| 2003年02月13日(木) |
夕焼け小焼けで日が暮れて |
夕方久しぶりに愛犬“あんず”とお散歩。ひとりごとみたいにいっぱい話しながら。 「わぉ・・夕焼け綺麗やね」とか「あっ・・緑が濃くなったね」とか。
あんずは家では絶対におしっこをしない。だから朝からずっと我慢している。 「それどこらじゃないわん・・漏れちゃうわん」って言うようにぐんぐん私を引っ張る。 どこでもいいからしちゃうって訳にはいかないらしい。お気に入りの場所がちゃんとある。
今日は余程我慢してたらしく、する時ぶるぶるっと身震いをした。 犬は膀胱炎とかならないのかな・・なんて心配する飼い主だった。
さて・・次はウンチだわん。あんずはまたぐんぐんと前へ進む。 草むらを掻き分けて少し恥らいながら・・でも・・あまり人目は気にしないのね。 今日は水辺の近くでしたかったらしく、お尻に夕陽を浴びてぽとんぽとん。 すごく気持ち良さそうにする。ああ・・“出る”ってやっぱ爽快なんだな。
さぁ・・今度は遊ぼうって顔をして、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。 まったく落ち着きのない犬だこと。飼い主に似たのかしら・・・。 たまには物思うこととかしてみたら。もっと乙女らしく憂いなど身に付けて。
ほら・・もう陽が沈むよ。見てごらんなさい。甘酸っぱいオレンジに染まって。
「えっ?お母さん何か言った?」そんな顔で私を見上げる。 そのきょとんとした顔を見ると、憎めなくてすごく可愛くなる。 一度・・話してみたいね。ちゃんと伝わる犬の言葉ってやつでさ・・・。
帰り道はとぼとぼ。私と歩調を合わすようにゆっくりと歩く日暮れ時。 「お父さん・・遅いね」と話し掛ける。わん・・ともすんとも言わないけれど。
そ、その時・・路地でご近所のオス犬と遭遇。な、なんだこれは!と事態は急変した。 ああ・・何てことでしょう。この興奮するふたりを“恋”だとは認めたくないけれど。 お互いが全身で喜びを表して「逢いたかったわん」「俺も・・」なんだもんな。
でもあんず・・お隣りの“りゅう君”は?なんて聞けない飼い主。 知ってるの?りゅう君・・春になるとご飯が食べられないくらい苦しんでいるらいよ。 そういう男の苦しさとかも分かってやらなきゃ・・。
そして無理矢理その場から引き離されるふたり。 悲しそうに「きゅ〜ん」と泣くあんず。
夕暮れてつかの間の恋に落ちて泣く 帰る場所があるのよあんず
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