SAKURA'S STUDY DIARY

さくらのきままな毎日

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恐ろしい地域 2005年02月15日(火)
レバノンのハリーリ前首相が暗殺された。

うちでの彼の愛称は「トルネコおじさん」。
ふさふさ眉毛にひげといい、太り方といい、商人でお金儲けが上手いところといい、もうまさにDQ4の武器屋トルネコにそっくりだったから。ヤクザみたいなのや映画俳優気取りや自己陶酔な怪しいリーダーが多い中東で、親しみやすかったトルネコおじさん。
瞬く間に、内戦でぼろぼろのベイルートの復興を成し遂げた立て役者。

そんなトルネコおじさんが。
国会から自宅に帰る途中、シーサイドのホテルの前の道路で、車ごとどっかん。

誰の首謀かはわかっていないけれども、一番の疑いをかけられているのはシリア。シリアはレバノンを属国扱いしており、現在でも自国軍をレバノン国内に展開。国連はシリアに撤退するよう勧告し、トルネコおじさんはこれを支持。トルネコおじさんは反シリアで、去年暮れに親シリアの大統領と対立、首相を辞めた経緯があって、彼が死んで一番ラッキーなのはシリアだから。
もちろん、シリアは否定しているけどさ。

こういうことが、まかり通る中東は恐ろしい。
気に入らなければ、殺してしまえばいいという考え方が蔓延してる。
正直、これ以上関わりたくないと言うのが本音。
真剣に将来のことを考えよう。

 


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