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DOKIDOKI - 2005年01月31日(月) この週末、しばらくやっていないことを久々にやって とってもドキドキしました。 それは… 車の運転。 (← な〜んだ、と言わないように!) 私は筋金入り(?)のペーパー。 免許をとったのはハタチの時だけど 家に車がなかったのと、買う金もなく、 しかも実家の周りは駐車場代が超!高かったので、 乗る機会が全然なかったのです。 じゃあ、なんで免許とったのか?って言えば、 それは周りの友達がみんな教習所に通っていたから、としか言いようがなく、私もとらないとなんだか世間に出て行けない気がしたのだ。 レンタカー借りてあっちこっち乗ろう、なんて当時は思っていたんですけどね。 結局、次に乗ったのは30もすぎてからでした。 マイハニーにもバレてることだから、気にせず書きますが モトカノにドライブをせがまれてのことでした。 そしてその女性とも別れてからは またペーパーにもどったワケです。 また車と縁ができたのは、マイハニーが私のところに嫁入りと同時に 彼女の愛車も遠い北の大地からはるばる海をわたってついてきた、 ということなのでありました。 結婚してからは専らマイハニーが運転していて、 たま〜に私が「ちょっと運転させてよ。」と500メートルほどの距離を 走る、といったママゴト程度のことだけはしていたのですが、 ちょっと先日から我が家において「車問題」(なんだろ?)が勃発しまして、 私がこれから運転する度合いを増やさねば、という決心をするに至ったのであります。 で、家から東京23区内にある実家まで往復運転してみた。 途中高速を通り片道約1時間。 結構楽しいんだけどね。 やっぱり都心の混んだところとかは怖い。 このギッシギシのラッシュの中、どうやって車線変更するのだろう?なんて ビクビクしていましたよ。 マイハニーが横から、鬼教官よろしく激をとばす。 「そこで方向指示だす!スリスリと車線変更するぞ、とポーズを見せる!コラそこでやめない!絶対相手もゆずってくれるから!」 「今、信号見てた?強引過ぎる。今後気をつけるように。」 「ちゅうちょしないっ! 運転はメリハリが大事。」 だんだん調子にのってくる…(><) あと私としては高速で100キロだす、ってのが結構怖かったですね。 私は新幹線に乗ってても「のぞみ」なんかが300キロ近くだして走ってると怖くなるタチだから、80キロくらいで走ってるのがイイトコかなぁ〜。 特に帰りは雨の降る夜道だったから、かなり緊張して 背中が汗ビッショリだった。 それに車幅感覚がまだよくわかんないだよなぁ。 路駐されている時に対向車が来ると、「ひぇっ!」と心臓が跳ね上がる。 情けない話であります…。 とはいえ、久々に「運転する」という行為は なんだか自分に新しい機能が加わった感じで 新鮮なような、嬉しいような。 さて今度はどこ行ってみようか、とワクワク半分怖さ半分。 でもその前に車庫入れ、勉強しなきゃな。。。 ... グルダを楽しく想い出す会 - 2005年01月28日(金) ホットなコンサートとは 火曜日に行った「グルダを楽しく想い出す会」と名づけられた 女王マルタ・アルゲリッチのピアノ協奏曲のコンサート。 去年チラシを見た時、なんでここでグルダなのかな?と思ったけど 考えてみれば彼女は若い頃ウィーンでグルダに学んでいたし、 彼が死んだ時、すぐお葬式に駆けつけた記事なんかも見たことがあったから 情に篤いアルゲリッチならではの行動なのだな、と思った。 (当日買ったプログラムにもそのへんの彼女の考え方と行動が書かれていた。) 前にも書いたけど、私はグルダが大好き! 学生時代からグルダは私の憧れで、モーツァルトやベートーヴェンのピアノ曲の勉強には グルダのCDがなくてはならなかった。 そしてこのコンサート、グルダのチェロ協奏曲ひとつを除いては (ゴーティエ・カプソンが素晴らしく弾いた。この曲、ウィーン風のクラシックとジャズとポップスが融合した楽しい曲で、人によっては恥ずかしくなるような“古き良き”懐メロ?ポップスのようで、でもすごいポジティヴなエネルギーに溢れてる。私はこんなグルダの音楽がまた大好き。) 全部モーツァルト。 私の行ったサントリーホールの公演は、 グルダの2人の息子パウルとリコが「2台のピアノのための協奏曲」を弾き、 (前に彼らを聴いた時よりはるかにいいピアニストになっていた。) 若き俊才ルノー・カプソンが「アダージョ」と「ロンド」を。 そしてグルダのチェロ協奏曲。 後半にいよいよアルゲリッチ登場で「ピアノ協奏曲第20番」だった。 これは凄かった! 何度聴いても彼女は凄い。なんだってあんなに幻想的に音が響いて、直接聴き手にものを言うみたいに強烈に訴えてくるのか。ああ音楽が大地から生まれる如く自然に息づくのか。 彼女はモーツァルトだけはニガテなのらしい、と今までの経験で思っていたけど (実際グルダもそう言っていたらしい。) 今回はそうではなかった。情熱と夢が交錯しながら透明感あふれるモーツァルトだった。 これには新日本フィルを指揮するアルミンクの力も大きかったかもしれない。 (アルゲリッチの出番では、ナント!ルノーとゴーティエがオケのトップに座って弾いていた。) このコンサートを通じて、彼の指揮するオーケストラがとてもよかった。 ああ、やっぱり彼もウィーンの人なのだなぁ、と感じさせる 流れこそキビキビしているけど、スタイルの的確さ、ひとつひとつのフレーズのふくよかさ、あたたかさ…。 それがとてもこういう楽しい会にふさわしい雰囲気を生み出していた。 かつて聴いたグルダの素晴らしく高揚した、幸せいっぱいになったコンサートを思い出した。 グルダも天国から「ようマルタ、やってくれたな!」と喜んでいるんじゃないかな。 ...
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