「おばあちゃん、なんかおそらがうみみたいなね」
綾菜と一緒に空を仰ぐ朝。やっと晴れたねと嬉しかった。
保育園に送り届けると、いつもタッチの手を合わせて別れる。
幼い小さな手のひらから不思議なパワーが伝わってくるよう。
今朝は国道から山道に入る直前までお遍路さんを見つけられなかった。
やっと1人、赤いリュックで眼鏡をかけたとても若い青年だった。
その青年をまた帰り道の県道でも見かける。
途中で休憩をしたとしても6時間ほど歩いて来たことになる。
車だと15分ほどの距離、歩くと言うのはほんとに大変な事なのだ。
その青年にエールを送りつつ追い越して行くともう1人のお遍路さん。
今日は2人のお遍路さんで、いつもよりぐんと少なかったけれど
毎日こうしてお遍路さんの姿を数えながら、頂いているパワーは大きい。
帰宅してお大師堂へ。昨日は雨のせいにしてお休みしてしまったけれど
日捲りの暦をちゃんと「今日」にしてくれていてほっと嬉しかった。
お供えのお菓子も少しずつ減っていて、お参り仲間さん達の笑顔が目に浮かぶ。
数年前までは「お大師組」という高齢者のグループがあったのだけれど
今ではもう殆どの人が亡くなってしまってとても残念に思う。
また新たに「お大師組」を発足してみるのはどうだろうかとふと考える。
もちろんよぼよぼのお婆さんになっても私もその一員でありたい。
いろんなことを考えながらいろんなことを想いながら
今日もいただいた一日を全う出来たように思う不思議な充実感があった。
お疲れさんとありがとさん。今夜もご褒美の焼酎を飲みつつこれを記す。
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