最高気温が20℃を超え2月とは思えない暖かさになった。 すっかり春のような陽気に誘われて散歩に出てみたけれど ほんの少し歩いただけで汗が流れ始めてなんだかしんどくてならない。 たくさん歩くつもりだったのだけれど早々に家路を急いでしまった。
お大師堂の川辺でたんぽぽの花が咲いているのを見つけた。 毎年同じ場所に咲いてくれるので楽しみにしていたところだった。 座り込んで話しかける。「ありがとうね」って声をかける。
たんぽぽはただ微笑むばかり。ふんわりと優しいとびっきりの笑顔。
夕食後、今度こそたくさん歩こうとたそがれウォーキングに出掛ける。 ほうずき色に染まる空にレモン色の三日月が浮かぶように輝いていた。 なんともか細くてずっと見ていないと消えてしまうような心細さを感じる。
「ここにいるよ」見守っているような気持ちになって空を仰ぎつつ歩く。
ふっと不安になる。いったい何が私を襲ってきているのだろう。 こんなにも生きているというのに何が足りないというのだろうか。
三日月に手を伸ばしても届くはずはないのだけれど
ちぐはぐなこころの穴を埋め尽くすようにその光が届くありがたさ。
|