ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年02月09日(金) 22歳の別れ

朝は少し冷え込んだが日中は今日も早春の暖かさとなる。

「陽だまり」「日向ぼっこ」そんな言葉がよく似合う。


仕事をしていると日向ぼっこも出来ないけれど

看板猫のみい太がしているのを見ただけで心が和む。

野良猫でも良いから猫になりたいものだと思う。


捨て猫のような暮しをしていた若い頃もあった。

別れた人は車の免許を持たない私に自転車を買ってくれたのだ。

優しい人だったがどうしても添い遂げられない事情があり

泣く泣く別れなければいけなかった。まさに「22歳の別れ」である。


そんな私を拾ってくれたのが今の夫だった。

今思えば誰でも良かったのかもしれない。

この人でなくてはいけないと思ったのはずっと後のことである。




仕事は順調。今日は任意保険の新規契約があった。

オーストラリアから山里に移住してきたご夫妻である。

提携先の保険代理店からY君が来てくれて手続きをしてくれた。

実はY君も英語が苦手らしくなんと愉快なこと。

スマホの翻訳アプリを使いながら説明に必死である。

やっと契約が整った時には「クラッシュ、オッケイ」と叫んだ。

ご夫妻はこれからも我が社を贔屓にしてくれるそうで有難いこと。

私も少しずつ英会話を学ばなければと思う。

しかしそれよりも先に日本語をマスターされてしまうかもしれない。


仕事は本当に楽しい。全てのことに遣り甲斐を感じる。




帰り道のラジオでしきりに「今日は肉の日」だと聞かされる。

家族も期待しているかもしれないと思い「すき焼き」に決めた。

野菜売り場で「にんにく葉」が特売で一束148円と安い。

高知県民はにんにく葉をよく食べる。他県では珍しいようだ。

肉との相性がとても良いのですき焼きには持って来いだった。


牛肉は残念ながら国産品しかなかった。四万十町の黒和牛である。

2パックで2千円を超す。たった5百グラムである。

とても3パックは買えなくて何とかなるだろうと家に帰った。


娘が「やったあ」と喜ぶ。やはり期待していたのだろう。

すき焼きはすぐに出来て早速夫が食べ始めたが

私は昨夜の茎若布の煮物が残っており後始末をすることにした。

辛子明太子と沢庵があればもう十分である。


しかし例の如くで夫の食べること。それも牛肉ばかりガツガツとだ。

その上に「もう肉はないのか」とあんまりことではないか。

とうとう一パックの半分をあっという間に平らげてしまった。


後から食べる娘達のことは全く考えていないのだ。

やはり3パック買って来れば良かったがもう後の祭りである。

私は何のために我慢をしたのだろうと思うと虚しさが込み上げて来た。


私達が食べている時にあやちゃんが二階から下りてきたが

「お母さん達と食べる」と言ってまた二階に上がってしまった。

なんとなく元気が無いなと思っていたら眠かったのだろうか

そのまま寝入り込んでしまったようだった。


めいちゃんは宿題と格闘していた。三連休なので沢山あるようだ。

今夜のうちに全部済ませてしまうつもりらしい。


娘が独りぼっちですき焼きを食べていた。

なんとも侘しいものだなとその後姿を見る。

まだ子供達も娘婿も食べていないからお肉も残さなくてはいけない。

なんだか娘に悪いことをしたような気がして気分が沈んだ。

奮発しなかった私が悪いのは当然の事である。


もうすぐ9時になる。あやちゃんはまだ寝ているようだ。

お腹が空いているだろうに。すき焼き大好きなのにな。




 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加