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二枚目半?のサガ - 2004年01月14日(水) 仕事帰り、定食屋でゴハンを食べていた。 私の正面に位置する所に座っている ちょっと小西真奈美似の女性。 そんなに美人、というほどではないけど 色白でつるっとした肌に一重で切れ長の目、 海苔がペタッはりつくようにのびるロングヘアー。 (すみません、こういうの美しく書く術を知らない私。) すっぴんになったら恐らく別人の顔。(おいおい) 胸の大きく開いたシャツで 黒いストッキングを履いた足をカッコ良く組んでいる。 食べているのはカキフライ? なぜだか気だるそうに食べる女。 …とまあ、別にそんなたいした女じゃないな、と思いつつも ちょっとその雰囲気にのっかってしまったワケだ。 で、しばらくその女を観察していた。 私の常として、観察していると 周りを忘れて見すぎてしまう。 その女は私の視線に気づいている。 「しまった。もう見ないようにしなきゃ。」(←気弱) それからの私のぎこちないこと。 私は焼き魚定食を食べていたが、 うまく身はとれないわ、骨はノドにひっかかるわ。 そしてついつい男っぽい仕草をしてみよう、などと(どんなじゃ?) カッコつけてみたくなる。 時々チラッと見るとやはり女はこっちを見ている。 ナンパされると思っているのか…? (←自意識過剰) 食べ終わって、私はなんだかいたたまれなくなって さっさと立ち上がった。 それで最後くらいキゼンとしたところを見せようと思って 「キッ」と視線を送ったら、 カバンのショルダーベルトにつまづいて転んでしまった (>y<) ああ、情けない。 いつも三枚目に堕ちる私。 せめて二枚目半くらいにはならなきゃ。 ... 「大河」の音楽 - 2004年01月13日(火) いよいよ始まりましたね、『新撰組』。 面白かった〜。 役者も三谷組っていうか、 最近の三谷さんの舞台、映画、ドラマに出演している人が総出演って感じで それも適材適所。 いいですねー。 で、ドラマについてはともかく(色んなところでたくさん話されているでしょうし) 音楽馬鹿としては、「おっ!」と引きつけられたのは 何を隠そう、そのオープニングテーマ。 NHK大河のテーマ音楽というと その時その時の一級の作曲家の方々が腕によりをかけて とっても聴き応えのある曲を書いてくれるのですごく楽しい。 そりゃ1年間、聴かれ続けるワケですからね。 ちなみに私は「NHK大河ドラマ集」というCDを持っているが、 武満徹さんも書いてるし、湯浅譲二さん、間宮芳雄さん、池辺晋一郎さん あの山本直純さんetc錚々足るもの。 去年の『武蔵』はモリコーネの音楽ということで 話題をよんでたけど、どうだったんだろう? そしてその演奏はいつもN響で、 またその時の旬の指揮者が選ばれる。 業界の内輪話で恐縮だが、これに起用されるための争いは激しい。 マネージャーもNHKにすりすり状態。 若い指揮者などはなかなか選ばれない。 一昨年だったか音楽監督のデュトワが指揮した音楽なんかは すごく新鮮だった。 …で『新撰組』。 音楽は三谷さんといえばこの人、 服部隆之さんが書いているのだが まず今までの大河とはちょっと違う透明で歯切れのいいリズム、 軽快な感じがすごく耳を引いた。 これは曲の話でなくて、演奏の話。 大河の音楽というと重々しくずっしりしていることが多かったので (たとえテンポの速い曲でも) かなり興味をひかれ、「誰が指揮しているんだろう?」と思ったら 広上淳一さんだった。 いや〜、「今までにない大河」と銘打った『新撰組』にはふさわしい起用だな、 と思った。 私は広上さんが大好き。 彼は性格上少しキャリアの上では損をしているように思うが、 その才能はずば抜けていて、私に言わせれば日本人では小澤さん以来の大器。 去年のN響定期公演で振ったマーラー「大地の歌」なんか、本当に素晴らしかった。 彼の指揮するN響のこのテーマ曲を聴いただけで 私は「『新撰組』、成功するな。」と確信してしまった次第でありました。 ...
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