ウィングのつぶやき
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2004年10月15日(金) やっぱり!

 古いチョイスを眺めていたら、気になる記事を見つけました。

「2000年最強最大の商品テスト」と題して、いろんなクラブの打ち比べをしているのですが、その中で高重心ドライバーと低重心ドライバーをプロが比較したところ、低重心のほうが難しいというのです。
 高重心代表はタイトリスト975D、低重心代表はパワーマジック820です。試打したプロによれば、パワーマジックのほうがボールが上がりにくいし、つかまりも良くないそうです。ちなみに975は吹き上がらないし、適度なスピンがかかるから、パワーがなくても十分使えるという評価でした。そして記事は、パワーのないアベレージクラスには、ドライバーの重心はある程度高めのほうがいいと締めくくっています。

 まさに「わが意を得たり!」という感じですね。なぜならば、マスダのクラブの根本も、低重心神話の否定にあるからです。

 増田兄弟が尾崎将司プロのもとで研究開発していた頃に、低重心ドライバーはゴロ(やや大袈裟な表現ですが)にしかならないことが判明し、中重心(センターバランス)設計がベストだという結論に到達したそうです。二人はなぜ大手メーカーが「低重心」を声高に叫んでクラブをセールスするのか、疑問に持っていたといいます。


 でも、気のせいか最近、低重心を売り物にするクラブが減ったような気がしませんか? 増田兄弟が主張し続けていることが、ちょっとずつ浸透してきたのかもしれませんね。



ゴルフライター小林一人

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