四月もとうとう最後の日。あっという間のひと月だったように思う。 流されるのではなくて好きなように流れて行こうと思っていた。 いろんなこととふれあいながらいっぱい微笑みが生まれて来るように。
お大師堂でまた初顔のお遍路さんに出会った。 横浜から来たそうで今日で16日目のお遍路だということ。 民宿には泊まらず寝袋ひとつでずっと野宿をしているのだそうだ。 だから「こんな場所があるのがとてもありがたい」と言ってくれて 満面の笑顔で喜んでくれたのがとても嬉しかった。
携帯電話の充電も思うように出来なくて困っていたのだそうだ。 「今夜はさっそくかみさんに電話します」と言っていた。 ご家族も心配している事だろう。どうか無事にとそればかりだと思う。
「いつかきっとまたここに来たい」とも言ってくれた。 それがたとえ10年後であっても「あの時と変わらない」と感じてほしい。
地元の私たちに出来ることはほんとに些細なことだけれど この場所を「守る」その気持ちをずっと持ち続けたいと思った。
どうか無事に結願をと祈りつつ笑顔と笑顔でお別れをする。
とても清々しいきもち。心の中を春のそよ風が吹き抜けているような午後だった。
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