいれました」と言われていたのを覚えてる。この年のフリーのプログラムにはロックが織り込まれていたんだ。

 そしてこのエキシ。驚くのはマイコーもビリー・プレストンも黒人だってことだ。

 あの頃、黒人のポピュラー音楽を白人のイギリス人がフィギュアスケートで滑るって、しかもオリンピックのエキシビションで滑るって、ものすごい冒険で、ものすごい衝撃で、ものすごいことだったんじゃないか?と今思う。

 ロビン様はやっぱりスゴイ人だ。

 もちろんビリー・プレストンは「5人目のビートルズ」とも呼ばれた人だから、イギリス人のロビン様からしたら英雄みたいなものだったかもしれないけど、でもでも! イギリスのロイヤルバレエ団にも合格したような、お金持ちな、ボンボンのロビン様が黒人の歌う曲に合わせて優雅に滑る。

 この瞬間にフィギュア・スケートの歴史って、ググッと大きく動いたんだと思う。

 伊藤みどりが女子フィギュアスケートをスポーツに変えたこともすごい意義のあることだけど、ロビン様のこの勇気ある滑りも、すごい意義のあることだと思う。

 ちなみにロビン様は今はみんなやる3連続ジャンプを最初にやった人だと思う。プロになってから、確か82年ごろだったと思う。テレビで見て、なんてすごい!!と驚愕したんだ。

 あ! マイコー・プログラムの終盤、このときはまだなかったはずの「スリラー」の振り付けに似た振り付けが出てくる。ロビン様、やっぱり天才としか言いようがない。

 今は若手選手の振り付けなどもされておりまする。はい。

 そして今もフィギュア界にはほとんど黒人選手はいない。今は日本人選手の活躍が目立つけど、基本的にフィギュア・スケートは白人の欧米人による、閉鎖的な競技なんだ。

 

2013年10月06日(日) 火事

 いつも、「ひぽこん」を読んでくださっているみなさまへ。
 昨日、ライターの和田靜香さん(48歳)が亡くなりました。火事のため、煙に巻かれてのことです。

 。。。と、なりかけたんだ、昨日の夜っ!!!!!!!!!!

 昨日の夜、寝ようとしていつものように睡眠薬を飲んだのに、何を思ったか、急に、そうだ、明日の朝のご飯を炊いて、でも、ホットケーキも食べたい気がするから、ホットケーキも焼いておこう!

 なんて思った。急に。

 そしてご飯を炊きながら(土鍋)、ホットケーキを焼いた。

 完成。

 。。。のつもりだった。しめしめ、これで朝、どちらか好きなほうを食べてバイトに行こう!と考えていた。

 寝たのは12時ごろ。ところが3時ごろ、足がしびれて目が覚めた。血のめぐりの悪い私。

 ボオオとした頭で「水での飲むか」と台所に行くと、ピーピー音がして、ガスレンジが光ってる。

 あれ????

 睡眠薬のせいで頭がボオオオとしてる。

 何だろう?

 見ると。。。。

 マジかっ? ウソッ?????

 なんと、ホットケーキの火がつけっ放しだった。。。。

 細い火。

 でも、今のガス台は、一定の時間、温度に達すると自然にガスが消えるようになってる。ガスも漏れない。

 私。。。。。。。睡眠薬でボオオオとした頭でホットケーキ焼いて、焼けたと思って、ガス止めず、そのままだったんだ!!!!

 もし、ガス台が昔のタイプだったら。。。。

 間違いなく死んでいた。

 しかも、火を出して。周囲を巻き込んで。

 なんてこったい!!!

 大変なことになるところだった。

 自分だけ死ぬならいいけど、周囲を巻き込むのはいけないっ。

 事故って、こうして起こるんだ。まったく思いもかけず。予想だにしない場面、時に。

 気をつけなくては。もう二度と、睡眠薬を飲んで何かをしない。本当にいけないっ。絶対に火はつけない。

 大反省っ!!

 人生一寸先は闇。どんなことが起こるかわからない。

 しかし、死にたい死にたい言いながらも、また生き抜いてしまった。まだ生きろということか。

 ぼちぼちやろう。たとえ貧乏でも何でも。

 部屋は今、焦げ臭いです。はい。ホットケーキはカスカスな感じになっていました。しかもそれに気づいたのは、朝です。朝まで、それがカスカスだとわかっていなかったのだから、なんと恐ろしいことでしょう!
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