けろよんの日記
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たまたま応募した生協で劇団四季のウィキッドが当たったので昨日観劇。 映画をみて感動した吾子さんに絶対観て!と言われていたのですが、 時間が取れずこの観劇が初見。
「オズの魔法使い」の「There is no place like home」という台詞と 「虹の彼方に」は覚えている。 USJで昔やっていたショーはみた筈なんだけどあんまり覚えてない。
やはり四季。歌も踊りも技術が高いし、滑舌もよい! 「オズの魔法使い」の裏側のお話。 知的で聡明な異端児、孤独なエルファバと 美しいが教養はなく、軽いパーティーガールなグリンダ がどう友情を育んで、のちどう互いの道を進み選んで行くか、 の物語。 バックにあるオズの国の不穏な空気が不気味で、 対立する民の言論を文字取り圧殺していくところ、 便利に夢を叶えてくれる筈の魔法が、本人が思いもよらない結果を招き しかももう元には戻れないところ、、、 プロパガンダで踊らされ熱狂する民衆 など 最初から最後まで風刺画バチバチに効いていて、最後の着地点まで 刺が刺さりっぱなしで、とても煌びやかな舞台なのに息が苦しい場面が 多かったです。
といいながら、グリンダがどうもコメディリリーフを背負っているのか 独特な動作が多く(褒めてます)途中からどうも島田珠代さんに見えて しまったことを告白します。 笑いのシーンは相対的にグリンダのところが多くて、グリンダ(とその取り 巻き)がエルファバを笑いものにするシーンも結構多かったのですが、 無知なグリンダを笑う観客、という二重構造にもなっているところも あるのかと思いました。 (エイリアン通りのシャール君がこの舞台をみたらなんと言うかなあ)
王子フィエロ役の方エキゾチックな風貌でザ・プリンスでした。中の人 カイサー・タティクさんはググってみたら中国少数民族のタジク族の 方で新疆ウイグル自治区出身とあり、彼にはどんなドラマがあったのか。
それにしても、支配者オズは何がしたかったのか。マダム・モリブルといい 大人って汚い・・・。 って充分な大人なのに思ってしまった。 今朝のニュースみてもどうしておじいちゃん達で世界の趨勢を決めていくか。 おばあちゃん達じゃダメなのか。 いやマダム・モリブルの例がある。
音楽も舞台も演技もとても素晴らしかったのですが、 どうしても初見の舞台って話に頭を半分持っていかれるんだよね・・・。
映画の方も観たくなりました。 そして元ネタ(!)〜のオズの魔法使いも。
ところで吾子さん「オズの魔法使い」みたことないらしいです。 そういえば子どもの頃も見せたことなかったな……。 こっちが本ネタですと言ったら驚いてました。 年齢ギャップの逆転現象??? ウィキッドみてらっしゃる若いかた オズをみたことない方どれぐらいの割合なんでしょう。
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