ある音楽馬鹿の徒然カキコ♪...みゅう太

 

 

キーシンのリサイタル - 2003年11月11日(火)

の報告っす!


いや〜、やっぱりすごい、キーシンは。
今年になってからポリーニ、ツィメルマン、アルゲリッチやフレーレを聴いた耳ですら、そう感じる。

まず音の充実ぶり。
底光りするような、完全に楽器が鳴りきって限りなく美しく、限りなく大きくって感じだ。
それにあの超絶技巧たるや、リストのメフィスト・ワルツやハンガリアン・ラプソディーみたいなゴテゴテの極限技巧で飾られた曲でも
彼にかかったら簡単に弾けちゃう、っていうか余裕がありすぎてえらくスマートに聞こえて物足りないくらいだった。

もっとも前半はシューベルトの生涯最後のピアノソナタで、
これは後半のリストと全く違う種類の精神的で、怖くなるくらい孤独で美しくって静かな曲だけど、これをキーシンは素晴らしく弾いた。
聴くほどに、私はどこかあの世にでも行ってしまうんではなかろうか?
などと思ってしまったくらい。
他にこんな演奏をできるのは誰がいるだろう?
私にはあと2人か3人しか…ルプーとかシフ?くらい…思い浮かばないな。。

ただコンサートの満腹感ってことでいったら
前回の「展覧会の絵」の時の方が上だったかも。


それにしてもキーシンはたしか17歳くらいの時から聴いているが、
最初は天才肌の、でもどこか不安定で
曲によって底の知れない凄みのある演奏を聴かせてくれるけど
時には「どこへ行ってしまうんだ!キーシン!」って時もあった。
その頃の彼はチック(?)の症状もあって
たけしみたいに肩や首を小刻みによく動かしたりするクセが抜けなかった。
とても神経質になっていた年頃だったのだろう。
「この少年は将来リヒテルのようになるんだろうな…」なんて思っていた。



でもカラヤン/ベルリン・フィルとチャイコフスキーの協奏曲を演奏したのをテレビで見た時に、「随分、大きくなったなー。」と感じ、
その数年後、ニューヨークのカーネギーホールでのオール・ショパンのCDでは
音が素晴らしく鳴りきっているのと、音楽が堂々と覇気に満ち溢れていて、
かつて感じた神経質さなんかは微塵もなく
「今度はルービンシュタインみたいになってきたな!」と驚いた。


そんな感じでキーシンはどんどん成長している。
今や「世界最高の」ピアニストのひとり、と言って誰も反対しないだろう。
私も心からそう思う。


それに見かけも随分オッサンになった…




...

健康な精神は健康な肉体に宿る - 2003年11月07日(金)

…というが
本当である。


どうもこのところ、カゼ気味なのか
そのせいなのかなんだかわからないが
体調が冴えない。


先月、先々月とハードな日々だったからその反動かもしれない。


どうもここ2〜3日やる気がナイナイ気味だ。

ナイナイと言っても岡村さんと矢部さんではナイ。
(つまんね〜〜〜。 こりゃ末期だな。)


体調万全だとどんな突発的な仕事が来ようが、
アクシデントが起ころうが
雨が降ろうが槍が降ろうが
「まかしとけっ!!!」
だが


体力が落ちてくると
「う〜ん、めんどくさいよ〜。」
くらいならまだいいが、
まじ、頭がまわらなくて、できなくなって
パニックになりそうになったりする。

まだパニックには全然なってないけど、ちょい心配…


まあ、考えていても仕方ないので
適当にがんばりますデス。



...




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