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ポリフォニー - 2003年08月22日(金) 「ポリフォニー」ってのは多声音楽のこと。 つまりいっぺんにいくつものメロディーが同時に流れてて それでいてちゃんとハーモニーができているような(できてない場合も多々あるけど) 音楽。 バッハの曲なんかみんなそんな風に書かれているし、 皆さんが中学校や高校時代に音楽の授業で歌う、混声合唱なんかみんなそうだ。 昨日の晩は暑かったんだけど、 外では類稀なポリフォニーがあふれていた。 セミの大合唱と鈴虫の声とヤンキーどもの集会によるポリフォニー{{(>_<) }} ぜ〜〜〜んぜん眠れなかったっす。 ... 曲が先?演奏が先? - 2003年08月21日(木) 「音楽の友」の今月号を読んでいて、あるところが目に止まった。 今年秋から東京交響楽団の音楽監督になる、ユベール・スダーンという指揮者と 今まで40年このオケの音楽監督を務めてきた秋山和慶さんとの対談記事の中の言葉。 スダーンの話の中で 「日本で指揮していて面白いなと思うのは、日本の聴衆の方が『あなたが指揮するブルックナーが大好きです』とか『あなたが指揮するモーツァルトのファンです』といった表現をされる点です。つまり指揮者を介して作品に接していく傾向が強いのです。ヨーロッパの聴衆はあまりそういう言い方をしません。」 という箇所だ。 これは日本人がヘンだとか良い、悪いということではなく、 そういう傾向があり、ヨーロッパ人とは違う、ということだ。 なるほどなー、と思う。 確かにそうかもしれない。 最近でいえば「故・朝比奈さんが振ったブルックナーは絶品だった。」とか 「アーノンクールの指揮するベートーヴェンは凄い。」とか。 考えてみると私なんぞも全くそうだ。 ポリーニの弾くショパンだとか、ムーティの指揮するヴェルディのオペラとか、 そんなことで一喜一憂しているよなぁ。 別にそんなことを改めて考えることもなかったが(ないこともないが) なるほどなぁ、と思ってる内、またこんなことも頭に浮かんできた。 なるほど「ポリーニの弾くショパンが好き。」(例えばね)と私は昔から考える。 しかし以前と比べその比重はかなり変わってきている気がするのだ。 いや、比重というのはその思いの中で「ポリーニ」と「ショパン」にかかる比重だ。 どっちかが薄れてきた、ということではなくてね、 前は「ポリーニ」が弾いている、ということが肝心で、そこに魅せられていた気持ちがかなり大きかった。 でもだんだん変わってきている。 今は「ショパン」という作曲家の音楽がとても個性的で魅力的で面白い、興味をひき、気持ちが彼方に誘われる… それはポリーニがこういう態度と個性でショパンの音楽に向かっていることによって、 ショパンのこういう面が聞こえてきた、またはショパンはこういう音楽を書いた、 ということを知ることになったからだ。 こんな具合だ。 うん。確かにそうだ。 だんだん聞き方が作曲家本位、作品本位になってきている。 いつからそうなったのか、何でそうなったのかわからない。 でも私はこう考えているうちに、これは自分としては結構健全な歩みだという気がする。 もっとも皆さんに言わせたら、まず曲ありき、なのは当たり前で オマエの方が今までマニアックすぎたのだ、と言われるかも。 でも、マニアックとは思わないけどね。 最初のスダーンの談話に戻るが、やっぱり演奏があって作品の色んな面を知ったのだ。 さっきのショパンでいえば、ポリーニだけでなく他の数え切れないほどのライヴやCD コルトーやフランソワ、リパッティ、ルービンシュタイン、ミケランジェリ、アシュケナージ、アルゲリッチ、園田高弘さん、それに私の友人たちetc… 絵画や文学と違って「演奏」という行為がないとその作品がわからないからね、音楽は。 それに、そうだ! 今CDが売れない売れない、という中で「ナクソス」という、 一枚1000円でとにかく作品総目録のように、古今東西クラシックの音楽をすべてカタログに網羅しようとしているレーベルがあり、それがすごく売れているのだ。 私もよく買う。 値段を安くするために、できるだけギャラの安い、大家ではないが必要最小限良い演奏のできるアーティストを使ってレコーディングするというCDカンパニーだ。 それにそうだな、 大体アーティスト自体、特に若いアーティスト、 自分の個性をバリバリに押し出して演奏する、ってより しっかりと楽譜を正確に間違いなく音にしていく、っていう演奏家が多くなってきている。 うーん、私の場合なんてことで書いてきたが こうして考えると、今の音楽界自体がそういう「演奏家より作品が大事!」 って感じになってきてるんじゃないか。 だんだん話が大きくなってきてしまったよーー!! また考えを深めたら、ここに書いてみますね。 今日はこれまで。 P.S ようやく晴れました〜!東京。 ...
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