日中の最高気温が34度、ほぼ猛暑日の暑い一日だった。 そろそろ梅雨明けも近いのかもしれない。そうして本格的な夏がやって来る。
職場の庭にはいつの間に咲いたのだろう、芙蓉の花が満開になっていた。 母が嬉しそうに眺めている。その後姿がとても微笑ましく感じる。
仕事はさほど忙しくもないと言うのにいそいそと動き回る母。 「大丈夫よ」なんて笑顔で言うのだけれど、私ははらはらとするばかり。 つい先日まで病院のベットに横たわっていたのが嘘のようだった。
日常がかえって来る。それはとてもありがたいことだとつくづく思う。
そうして平穏に時が流れて行く。当たり前のことなど何一つないのだけれど。
帰宅してすぐにお大師堂へ、木陰の川風がなんとも心地よい。 なんだかそこだけ時間が止まっているような気がしてならない。 しんこきゅうをする。とくとくと命の鼓動を感じずにいられなかった。
こんなに生きているのにどうして心細いのだろうっていつも思う。
そうしたらお大師さんが笑ったような気がした。「素直でよろしい」なんて。
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