ひんやりとした朝だったけれど日中は初夏のような陽気となる。
早朝から川仕事、潮がすごい勢いでどんどんと引いていく。
気忙しさにふうふう言いながら今日もやれるだけ頑張ってきた。
午前中に箱詰め作業も終えて午後は孫たちとにぎやかに過ごす。
芽奈はまだ微熱があり保育園をお休みしたのだけれど
綾菜は今朝もちょっと泣いたらしいが、元気に半袖になって帰って来た。
四万十川の土手をお散歩する。しろつめ草の花がいっぱい咲いていて
首飾りを作って遊んだ。「ゆばーばにあげるけん」って嬉しい一言。
お大師堂にも行きたがっていたけれど今日は連れて行ってあげられず残念。
お昼に福岡出身の自転車遍路さんが到着していた。
会うのはこれで三度目、今日はゆっくりと話すことが出来なかったけれど
初めて会った去年の夏のことを思い出していた。
所持金がほとんどない。托鉢をしながらなんとか食い繋いでいるとのこと。
「もう帰る場所がないです」その言葉がとても辛く身に沁みた事を覚えている。
今日は何もしてあげられなかった。それがどんなに心苦しいことか。
けれども昼食の袋と煙草を目にして、ふっと大丈夫かなと思ったのだった。
ほんとうに困っている時はなんとしても助けてあげたいと思う。
そのお遍路さんと綾菜をあえて会わせなかったこと。
どうしてなのか自分でもよくわからない。なにがそうさせてしまったのか。
明日が雨ならたぶん私はお大師堂に行かないのだと思う。
その理由もうまく言葉に出来ない。避けているのでは決してないのだけれど。
時々そんな複雑な気分になる時がある。けれどもそれがありのままの自分。
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