同じ時間に
テレビを観ていたら彼からメール。
 まだ仕事中だけど、映像を出しておくね。

君が買って欲しいと言って買いに行ったものが
今度は彼との架け橋になる。
 こっちも出そうか?

 仕事中だからいいよ。

ログインすると、また君がいた。
仕事中に買いに行ったチューハイを飲んでるようで
読んで悲しいコメントがついている。

同じ窓の中に、君と彼のIDが並んでいるのに
ガマンできなくなり、別IDを彼に伝える。
唯一、彼の知らないIDだった。

 IDの意味がわかった。

 なんて?

彼が答える。

 よく覚えてたね。



君の行動が悲しい。
情けないのを通り越して、悲しい。
毎夜、どこかのチャットルームに入り浸り
アルコールの力を借りて、はじけているんだろう。
そんな姿を想像したくない。

音声機能をオンにして彼と話す。
今まで打っていたまどろっこしさがなくなり
聞きたいことがすぐに聞ける。
仕事中の彼の邪魔になるので、私も彼に頼まれた
仕事をする。

君が同じ時間、何をしているのかは
どうでもいい。 


2005年01月25日(火)

初日 最新

Copyright(C)2004- you All Right Reserved.