ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2003年02月15日(土) きらきらの午後

今日は午後から仕事をサボり・・2年ぶりに元彼女に会った。
俺的にとても好きな女・・少し寂しげな横顔が・・たまらなく好きだったりした。

会いたいと思った時に会わなければ・・それが俺の信念というか心意気というか。
とにかく今日でなくてはいけないような気がしたのだった。

うす曇の空・・やわらかな春の匂い・・彼女の揺れる長い髪。
ああ・・この気だるいような懐かしさを何と名付ければいいのだろうか・・。

俺は待つ。その僅かな時間に俺の胸は張り裂けそうになり・・散るように苦しむ。
来ないわけはない。きっと来る・・・でなければこの俺という存在が水の泡になるではないか。

俺は泡ではないよ。確かに弾け散っているかもしれないけど・・俺はきみの光る粒になりたい。


「姉さんごめ〜〜ん」彼女が遠くから手を合わせながら走ってくる。
その瞬間俺は・・ぷちぷちと消滅しつつ・・それでも僅かに男の余韻を隠し持ち・・
精一杯の笑顔で微笑むのだった。俺はきみだけに会いたかったよとても会いたかったよと。

彼女の“美味しい顔”も好きだった。何を食べてもとても満足そうに頷くその笑顔。
野菜サラダを兎のように頬張る口元とか。スープを飲む時の喉のぬくもりとか。

俺は私的に幸せな時間を過ごす。もっと早く会うべきだったと後悔しながら・・。

「姉さん、今日は思いがけず嬉しかったよ〜」うん・・俺も。
「ああ・・もうお腹一杯すごい幸せ」うん・・俺も。

「会えて良かったね」うん・・俺も。
「また会おうね!」うん・・・・・。


彼女は4月で41歳。それまでには結婚しそうです。
彼は33歳。ながい春でした・・。「よく待ってくれたね」って彼が言ったそうな。

「まだ赤ちゃん産めるよね?」って心配そうに聞くの。
「大丈夫だよ!絶対に産めるって」励ます俺なのか姉さんなのか分からない私。

そしたら・・その赤ちゃんを抱っこしてる彼女とか「抱かせて」って言っている私とか・・
明るくて微笑ましい光景が目の前に浮かんで来た。

「ありがとう」と手を振って別れる。その手のひらがきらきらと光る午後・・・


         私は・・光る粒になれなくて・・・
         彼女が光る粒になった。



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