前途多難と前途洋洋のはざま日記



おばさんの証

2002年11月19日(火)

『おばさんはいかなる空間も自分ちのお茶の間にしてしまう』というような意味のことを誰かが言って、『それは名言だ!』と誰かが賞賛していた。
誰が名言を吐き誰が賞賛したか忘れてしまったが、この名言にきょうは大きく頷いた。


最近”同業者”になったある女性。
会社のTさんのツテでこの仕事を始めるようになったらしい。
私よりも年上で、仕事も初心者のわりにはきっちりしている人だ。
彼女とほんの30分ほどいっしょにいたのだが、彼女は会社を自分ちのお茶の間に本当にしてしまった。
単に私より年上という以上に彼女は”おばさん”だった。


昔からの知り合いであるTさんに向かって「最近●●さんにおぅてるか?」
と尋ねてみたり、近所のスーパーの話をしてみたり、超ローカルで超個人的な話をしまくる。
仕事中に私語をしているという意識がないから声のトーンを変えることもなく、まさにお茶の間状態だ。
あの状態は”おばさん”のおしゃべり。
ただ女の人がしゃべっているというより、周囲の空気がおばさん色、においがおばさん臭に変わってしまうのだ。
はっきり言ってうるさかった。午後の仕事を断っておいてよかった。
いっしょにいられない。
あれは注意されるのは時間の問題だな。


”おばさん”にはああいう図太さが備わっているのだなあ。

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