プープーの罠
2003年11月04日(火)

灰色

いつものくせで 無意識に
冷たくあしらいそうになるのを抑える。

私は海になろうと思った。
君の弱いところ いいところ
全部丸のみにしてやる。

君には好きな人がいて、
自分を押し殺すことに長けていて、
その人のことは  理想 として
叶わぬものだとすでに諦め、
今 一番近くにいる
私を 現実 として
受け入れながら
遠く 思いを馳せる。

私は代用品じゃない。
なんて陳腐なことを思ってみる。

私は恋人が欲しいわけじゃない。
君が好きで、ただそれだけのことで
君が幸せならそれでいいや
なんて 多少 偽善的 な響きですが、
所詮 期待も何もないので
割とフラットに受け止めることが出来ます。
嘘です。

どうもチマいことに
いちいち過剰反応してしまうのは
地に足をつけずに
宙に浮いたままの状態
だからでしょうかね。

まぁ、一方で私がそれを望んでいる
わけなんですが。


ほんとはすごく動揺してんの。



結局灰色でいます。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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