息子君が・・帰宅するなり「今夜PC使うからな」と言った。 まったく予期してなかったのでちょっと気分を害してしまう。
「毎晩遊んでるじゃないか」と夫君が言う。 その時の顔がすごく嫌いだった。いいかげんにしろよと言ってるみたいで。
遊び・・そうじゃない・・とは言えなくて少し悲しくなる。 独りの時間を与えてもらっているんだと感謝していたのに。
彼は何も知らないだけなんだ。私が死んだらすべて読むがいいと思った。 悲しいと唇が腫れてきた。みるみる真赤になって。痛いよ・・痛いよ・・。
早く修正を。そう思って「別にいいよ」と息子君に言ってみる。 10時からコトー先生だし。それまでのんびりと時間潰してるから。 にっこりと微笑んでみる。まっ・・いいさと思った。ほんとにそう思った。
洗濯物を干していたら“あんず”が狼みたいに吠える。 お隣りにお客さんが来たみたいで。「これこれ!」と宥めても吠え続ける。 イライラする。頭が割れそうに痛くなって。ぶち切れそうになる。
9時前・・息子の部屋をノックした。なぜか・・ゲームに夢中だった。 振り向いた息子は「ん?」って顔をして、自分が告げたことを忘れている様子。 「今夜はやめとくわ」と言った。なにそれ・・と私はすっかり気が抜けてしまった。
彼は・・私が毎晩書いていること知っているから。だからか・・とありがたく思う。 もともときみが買ったきみのPCだった。母さんに貸してくれたんだよね・・。 なのに母さんはすっかり独占していて・・いけないよね反省しなきゃ。
ささやかな甘えだった。家族がこうして私を独りにしてくれていること。 我儘な自分を戒める時・・・そういう時もなければいけない。大切なこと。
書き残すだけの貴重なものか・・と日々を思い起こすけれど・・ いつかは最後の時が来るのであろうし・・ぷっつりと命絶える日も。
ここに私がいられるのは家族のおかげなんだなと思う。
感謝にまさる愛はあるまい・・。
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