ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年06月08日(木) ひとひらふたひら

雨の一日。時おり激しく降る時間帯もあった。


くちなしの花が咲く頃。もう花の盛りを過ぎ枯れ始めているが

それでも芳香を放ち「ここにいますよ」とおしえてくれる。

はっとして近づけば純白の花びらが茶色に染まりとても切ない。

くちなしも紫陽花のように散れない花なのだろうか。


私はやはり最後は散りたいと思う。桜のように潔くはないかもしれないが

ひとひらふたひらと夢を諦めるかのように散れたら本望だ。



山里ではお葬式があった。懇意にしていたお客さんで義父が参列する。

私のことをいつも「姫」と呼んでくれて可愛がってくれた。

季節の野菜をよく届けてくれてどれほど有難かったことだろう。

病状が悪化してからは「畑に取りに来いよ」と電話してくれて

冬野菜の大根や白菜を貰いに行ったこともあった。

その時「もう来年はないぞ」と笑いながら言ったのだった。

もう覚悟をしていたのだと思うがやはり病魔には勝てなかったのだ。


どんなカタチであっても人は必ず死ぬ。永遠の命など在りはしない。





息子のお嫁さんが今日入院し、今夜はけい君を預かっている。

息子は夜勤でけい君を車から降ろすなり職場に向かった。

前回の入院からちょうど一年となる。やはり再発は免れなかった。

病気のことをここに詳しく書くのは控えなければいけないが

決して治らない病気ではないのだそうだ。

気長に見守ってあげなければお嫁さんが可哀想でならない。

それ以上にけい君が不憫でならず出来る限りのことをしてあげたい。

息子の苦労も大きいけれどもうすっかり慣れているようだった。

それが唯一の救いである。決して前途を悲観してはならない。





私はと云えば今朝も酷い眠気に襲われなんとか職場に着いたものの

頭がぼうっとしてしまってまったく仕事に手をつけられなかった。

薬の服用は職場でしたので副作用ではなかったのだと思われる。

いったい何が原因なのかさっぱり分からない。

そうなると子豚の悪の囁きが幻聴のように聞こえ始め

自制心とか道徳のようなものとか一切無視する愚かな私であった。


昨日の今日である。あれほど医師や看護師さんに励まされて

「一緒に乗り越えましょう」と優しい言葉をかけてもらったのに

簡単に裏切ってしまう自分が情けなくてたまらなかった。

もうこそお終いにしよう。このままでは堕落する一方である。

これは意志の問題ではなく狂っているとしか思えなかった。

どんどん自分を追い詰めていくと底なし沼に居るような気がした。


禁煙ノートに正直に記す。それがせめてもの償いである。



雨が小降りになった。明日はほんの少し青空が見えそうだ。






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