やっとやっと夏空。待ちかねていたように梅雨明けの知らせ。
心地よいほどの暑さだった。これでこそ夏だと思った。
午前中に仕事を片付けて母の病院へ向かう。
その前に母のアパートに寄って身の回りの物など荷物する。
独り暮らしを始めてずいぶんと経ったけれど
こじんまりとした母のお城のような部屋だった。
祖父母の仏壇に手を合わす。どうか守ってあげてください。
おばあちゃんの遺影を見るとなんだか胸が熱くなった。
病院へ着くなりナースステーションで入院の手続きなどをする。
それからやっと病状の説明があっのだけれど
今回は持病の心臓ではなく腎盂炎に罹っているらしい。
下痢もひどくそれはまだ原因がわからないとのこと。
過労もかなりありそうでとにかくしばらくの安静が必要なようだ。
こんなかたちでしか母をゆっくり休ませてあげられないのかと思った。
けれどもやっと母を休ませてあげられる良い機会なのかもしれない。
そうして病室へ。母は点滴をしていたけれど一気に笑顔になった。
入院にはもう慣れている母だけれど昨夜は心細かったことだろう。
持って来た荷物を広げると「お金持ちになったみたいな」と
訳のわからないことを言って私を笑わせてくれる。
そうそう長居も出来ず「また明日ね」と約束をして帰って来た。
「ゆっくり休んでね」って言えなかったけれど
母には伝わっているかもしれない。ぐっすり眠ってねお母さん。
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