前途多難と前途洋洋のはざま日記



男前、去る。

2003年05月27日(火)

このショボイ団地に、しかも同じ棟に、奇跡のように若くてかっこいい男性がいた。
事情は面倒なので省略するが、決して家族不和とかそういう理由でなく、彼はひとりでこのショボイ団地にいた。
年齢は、この春大学を卒業したくらい。

若い男のひとり暮らしといっても、友達をたくさん呼んでワイワイ騒ぐでもなく(彼女らしき女性はよく出入りしていたみたいだが・・・うぐっ)、毎朝8時すぎにはバイクでおでかけ。
帰りが遅い時は必ずエンジンを切って静かに敷地内に入り、静かにバイクを止めていた。

無口だけれどお話をしてみればとても礼儀正しく、おまけにきれいな字を書くことも判明。

その彼が、奇跡的存在の彼が、とうとう引っ越すことになってしまった。
きのうお話をする機会があり、
「どちらへ越されるんですか?」と尋ねると
「東京の方へ・・・・。」とのお答え。
そうだそうだ、あなたのようなかっこいい男がこんな団地にいてはもったいない、でも残念だ。
「そうですか。どうぞお元気で。」と言う私に
「お世話になりました。」と頭を下げる彼。
ホント、もっとお世話したかったよ。

サヨナラ男前。
もうこの団地に残っている男前はダーリンしかいない。


※無事、8時半(朝の)から仕事をしてきまちた。ちかりた。

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