ある音楽馬鹿の徒然カキコ♪...みゅう太

 

 

豪華絢爛!!ヴェルビエ音楽祭 - 2003年12月08日(月)

見た人いるだろうか?
昨日NHK教育テレビでオンエアされた
「ヴェルビエ音楽祭10周年記念コンサート」のライヴ録画を。


いやー、音楽のことではちょっとやそっとじゃ驚かない私も
(え?しょっちゅう驚いてるじゃないかって。)
こりゃーぶっ飛んだ。

ピアニストが中心だったのだがまずはメンバー。
マルタ・アルゲリッチ、エフゲニー・キーシン、エマニュエル・アックス、
ミハイル・プレトニョフ、ラン・ラン、レイフ・オヴェ・アンスネス、
ニコラス・アンゲリッチ、
それに指揮者のジェームズ・レヴァインもピアノで参加。(この人がまた本業顔負けの上手さ。)

こんなコンサートが今年行われていたなんて、
私は不覚にも知らず、いきなりアルゲリッチとキーシンのデュオ!なんてとてつもない
組み合わせから始まったのには度肝を抜かれた。
モーツァルトの連弾曲だったが、顔合わせも夢のようなら
演奏も夢の中で遊んでいるような素晴らしい演奏だった。
アルゲリッチがしょっちゅうキーシンの方を見て「そう、それ最高よ!」
みたいに微笑むのが何ともいえなかった。

その後も色々な組み合わせで2台8手あり、8台(!)のピアノあり、
もう目もくらむばかりの豪華コンサート。


しかもまだまだでっせ。
これに祝祭アンサンブルが加わる。
ヴァイオリン…ギドン・クレーメル(コンマスをやった。)、ドミトリ・シトコヴェツキ、
クリスティアン・テツラフ、サラ・チャン、ルノー・カプソン、ニコライ・ズナイダー。
ヴィオラ…ユーリ・バシュメット、今井信子。
チェロ…ミッシャ・マイスキー、ボリス・ペルガメンシチコフ。

なんじゃ、このメンバー!
どうやって集めたんだ!


まさに空前のコンサート。

番組の司会者が「豪華な顔合わせのコンサートでした。」と締めくくっていたが
そんなどころの騒ぎじゃない。
知らないアーティストなど皆無…どころか、
だってこれ、現代最高の、またその中でも指折りの名人ばっか。



いやいや、堪能した昨日の晩でした。



...

恋文 - 2003年12月04日(木)

気持ちは幸せでも、仕事は相変わらず忙しい。
オフィスにいるとどんどん心がささくれ立ってくる。

周囲の雰囲気の悪さ。
人の失敗をあざ笑い、
いない人間の陰口を言い放題、
あのバカがなんとか、
あのクソ野郎、死ね、
電話をたたきつけたり、
ひどいものだ。

これが音楽を扱う仕事をする人間のいる所かね。


そりゃ忙しいさ。
気持ちに余裕もなくなるさ。

でもどうしてこんなにカンタンに、
ダークサイドに自分を投じてしまうかね?



今、テレビで「恋文」というドラマをやっている。
連城三紀彦の直木賞(だっけ?)作品のドラマ化。
渡部篤郎、和久井映見、水野美紀なんかが演じている。

子供みたいにとっても純粋な男がいて、
彼は大事な奥さんや子供がいるんだけど、
ある日、昔の恋人に会う。
彼女は思い病気であと半年くらいしか生きられない。
それを知った彼は突然奥さんのもとから姿を消し、
病気の彼女のそばで、彼女のために限られた時間を愛そうとする。
彼の奥さんはもちろんワケがわからず大慌てだが、偶然彼を見つける。


…こんなシチュエーションだから、普通ならドロドロのドラマになりがちだ。

でもこの作品は違う。
一人一人、相手がどうしてこんなことをしたんだろう?
彼は、彼女は、どうしてこういう風に考えるのだろう?

ここの人たちはいつも他人を思いやって、理解しようとする。
奥さんは「もう仕方がないなぁ。」と彼を許し、相手の女性に「がんばれ。」
とまで言うのだ。

その優しさは見てて切なくなったりする。
これを見てる友達にも「ありえないよ、こんなの」と言われる。


確かにこんなことは現実にはありそうにないし、
こんなに人と人とが思いやる関係を、幻想だろうか?
などと思ったりもする。


でもそうじゃない。
私は決してそうじゃないと思う。



私はこうありたい。



...




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