ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2004年05月27日(木) 夕暮れて・・

私の部屋の窓からは堤防が見えて。その向こうに大河が流れています。

朝はいつも窓をいっぱいに開けて。堤防の草がそよよと揺れているのを。
心地良く眺めています。真っ青な空ならよけいに嬉しく。深呼吸をいっぱい。
しては。一日がゆっくりと始まっていくのです。

名も知らぬ草だけれど。今とても可愛い綿帽子みたいなそれは花なのか。
ふわふわとしたその草が大好きです。まるで真っ白な猫がたくさん。
堤防を走り抜けているように。その綿毛が風に揺れているのを。
目を細めて見とれてしまったりします。

さぁ・・私も行こう。そして仕事に出掛けます。
その時ながい橋を渡り。向こう岸に着くまでは。川風をいっぱいに浴びて。
しゃきっとしゃきっと少しずつ。もう後戻り出来ない心意気で。元気出して。
「行くべし!」とか呟きながら。アクセル踏んでぶっ飛ばしてしまいます。


仕事を終えるとほんとにほっとします。はぁ・・今日もお疲れさんとか。
自分で言う時もあれば。たまにタイミングよく彼女からメールが来たり。
そんな時はとても嬉しく。やっぱ・・・男に生まれたら良かったなあとか。
真面目に憧れるひと時もあったりするのです。

そうしてまたながい橋を渡り。家路に着くのですが。
帰りはいつも堤防の上の道を通ります。そこでシートベルトを外し。
ふぁ〜っと肩のちからを抜きながら。ゆっくりノロノロ走ります。

すっかり日がながくなったので。今は夕焼けには少し早く。
そのかわり。川面がキラキラと眩しく。レモン色の水が流れています。
大好きな道です。ここが自分の庭のように思うこともあります。

帰宅して。あれこれ忙しく。手の込んだ料理も作ることなく。
男達に餌を与えるようにして。食べ終えたらまたとてもほっとします。

そして陽が沈みそうになると。二階の私の部屋は紅く染まります。
どきどきしながら窓の外を眺めれば。例の綿帽子かそれとも白い猫のシッポか。
それがオレンジ色になって。またゆらゆらと酔ったように揺れているのです。

どきどきがおさまらない時。居ても立ってもいられなくなって。
私はサンダルばきで堤防の石段を駆け上がって行きます。
ビール飲んだばかりだから。はぁはぁぜぇぜぇしている時もあります。

決して終るのではないその紅い陽の。行方など訊くことも出来ずに。
落ちて落ちてそれがとうとう見えなくなってしまうまで。

私は・・何も。ほんとうに何も想うこともせずに。

ただ・・立ち竦んでいる時があります。


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