チーコのフィットネスライフ
DiaryINDEX|past|will
お正月休みも消化して ようやく通常の日常生活が戻ってきた感じですね。
私は先日、歌舞伎座に歌舞伎を観劇に行ってまいりました。 これが花道近くのとてもいい席なんです。 客席の場所を確認したときバンザイ♪と小踊りしました。
役者さんが花道から舞台へと歩く所作が もーなんともいえない粋な感じです。 花道で客席の皆さんの心をぐわしっと、 とりこにしてから芝居がはじまるのです。
そして人気の役者さんがそこを歩くだけで、 こちらも豪華絢爛で贅沢な気分を味わえます。
また、あのすばやく異次元空間にひきこむ歌舞伎マジックはすごいですね。
演目は4つで、どれも迫力満点で素晴らしいものでした。
なかでもあーもう一回観たい、何度でも観たい!!! とよだれをたらさんばかりに舞台にくぎ付けになったのは
「京鹿子娘道成寺」です。 勘三郎さん扮する『白拍子花子』が娘から大人の女に変化していく様を 踊りで表現されるのですが、 まー美しい。本当に美しい。失神しそうなほど美にあふれています。
儚げで可憐ななかにも芯の強さがたまに見え隠れし、 それがとっても妖艶で色っぽいです。 観ているだけでいい香りがしてきそうな感じです。
後半で花子に身を変えていた清姫の怨霊に姿を変えるのですが、 ここで團十郎さんが花道から出てきて、勘三郎(花子&清姫の怨霊)さんと 押し戻しをやります。 そこで、どわーと鳥肌が立ちました。 『こりゃ大変に貴重な押し戻しのシーンだぞ!!!目に焼き付けとこう!!!』 ・・・と目をカッと開いて観ました。
いやしかし、あそこまでの大舞台を仕込むには 相当な稽古をされたでしょうね。
舞台の板の上に立つということにたいし とても真剣で真摯な感じが伝わってきます。 それが人を感動させるのでしょうね。
正月からいいものが観れました。 見ごたえたっぷりどころか、ずっしり心に響きましたね。
|