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深夜のアニメ - 2004年04月15日(木) 先日書いた「ドラゴンボール」から よーし、ついでにマンガ・アニメつながりカキコだ!! …というのは、 今、深夜が充実しているんです。 火曜日夜の『Monster』、 『ウルトラQ』(←これはアニメじゃないけど) そして水曜夜の『鉄人28号』。 NHKがさかんにPRしている日曜の『火の鳥』も悪くはないが 全体の色調こそいいものの 肝心の人の絵・動きがお粗末。 (特に彩色…デジタル処理が甘いせいだろう。塗り絵みたいにのっぺりしてしまっている。) それに比べて『Monster』。 原作が大好き、という以上に畏敬の念を持つくらい感動した 大傑作なので(誰もがそう思うと思うが) アニメ化される、ってのは心配だった。 かなりの確率で失敗することが多いから。 でもこれは違った。凄い。 これがアニメか!?と見まごうばかりの質をもった背景、人物。 押さえた芝居運びから、迫真的な心理描写が浮かび上がってくる。 最近の声優の名前はよく知らないが、 エヴァの声を小山まみさん(漢字がわからない!があのアラレちゃんをやっていた超ベテランです。)がやってるところを見ても、かなり贅沢なキャスティングがなされている。 だから声だけ聴いていても映画のようだ。 そして製作はマッドハウス。 作画監督は高坂希太郎さん。(ジブリのアニメでも作画監督を務めるスゴイ人だ。) 原作者の浦澤直樹はこのスタッフであれば、 そして1年半というじっくりとドラマを描ける放映期間であれば、 という条件でアニメ化を承諾したらしい。 まだ2話までしか見ていないが、それだけの成果を挙げているように思う。 『鉄人28号』。 これもまた、あきれるくらい驚きのクォリティ。 古き良き時代のマンガチックな素朴なキャラが 異様に高密度な絵で動き回る。 そして話も(私はこういう話だと知らなかったのだが) とってもダークなら、全体の色調もダーク。 正太郎くん、ってあんな忌まわしい宿命を持ってたんですね。 とてもテレビアニメとは思えない、怖いくらいの迫力。 こっちの作画監督はなかむらたかしさん。 2〜3年前に『パルムの樹』というとっても素敵なアニメーションを製作した (昔『風の谷のナウシカ』では最初、ナウシカが怒りに燃える王蟲を鎮めるシーン、あのメーヴェが大空に飛翔するシーンを担当した人だ。アニメで「空を自由に飛ぶ」さまを見て、こっちの気持ちまでが空翔る気分になったのはあの時が初めてだ。) やっぱり、日本アニメ界ではビッグ・ネーム。 製作はそのまんま「パルム・アニメーション」。 スタッフ・クレジットは縦書きででてくる、という懲り様だ。 両作とも深夜だから実現できた、といえるのだろうけど それにしてももっといい時間でやってもらって 多くの人に見てほしいな。 ... 亀じいさん - 2004年04月13日(火) こないだ久しぶりに「ドラゴンボール」を読んでいた時のこと、 まだ最初の方の巻で、亀仙人(=武天老師さま)が 悟空とクリリンに修行を始めるにあたって言ってたこと、 「ええか、武道っちゅうのは別に強くなるためにやるわけじゃなくて、 修行することによって心身が強くなり、健康になって、 それによってできた余裕で人生おもしろおかしく暮らしちゃおう、ってわけじゃ。」 なんともあのジイちゃんらしいセリフ。 でも、目からウロコが落ちた感じ。 本来、仕事にしたって、 私みたいに音楽やったり、芝居やったり、 そしてその練習に精を出して精進して、 それって、人生豊かに健やかにするためにあるんだよね。 なのにいつのまにか、眉間にシワよせて 逆に振り回されちゃってる。 それももちろんある程度仕方ないことなんだけど。 いやー! それにしても亀仙人。 気持ちいいセリフだったぁ。。。 ...
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