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2004年02月10日(火) 「デッドエンドの思い出」/よしもとばなな


去年の夏に新刊で出て以来、何度か読んでいるこの本。好きな本です。
短編があまり好きでない私も、よしもとばななの短編はなぜかするすると読むことが出来ます。
それに装丁の写真(?)がものすごくきれい。

一番印象深いのは、最初の短編「幽霊の家」。いつ読んでも学生時代や秋の風やほのぼのしつつ感じるじんわりしたあたたかさを感じます。
主人公が結婚して終わる、とゆう展開も、今までのよしもとばななの本を考えると珍しいような気がして新鮮でした。
たぶん、著者本人が結婚・出産を経験したことで、ちょっとずつ何か変わっているのかもしれないな、そんなことも思いました。



2004年01月22日(木) 「葉桜の季節に君を想うということ」/歌野晶午


彼に「読んだら売って」と言われた本。そろそろ読まなくちゃ、と読みました。
題名だけをみたら、こうゆう題の本を彼がくれるなんて♪とちょっと胸がキュン♪としちゃうのですが・・・
帯には“○○ミステリー部門第1位!”“△△なミステリー第1位!”とかとにかく好評らしきことが書かれていたんだけど、
私の感想は、「うーーーーーん・・・」。
特別ハラハラもしないし、一気に読んじゃった感もないし、「え?あれはこうゆうこと?なのかな?」とゆう感じで終わってしまった。
ミステリー感もなかった。

だけど、売りに出したら、1,2時間後に売れてしまいました。
男の人はこうゆうの好きなのかな?



2003年12月20日(土) 「ムーンライト・シャドウ」/よしもとばなな

彼女の本で一番好きな話かもしれません。
読むたびに新しい言葉で励まされたり、感動してしまいます。

「今がいちばんつらいんだよ。死ぬよりつらいかもね。
でも、これ以上のつらさはないんだよ。その人の限界は変わらないからよ。」

この本に出会ったのはいつだろう。たぶん、1990年頃。
その頃の日記が手元にないので分からないけれど。
冬、風邪をひいて熱が出て、治りかけて寝ていなければいけないとき、
いつもこれが読みたくなり、読んで泣きます。

この言葉がとても心に残り、以来時々私を励まします。

「別れも死もつらい。でもそれが最後かと思えない程度の恋なんて、
女にはひまつぶしにもなんない。」

そう思える恋をして、しみじみ納得したのでした。



2003年11月16日(日) 「星々の舟」/村山由佳


・・・直木賞で有名な最近の本。彼に借りて新幹線で読破しました。
自分では絶対買わないかも、な本・・・・うーーーーん!!!
題名のロマンチックさかげんにだまされた、いいんだけど、直木賞、なーる、って感じなんだけど・・・
こうゆう本、どっかで読んだなー。浅田次郎っぽい。とちょっと思いました。
家族がそれぞれ胸に抱いた傷・悲しみ。若かったときの情熱。
今の、この自分を抱いて生きていく強さ。
そうゆうことを感じました。
ちょっと痛かったな。





2003年11月12日(水) 「モンキームーンの輝く夜に」/たかのてるこ

・・・ご存知、私がすっかりファンになってしまったたかのてるこさんの最新刊です。
これ、いいです!!!!!!!もー電車の中で読んで、一人で笑って泣いちゃいました。
借りて読んだんだけど、即、購入決定です。
異国(しかもラオス)で恋に落ちた彼女、今進行形の恋愛をこんなセキララに書いていいんだろうか・・・と勝手に心配しながらも、二人の純粋さに思わず涙。
人を好きになった始まりの正直な気持ちが胸をうちます。
これこそ真実、と思いました。とにかく絶賛です。

もー読んで!読んで!





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