2004年09月08日(水) |
不定期連載:「セルピコさんのやりくり旅日記11」ガッツさん重症一ヶ月 |
‥‥あ〜あ、イシドロさんは泣いて森の方へ駆けていってしまいました。その後を、ドロピー、待ちなよ〜と、パックさんが追いかけます。 やれやれ、裁縫の肩凝りほぐしくらいにはなりましたかね。
「セルピコ、あの子はどうしたのです?」
ファルネーゼ様ですか。私との剣の手合わせで、負けたのが悔しかったんじゃないでしょうか。あの年齢ですから仕方ないのに。
「‥お前っていつもそうね‥」
はっ!?
「小さい頃からなんでもすぐ覚えて。乗馬や剣だけじゃなかったわ。ラテン語も歴史もどんな教科だって成績が良くて。お父様も勉学の事はいつもセルピコを見習いなさいってお前ばかり誉めたわ。難しい紋章官の資格だって、涼しい顔して修得してしまったし‥」
昔の恨み言を言うファルネーゼ様。ファルネーゼ様の後ろから私を睨むキャスカさん。 あ、あのぉ、どうしてそういう話の流れになるんでしょう?(汗)。 子守疲れですか?
そんな私を気に入らなくて、二階の窓から蹴り落としたお方は誰だったんでしょう‥。
その日の夕食は、いつもよりちょっと豪華なメニューにしてみました。デザートも付けました。大変、好評でした。
ガッツさん重症半月程の頃、皆さんちょっとお疲れの時の出来事です。 疲れには甘い物が一番ですね‥‥。
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