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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2007年04月18日(水) 養命酒その他 養命酒ですか?
もちろん、飲んだことありますよ。
子供の頃は、ばあちゃんのミニカップに分けてもらって飲みました。
酒が切れたアル中をやっていた頃は、ボトルからコップに注いで飲んでました。実家にお歳暮お中元でもらったのが何本かあったものですから。甘ったるくて、たくさん
飲むと気持ち悪くて吐きそうになりますが、結構なアルコール濃度ですからね。
ホワイトリカーを飲むのは普通でしょう?
最近は、2.7リッターの焼酎を安く売っていたりするんで、あえてホワイトリカーを選ぶ理由はないのかもしれません。梅酒とかの果実酒を作るベースになる酒です。梅酒は焼酎で造っても良いんでしょうが、実家ではホワイトリカーでした。
そのまま飲むことは考えてないのでしょう、味のしない、アルコールの刺激臭がぷ〜んとくる液体ですよ。それを、コップに注いで、水かお湯で割って飲みました。
酢を飲んだこともありました。あまり酔いませんでした。
みりんを飲んだこともありました。こちらはそこそこのアルコール分が含まれてますから、酔えます。さすがに気持ち悪くなって毎回吐いていまうんですけど。
僕はやったことがないのですが、ヘヤトニック飲んだ人もいます。これなら病棟の仲間で持ち込んでもばれないし(本当か?)。柳屋 がうまいそうです。今のは昔と違うのですかねぇ。
ナースステーションとかには、傷口や注射あとを消毒する脱脂綿がアルコールに漬けてあるでしょう。あれを飲んでみたという人の話も聞きました。吐いたそうです。
2007年04月17日(火) 麻薬や覚せい剤(その2) <覚醒剤部門>
覚醒剤
向精神薬の一種。脳の機能を積極的に亢進させ、眠気をなくし、疲労感を軽減するほか、気分を爽快にして思考能力を促進させるなどの効果があるが、常用すれば習慣性となり、精神的依存から覚醒剤中毒に陥る。第二次世界大戦後「ヒロポン」が乱用されて社会問題となり、覚せい剤取締法によって禁止された。アンフェタミン、メタンフェタミン、およびその原料となるエフェドリンが規制されている。
アンフェタミン(amphetamine)
覚醒剤として指定されている。通称スピード。常用すると依存が形成されやすい。注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療薬。
メタンフェタミン(methamphetamine)
戦後の一時期にヒロポン(商標)として一般に販売されたが、その後覚醒剤に指定された。ナルコプレシーの治療薬。
エフェドリン(ephedrine)
塩酸エフェドリンは、交感神経興奮剤で気管支拡張剤の効果がある。1885年長井長義によってマオウ(麻黄)から分離された。気管支炎、風邪などに使われる普通薬。覚醒剤の原料になるために規制されている。過去ダイエット薬に含まれていたことがある。
<幻覚剤部門>
LSD
もっとも強力な幻覚剤(精神異常発現物質)。1938年にスイス人化学者アルバート・ホフマンによって最初に合成された。リセルグ酸ジエチルアミド。透明な結晶あるいは液体。内服により知覚異常や幻覚、抑うつ、統合失調症に類似の症状を呈する。アメリカでは医療用に販売された時期もあった。麻薬に指定。
メスカリン
幻覚剤。アメリカ原住民がサボテンから抽出し儀式に用いていたもの。化学合成も可能。視覚的幻覚を起こす。現在は麻薬に指定。
マジックマッシュルーム(magic mushroom)
幻覚性があるキノコ。視覚的幻覚を起こす。日本にも自生するが、栽培することは禁じられいる。ワライタケなど。
MDMA
合成麻薬。幻覚剤。海外では心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療に用いられる。麻薬に指定。依存性の検証は十分なされていないが、エクスタシーやバツの名前で密売される錠剤は、意図的に他の薬物(麻薬など)が混ぜられているものがほとんどであり、治療薬と同列に論じることはできない。
<その他>
酩酊や鎮静効果のある薬を俗にダウナー(downer)と呼び、アルコールもこの範疇に入る。逆に覚醒作用のある薬をアッパー(upper)と呼び、カフェインを含む。
鎮痛剤、催眠剤、抗不安剤、鎮静剤などの処方薬でも乱用・依存は起きており、ネットの普及を背景に違法な流通も増えている。処方薬乱用の多くはダウナー系薬物だが、メチルフェニデート(商品名リタリン)などはアッパー系である。
2007年04月16日(月) 麻薬や覚せい剤(その1) <麻薬部門>
麻薬
麻薬取締法で指定された薬物および植物。麻薬は従来 narcotic drug とよばれ、単に narcotic といえば麻酔薬のことであったが、現在では国際的に麻薬をさすようになっている。アヘンアルカロイド(アヘン・モルヒネ・コデインなど)と、コカアルカロイド(コカインなど)、合成麻薬(MDMAなど)がある。
アヘン(阿片・opium)
モルヒネなどを含む代表的な麻薬の一種。ケシ科のケシの果実の液から作る。乾燥粉末にし精製したものを吸煙する。習慣性がありやがて量を用いなければ効かなくなる。医療用にも用いるが、あへん法によって一般への売買、使用が禁止されている。
モルヒネ(morphine)
アヘンアルカロイド。1805年ドイツの薬剤師ゼルチュルナーによってアヘンから単離された。白色の結晶または粉末。鎮痛薬として医薬用に使われる。麻薬に指定。繰り返して用いることにより耐性を生ずるとともに、身体性依存および禁断現象が現れる。負傷兵の治療にも用いられ、南北戦争での使用がその後のアメリカに多くのモルヒネ中毒者を生み出し、規制政策の基礎となった。癌性疼痛の鎮痛に用いる際には、依存は形成されないとされる。
コデイン(codeine)
アヘンアルカロイド。1832年フランスの薬剤師ロビケによってアヘンから分離された。通常リン酸コデインとして医薬品に用いられる。麻薬性鎮咳剤の代表的薬物。鎮痛効果はモルヒネより弱いが鎮咳作用は強い。家庭用にも用いる。
ヘロイン(heroin)
ジアセチルモルヒネの通称。麻薬。塩酸塩は白色粉末。体内で分解されてモルヒネになる。作用はモルヒネの2〜5倍強く、持続時間は半分。国際的に製造、販売、所持、使用が厳禁され、医療用に使用することも禁止されている。
コカイン(ocaine)
南米原産のコカノキの葉に含まれるアルカロイド。塩酸コカインをモルヒネに配合して癌性疼痛の鎮痛に用いる。無色の結晶または白色粉末、無臭。毒性が強く習慣性となりやすいため、麻薬に指定。
大麻(hemp)
アサの別名タイマのこと。中東や北アフリカではハシシュ(hashish)、東南アジアなどではチャラス(charas)・バン(bhang)・ガンジャ(ganja)、アメリカではマリファナ(marijuana)と呼ばれる。作用は服用者によって個人差があるが、陶酔状態になる。アメリカでは、マリファナの喫煙は実質的に解禁状態となっているが、日本では大麻取締法によって禁止されている。
シンナー(thinner)
塗料を薄めるために使われる有機溶剤。トルエンなど。シンナー蒸気を吸引すると酩酊感がある。依存性があり、毒物及び劇物取締法によって規制されているため、蒸気の吸引は違法。通称アンパン。
(明日は後半)
2007年04月14日(土) 立ち話の中身(定年後の発病と断酒) 山梨愛宕山でのAAイベントへ。
ちょっと聞き取りにくい仲間の話を聞きながら、別の耳の悪いメンバーが話してくれた言葉を思い出しました。
「全部を聞き取ろうと思ったり、全部が聞こえて当然だと思うと心がかき乱される。聞こえなくて当然だ。聞こえるところだけ聞こえればいいと思えば楽になる」
大きな部屋の中で、みんなと一緒に座って話を聞いている時間もあるのですが、部屋の外で立ち話ばかりしている時間もあります。どんな話をしているかと言えば、たとえばこんな話です。
仕事を定年退職して、家でごろごろしていたら酒にハマってしまい、しばらくドタバタしたあとで医者にかかって「アルコール依存症です」と診断される人は結構います。病院メッセージなんかで、そうした人の話を伺うと、それまで仕事熱心にやってきたのに、毎日ぶらぶらしていたのがいけなかった、というほぼ共通のシナリオを聞かされます。でも、酒は定年前から飲んでいる人ばかりです。仕事が歯止めになって、依存症の症状が表面化するのを防いできたという感じでしょうか。
それまでの人生は「ちゃんとやってきた」という自負心が強く感じられます。
で、その後ちゃんと酒がやめられたという事例を直接知らないのです。AAにも年寄りは一杯いますが、その多くは酒をやめ続けた結果年寄りになった人です。もちろん、年寄りになってから酒をやめる人もいますが、それは仕事現役時代から酒でトラブル頻発だった人が多いのです。
まあ僕は長野の田舎にいるので、ひょっとすると都会には「定年退職→依存症発病→断酒」という経過を辿った人も多いのかも知れません。断酒会はどうでしょうか。
そういう人の話を聞いてみたいと思い、知り合いのメンバーに「そういう人を知らないか」と尋ねて回っているのですが、いままでは空振りばかりです。
ホームグループのミーティングを経由して帰宅。エクスパックでお目覚めキットが届いていました。感謝。
2007年04月13日(金) 巨人の肩に乗れ 「もし私に他の人々よりも遠くが見えたのだとしたら、それは私が巨人たちの肩に乗っていたからでしょう」
万有引力を発見したアイザック・ニュートンが語ったとされる言葉です。
先人の残した業績があったからこそ、人並み以上のことができたという率直な告白です。
「車輪の再発明」という言葉があります。人類が車輪を発明することで、ものを輸送する労力は大幅に減りました。これが偉大な発明であることは、現在でも自動車、電車、あるいは飛行機の離発着にまで車輪は使われていることからうかがい知れます。私たちは生まれた時から車輪のある社会に暮らしているので、車輪の存在をあたりまえに感じています。
ここにある天才がいたとして、彼がものの輸送を楽にする手段を発明しようと努力したとします。四角い形やら△の形やら、いろいろ試した挙げ句、なるほど円板を円周方向に転がすと摩擦が少なく、衝撃も少なくて具合が良いことを発見し、それを応用した輸送手段を作成して「リヤカー」と名づけたとします。
それは天才らしい偉大な発明家も知れませんが、車輪を再度発明したことを讃える人はいないでしょう。
なんでAAのミーティングで小難しい本を読むのか。それは巨人の肩に乗るため(先人の業績を受け取るため)です。AAの最初の数年間に、わずか100人のメンバーの手によって「スピリチュアルな原理」は完成を見ました。彼らが特別な存在だったのか、真剣さが特別だったのか、奇跡が起きたのか、単なる偶然か、それは分かりません。ともかくそれが本となって残り、また延々と伝えられて今のAAの姿があるわけです。
その原理の根本は、決してAAの専売特許ではなく、普遍のものです。
そして成長するAAグループや、回復途上の個人が、努力を重ねて霊的原理を「再発見」したとしても、それは「車輪の再発明」と同じで、その喜びは自己満足です。
行動として表面に出てくるステップは、100人いれば100通りあるでしょうが、根本の原理はひとつです。自分にあったやり方を発見することが大切で、原理を再発明しようとすれば途中で嫌になるのが普通でしょう。
2007年04月12日(木) インテリは回復しない 僕がAAにつながった頃に、「インテリは回復しない」と言われました。
現在の日本でインテリという言葉が何を示すのかは曖昧ですが、少なくと原意の intelligentsiya とはかけ離れていると思います。物知りとか知識人ぐらいの意味でしょうか。今では高校卒業者の半数近くが進学して、高等教育を受けるわけですから、石を投げれば知識人に当たるぐらいなのかも知れません。
ここでは「いろいろ知識があって、理屈で考えるのが得意」ぐらいにしておきましょう。
インテリはなぜアルコール依存症から回復しないのか?
当時言われたことは「自分の頭で考えるからだ」というものでした。今の僕は「インテリは自分の理解できる理屈で理解しようとするからだ」と考えています。逆に言えば、自分に理解できないものを拒絶するのが理由でしょう。
アルコール依存症者の脳は、飲酒以外のことへの興味関心が薄くなってきます。それは脳の状態の変化から来るものです。飲むことで抑うつが強くなって、同じ思考パターンをぐるぐるくり返すようになります。結果として、いろんな要素を公平に考えることや、自分の考えが間違っていないか点検することができなくなるので、自力で自分の考えを変える能力がなくなります。
そこでちょっと人より知識が豊富だとか、理屈に長けているぐらいじゃ、焼け石に水です。それぐらい、アルコールの長期的な影響とか、子供の頃から身につけた認知の歪みとかは大きいわけです。
ちょっと言葉は強烈ですが「狂っている」わけです。ところがインテリは、自分の論理的思考は正常だという幻想を持ってしまいがちです。それが回復しない理由でしょう。
さまざまな要素を公平に勘案して結論を出すことができないわけですから、そんな状態で自分の結論にこだわってみても前へ進めません。納得できない理屈や方法論であっても、目の前に提示された方法に身を任せていく。自分の結論が最善でないのだったら、自分で考えて結論を出すことは時間の無駄です。
僕自身は、自分をインテリだとは思っても見なかったのですが、AAの仲間たちは「邪魔になる知的プライドの持ち主」と見抜いたのでしょう。僕は、もう少し病気が進んで、自分の中の障害物が消えるまで、回復が始まらなかったわけであります。
理屈で理解しようとすれば、そこで立ち往生です。いずれ自分にも理解できる時が来る、と自分に言い聞かせて進しかありません。
2007年04月10日(火) 今日は早く寝るんです ノートパソコンを選定してくれと頼まれました。
ノートパソコンてのは、店頭で買うと、何であんなに高いんでしょう? あいや、利益率の高い(価格も高い)ものを選んで並べているのかも知れません。というわけで、直販を選ぶことにします。
条件はDVD再生と、ワードとエクセルが使えること。メーカーはデルやHPという大手ではなく、NECや富士通と言った国内のコンピューターメーカーがお好みのようです。
まずNECのLaVie。
ミドルクラスの LaVie G タイプLアドバンスドというのを選んで、適当にカスタマイズしてみます。メモリはVistaを使うので1GB、無線LANカード、外付けのフロッピー、Office Personal 2007で14万3千円。
次に富士通。
同じようにワイド液晶の BIBLO NF を選び、同じくメモリを1GBと無線LANカードとオフィスを付けます。15万3千円。割引クーポンを使えばもう少し安くなるかも。
14万円前後ということでしょうか。
あんまり見て回っていると、自分も欲しくなる危険があるので、これぐらいにしておきましょう。
ACCEPTANCE WAS THE ANSWER を収録しました。
2007年04月09日(月) どうでもいい話 記録が残っていないのですが、この前パソコンの主要部品を買い換えて、Windows XPをインストールし直したのが、確か3年前だったと思います。その一年後にマザーボードが壊れて、それだけ交換しています。
さすがにそれも、いろいろ調子が悪くなってきています。
USB関係がどうもダメで、USBメモリのドライブが消えたり現れたり、印刷中にプリンターとの接続が切れてエラーメッセージが表示されたり、スキャナーを使うために再起動が必要だったり・・・。画面のリフレッシュレートが変わらないし、リジュームが再起動になってしまうし、謎の突然再起動も頻繁です。忍耐力養成装置になっています。
お金がないので買い換えを控えているうちに、二世代も古くなってしまって、いざ買い換えようとすると、使い回しの聞く部品が少なく、高く付いてしまいました。CPU(Core 2 Duo E6300)とメモリ2GB、Intelマザー、400GBのハードディスク。総取っ替えに近いです。
そしてお金を払った直後に「ゴールデンウィーク直前にCPUが値下がり」という観測記事を読んでしまいました。どうせ届いても、交換作業に入れるのはゴールデンウィークになってからでしょうから、焦って失敗してしまいました(でも、メモリの値段は上がるかも)。
話は変わりますが、タバコのTVコマーシャルがプライムタイムから消えてずいぶん経ちます。それ以前にも「吸っているところは描写しない」という自主規制が行われていました。
ところが、ビールのコマーシャルは相変わらずその時間にやっていますし、うまそうに「ぷはー」とやっている場面だって出ます。おかげで、僕の下の娘なんか、外食に行くたびにメニューを見てビールを飲みたいとせがみます(小学生なのに!)。
どうして、飲んでいるところを描写しなければならないのか。飲んで見せなくたってビールの広告は成り立つでしょうに。自主規制する気がないのでしょう。うまそうに飲んで見せないと、広告が成り立たないとするなら、それは単なる表現の貧困です。
まあ、水着のねーちゃんが浜辺でジョッキを掲げているポスター作る業界ですからねぇ。
「かっぱっぱー、のんじゃったー」とか「トリスを飲んで」とか「つっつつびっつ、つびつばー♪」とか。そういう強烈な印象を残す酒の広告は近年ないですね。
2007年04月08日(日) 前駆症状 やっちまいました。
昨夜のAAミーティングで「明日の病院メッセージに行く?」とか人に聞いておきながら、自分のことをすっかり忘れていました。挙げ句に昼過ぎまで寝てしまい、起きてから予定表を見たら「○○○病院」と書いてあるのを見て真っ青になりました。
今から行っても間に合わないどころか、もう始まっているので、他のメンバーに連絡を取って確かめるというわけにもいきません。自分の不安をいち早く解消するためだけ、メッセージ中の仲間の携帯は鳴らしたくはありません。
結局、仲間の一人が昨日の話どおり行っていてくれていたので、僕の失敗は表には出てこなかったのですが、昨晩「一人の病院メッセージはちと辛い」なんて話をしておきながら、結果仲間にそうしてもらったのですから、さすがにメゲました。一人じゃないって良いなぁと、いろいろと感謝であります。
音声の編集をしていたのですが、夕方にWAVファイルの書き出し手順を間違えて、午後の作業を丸々ダメにしてしまいました。昨日のいくつかのミスと言い、今日のミスと言い、明らかに注意力不足、集中力不足です。
これはうつの症状のひとつですね、たぶん。ミスが増えているのは「ぼけてきた」わけではなく、注意力が散漫になって、必要な情報を見落とすので、判断が間違ってしまうのです。気持ちが沈むとか、何をやるのも面倒とか、そういう分かりやすい症状はまだ出てきていないのですが、いずれそうなる下り坂に入ったようです。
さすがに素面でうつ病をやっていると、予兆を捕まえられる(ときもある)ようになりました。
ここで、気を引き締めて、ザルのように粗くなった集中力の網目を詰め、緊張して物事に当たってミスを取り戻す・・なーんてことを考えると、下り坂どころか奈落の底に落ちていくことになります。注意力・集中力が落ちていて、能率も悪ければ、ミスも多いのが「今の自分の真正の能力」なのですから、背伸びをしないで身の丈に合わせたプランを組むしかありません。
緊張してがんばってみたところで、後でエネルギーが切れれば、周りから「がんばられるのがかえって迷惑」と言われるのがオチです。
そうは言っても納期は延びないのが困りもんですが。なんとかなりますよ、きっと。
2007年04月07日(土) 復活祭前夜 ステップ9の話ですが、できれば直接会って、借りていた金も全額揃えて返したい・・というこだわり(囚われ)があって、先へ先へと延びてしまっていました。なにしろアル中ですから、先延ばしにする口実には事欠きません。
だいたい酒をやめるのだって、明日から、来週から、来年になったらやめようと自分に言い聞かせながら飲み続けてきたのです。今飲んでいる酒を捨てて、今日離脱症状と向き合おうとは思いませんでした。
会えなければ手紙を書けば良いと、BBにも12&12にも書いてあるし、全額一度にってのは「ええかっこしい」にすぎないですね。
ミーティングに行く前に銀行に寄ってお金をおろし、ついでに最近パソコンの調子が悪いのでやむなく買った交換部品代を振り込んだら、またまた残高がトホホな状態になってしまいました。
本当は書留にしなくちゃいけないんでしょうが、仰々しくなるのを恐れて、普通の封筒に現金を入れて差し出してしまいました。いくらにしようか迷いましたが、最初に思い浮かんだ額にしました。いったんワープロで手紙を書いたのですが、少しでも努力をと思って手書きでしたためました。恋文でさえワープロで打って嫌われる僕のことですから、手書きで便せん四枚も書くのは、何十年ぶりです。
ともかく僕に今できることはこれだけで、相手がそれを受け取ってくれるか、受け取ってどんな気持ちになるか、今から心配するのはAAのプログラムの内ではないでしょう。
雨の土曜の市内は思いのほか混んでいて、仲間のバースディ・ミーティングに遅刻してしまいました。花束を買っていく約束だったのですが、あちこち寄ってみても開いている花屋はありません。まだ7時半なのに・・・。
教会の駐車場は、むちゃくちゃ混んでました。復活祭の前夜なんで信者の方がたくさん集まっていたようです。ヨソからスリッパを借りてきていたようですが、それでも足りなくなって、靴下のままで過ごしました。いつもはAAの部屋だけが明るい教会も、今夜はにぎやかです。
女性に「教会にミニスカートで来るなよ」と強い口調で言ってしまって、あとで直情径行を反省しました。まあ、男性から色目で見られるのも、自分は我慢しているのにって女性からひがまれるのも、決してプラスにはならんすよ。それに、信者の人にとっては神聖な場所なんだから・・ぶつぶつ、ちっとも反省ないですね。
なぜ今夜は右肩が痛いのか、ふと考えたらペンで手紙を書いたせいでした。明日は筋肉痛か。
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