なんていうか、遂にこの日がやってきたっていうか

遂にボクが、この日にやってこられたっていうか

あと、きよしがこの夜にやってきたっていうか

なんかもう、今日から1月の公演の稽古のような何かが始まるのですよ。




もうね、大変ですよ。

日増しに寒くなっていくのに、毎日全裸で稽古の日々ですよ。

想像しただけで、思わず脱衣してしまいましたよ。

なんていうか、しあわせマルダシですよ。

あとしあわせモロダシですよ。




あ、アレね。

ボク、ウルトラマンとか詳しくないんだけど、

ウルトラセブンて諸星ダンって言う人が返信するんですよね。

何を？

ちがいます。

諸星ダンって言う人が変身するんですよね。




モロボシ　ダン。

なんか勇ましい名前です。

オスの香りがプンプン漂います。

一文字変えてみましょう。

モロダシ　ボン。

さらに軽犯罪の香りも漂ってきました。

プンプンです。

もっといえば、そんな悪いことしたら珠緒だってプンプンです。




ダンダ　ダン。

こちらも男らしい、勇ましさマルダシの名前ですね。

男船ですね。

一文字変えてみましょう。




ダンダ　ダン。

なんか変わった気がしません。




もう少し分かりやすく変えてみましょう。

ダンン　ダダ。

もうね言いにくいです。

口がかゆくなりそうな名前です。




ダダダ　ンン。

キレイに整理整頓されました。

キレイ好きにはちょっと嬉しいですが、名前としてはちょっとアレです。




ンダ　ンダダ。

農村で、大勢の人が何かに賛成している様子が良く伝わります。

が、ここではそういう問題ではないンダ　ンダダ。




ンダ　ダダダ。

配分が少し変わってますよちょっと。

「ン」がかわいそうですし、「ダ」をずっと眺めているので、文字に見えなくなってきました。

変なカタチ、ぷっ。




ダン　ダダソ。

あ、ようやく元に戻りましたね。




ミュ？

と思ったら、まるで間違いさがしのようになっていました。

「ン」が一個、ピリオドの向こうへ行ったっきり帰ってきません。

ピリオドって一体どこか分からないのですが、晩ご飯までに戻ってきてくれればいいです。

サバとひじきが食べたいです。




と、そんなモウソウをしている間に、すっかり外は真っ暗ですよもう。

なんか色々やんなきゃいけなかったのに、モウソウに心奪われて

何も出来ないまま、

服の一枚も着れぬまま

稽古場に向かう時間なわけですよ。




さあ、今日から今年最後の大暴れが始まるのですよ。

では、何も出来てませんが、行ってきまーす。