一橋的雑記所
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そして、期待するな。
そうすれば、失望せずに済む筈なのです。
詐欺師を自認する愚か者。 己の張った無邪気な罠の後始末も敵わぬ、愚か者。 ちっぽけな、小心者。
引っ繰り返ったその時の空恐ろしさを知りながら。 考え無しに、益体の無い言葉を撒き散らす、愚か者。
騙されるな。期待するな。 歪んだ鏡はもう、あなたには必要の無い筈だから。
…て。 何だかな。 自業自得っていうので御座いましょうか。 こういう状態も(涙目)。
それでも己はちゃんと生きてますです(笑)。 雨降りの日は、好きなので御座いますですが。 色んな思い出が入り交ざって複雑です。
てな訳で。延び延びになっておりました読了本。 決して、内容のせいでは御座いませぬ(笑)。
○『深爪』中山可穂(新潮文庫) 親本が朝日新聞社発行なのですね吃驚(をい)。 そりはともかく。 中山可穂さんは(何故かフルネームでお呼びしたくなりますこの方は) 要するに「確信犯」なので御座いますです。 帯の「愛から生まれて愛を超えるもの」には、 さくっとヤラレそうになりましたですが(流石新潮文庫)、 その内容たるや、そんなに穏やかなもんでは御座いませんやん!とか思ったり。 この方の作品には珍しく、男性視点のお話も含まれた短編連作で御座いますです。 誰も彼もが転んでもタダでは起きない感じなのが、 これまで拝見した中山可穂さんの作品とは違うなあ…などと思ったり。 文庫でしか追っ掛けてないので、違うかもしれませぬが。 ともあれ解説の藤田香織さんが仰るとおり、入門書としては格好の一冊です。 喰わず嫌いな方には一応、お薦め致しますです。 (所で己別に「コアなファン」ではないので、この本でも十分満腹です/笑) それにしても後書きにある「某女流作家」さんって一体どなたでせう。 宮部みゆきさんとかだったら相当に面白いのですが(をいこら)。
2003年06月16日(月) |
過去に、復讐される日(エンドレス)。 |
己には、何も判断など出来ないので御座いますです。
物事の良し悪しも、善悪も。 客観的な第三者の立場を取れるほどの心の強さも実は無いに等しいのです。
ただただ。 己の感じるままに忠実であろうと思いながら。 単なる好悪の感情で物事を腑分ける性癖との区別付け難く。 要は。 我侭以外の何物でも無い結論をしか。 下せない、愚かな人間なので御座いますです。
それでも良いと言われれば。 とことん図に乗る弱さも含めて。 己は己を嫌悪し、また、擁護もするのです。 そんな、ありきたりな人間なので御座いますです。
だから。己の「言葉」に。 何某かの「重み」を感じて下さる全ての方々へ。 申し訳なさと共に。 哀しみを感じるので御座いますです。
どうか、どうか。 己を、許さないで下さい。 貴方が、真に嫌悪し、憎むべき対象は。 此処に居ます。 だから。 どうか、どうか。 これ以上、互いが傷つけあうやうな事に。 成りませぬやうにと。 己は心から、祈り、願い、身構えるのです。
己は。 過去に誰かを、この世から抹殺し兼ねないほど、憎んだ事があります。 同時に、それ以上の感情で、己自身を憎みました。 そうする事で、何かから逃れ、生き延びました気が致しましたが。 結局、何からも逃れられないまま、現在を迎えている。 それが、事実かも知れませぬ。
そんな人間の祈りに、何ほどの力があるのかと思へば。 この雑記も、噴飯モノでしか御座いませぬな…ははははは…。
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