猛暑は和らいでいたが大気が非常に不安定とのこと。
ほぼ晴れているにも関わらず突然にわか雨が降ったりした。
山形県では記録的な豪雨に見舞われ水害に繋がったようだ。
しかも停電になっている地域が多く困惑していることだろう。
どうか一刻も早く雨が止むことを願うばかりであった。
自然災害は容赦なかった。用心の仕様がないのだ。
皆それぞれに自分の命を守ることしか出来ない。

仕事が忙しく独楽鼠のように働く。
木曜日ともなれば体力的にかなり厳しい。
お昼休憩が全く取れず肩の力を抜くことも出来なかった。
時間の余裕がなくなると心の余裕もなくなってしまう。
まず短歌が書けない。もちろん集中することも出来ないのだった。
独楽鼠が迷える子羊になってしまい途方に暮れるばかりである。
決して暇を持て余して書いているのではない。
如何にして時間を作るのかと躍起になっているのだった。
自分に課すとはそう云うことではないだろうか。
出来ない日があっても良いはずだがそれでは自分が納得しない。
何としてもと思う。まるで自分との闘いのようである。
一首は書けたがもうそれが精一杯であった。
子羊はもう何処にも行けない。ただ蹲るだけである。
限界はそうして訪れる。もう行き止まりに等しい。
D氏に言われたことを忘れたくても忘れられなかった。
「誰も読みやしない」それ程までに私を貶める発言があるだろうか。
優等生ばかりの同人誌に私のような劣等生が存在したことは認めるが
心を踏みにじってまでも私を追放したかったのだろうか。
D氏の人間性を疑う。もう信頼の一欠片も残ってはいなかった。
けれども未来は無いようである。気長に書き続けていればきっと
犬が棒に当たるようなこともあるだろう。
そのために私は追放されたのだと思いたいのだった。
「子羊になって迷える道すがら野の草を食むめえと鳴きつつ」
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