2003年01月16日(木)
在宅ビジネスというのは詐欺まがいのものがあったりして、簡単に手を出しては痛い目に遭う・・・・ということは重々承知の上で、また私は”SOHO”とか”初心者でも安心 在宅ワーカー”といった言葉にフラっとしてクラっときて問い合わせのメールを送ってしまったのだった。
去年から私は、ずっと椅子に座ってPCと向かい合っている仕事の他に、工場で働くとか、倉庫で体を使って働くといったことにちょっぴりココロ惹かれており、そういう希望が全く消え去ったわけではないのだが、根がナマケモノゆえ、ネットで情報を得られてネットで問い合わせができるというこの手の仕組み(というか仕掛け)に引き寄せられてしまった。 あら、結局椅子に座ってPCと向き合っているではないか!
で、初心者でも、経験がなくても大丈夫!というある企業へメールを送ったのだ。それがつい2時間ほど前のこと。 そして1時間ほど前に回答が電話で返ってきた。素早い対応に感心する以前に早すぎて恐かったりして。
担当の男性は私が最も苦手とするトークを展開する人だった。 滑らかな口調、「奥さん」「○○さん」という呼びかけを頻繁に行う、何かの勧誘のようなしつこさと馴れ馴れしさを感じる・・・・そういう営業トーク。 そのトークを聞いた瞬間、どういう条件であろうと登録は見合わせようとココロは決まった。 が、こちらの疑問に即座に対応してくれているということもあって、「結構です!」とか「要りません!」といった言葉はこちらも出しがたい。
のらりくらりと断る方向で話を進めるが、時折向こうは「時間はとれないか」としつこさをのぞかせる。 どうしても”登録料”が欲しいのだ、やっぱり。
毎月お金がかかる。 内職のように仕事を「はい、これお願いします。」と渡されるのではなく、ネットで検索して、内容、自分の能力や納期を検討して、仕事をダウンロードするのだそうだ。 本来なら自分で営業してとってくる仕事をその会社が営業の代行をしてとってくる、まずその営業活動費が要る。 原稿の宅配送料や、疑問に答えるインストラクター・スタッフの24時間待機にかかる人件費なども要る。 毎月それだけのお金を払っても利益が上がるだけの仕事量はある、ただ、私に時間とやる気があるかどうかの問題だそうだ。
SOHOはスモールオフィス・ホームオフィス。 私が社長になるのだ。 家で待っていたら仕事を配達してくれる内職とは違うのだというお話。
言っていることはよくわかるが、あの胡散臭いトークを聞けばたいていの主婦は尻込みしてしまわないだろうか。 いかにも「騙し上手」みたいなしゃべり方だもの。 いかにも「口先だけがオレの財産」みたいなしゃべり方だもの。
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【気持ちいいことをしたいのだ】
旧正田邸の解体に反対する住民たち。 豊郷小学校の問題同様、どうも気分がよろしくない。 (そうそう、豊郷小学校問題ってどうせ関西でしか話題になってない小さなことと思ったら全国区のニュースだったんだねえ) 日の丸ふりかざし、『君が代』まで歌うおばはんたち出現の映像には寒気がした。 古くなった建物は壊せばいいと一概に思っているわけではもちろんないが、ああいう反対運動に与することも絶対にできない。 なんというか、勘とでもいうか、自分の中の表現しがたい部分が、激しく拒絶する。気持ち悪いぞと。
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