誰にも言えない

2024年12月20日(金) 親は加害者

子どもが災害や事件や事故で犠牲になったニュースを見た母が「親はどんなにつらいか……」と言うのを聞くと、苛々する。
一番つらくて苦しかったのは、生まれさせられた上に被害に遭った本人だろう。そこをすっ飛ばして、なぜ真っ先に、加害者でもある親の気持ちに思いを巡らせるのか。
そりゃあ、まともな親なら子どもが死ねば嘆き悲しむだろうが、こんな世に生まれれば、どんな目に遭うか分ったもんじゃないと知っていたはずだ。知っていながら、それでも、そうする必要はないのにわざわざ子ども作って生み出したのだから、間接的に親も加害者の一人なのだ。
被害者本人の次に気の毒なのは、親ではなく、きょうだいや友人知人だろう。


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憂鬱天使

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