ある音楽馬鹿の徒然カキコ♪...みゅう太

 

 

いてててて - 2003年11月04日(火)

土曜に久々にストレッチをみっちりやったというのに
昨日、バッティングセンターでバカンバカン打って
ピッチングゲームで投げまくったら
(なんだか調子がよくてストライク入りまくりだったぜ。いぇ〜〜い♪)























全身筋肉痛(>y<)



















んでヒザ…じゃなくて腿が笑ってる状態。


つくづく情けない体になったもんだ。



歳はとりたくないもんだ…(悲)



...

素晴らしきかな、老ピアニストの音楽 - 2003年11月01日(土)

昨日は私のちょー尊敬している園田高弘先生の
75歳記念リサイタルがあった。


私は園田先生に2度、お仕事でご一緒したことがあって
色々なことを話したことがある。
というより、学生時代から先生のバッハのCDを聴いて以来
「日本にこんな中身のいっぱいつまった立派なピアニストが存在したのか!」
と驚き、折にふれて先生のコンサートはできる限り出かけるようにしていた。


先生の博識ぶり、長年の経験からくるちょっと余人からは出てこないだろう洞察力、
そしてなによりも若者でもこれほどは…と思えるほどの情熱。
すべてに圧倒されたのを思い出す。


昨日のリサイタルは今まで私が聴いた先生のどのコンサートよりも素晴らしく、
というかまるで別次元のようだった。
素敵で楽しくすらあった。

75歳ですよ!!
外人アーティストなら75でもまだまだ、だと思えるだろうけど
(やっぱり西洋人は体が違うから…)
日本人で75で現役、しかも完全な第一線で活躍している人など
この国では初めてのことだろう。
しかもブラームスのピアノ協奏曲の第2番をいまだにレパートリーの最前線においている75歳なんているかよ!
(若くったって弾けない人の方が圧倒的に多いのに。)


で、昨日のリサイタル。
厳粛・壮麗きわまりないバッハ。
先生の十八番、ベートーヴェンの「熱情」の確固たる安定感。

先生はここへきて音色がさらに美しく、幅がでてきた気がする。

そして後半のドビュッシー。前半とは別の人が弾いてるみたいな音色ですっかりうっとりしてしまった。
先生がかつて初演した武満さんの「遮られた休息」と湯浅譲二さんの「内触覚的宇宙」の
孤独な美しさ。
最後のプロコフィエフの「戦争ソナタ」は圧倒的でその攻撃的でモダンな音楽が
難しくなればなるほど先生の音と技がどんどん冴えに冴えていくという感じで
信じられないほど凄かった。
私も鳥肌を立てていたが、最後の音が終わった瞬間、
「ブラボー」ではなくて「おおおっ!!!」とお客からどよめきがおこったくらいだ。

なんだか贔屓の引き倒しみたいな文章になってしまったが
あのいつも前へ前へと向かう、永遠の青年みたいな情熱!

私は本当に心底感激したのだ。
私もあんな歳のとりかたがしたい。


先生はアンコールにプーランクの「無窮動」を弾いたのだが、
あの厳格な顔をした先生からこんな自由な境地を聴けるなんて、
なんとも嬉しかった。


園田先生と少しでも関われた人生を、
私は誇りに思っている。



...




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