プープーの罠
2003年12月30日(火)

無精ヨード卵

ミレナリオが見たかったのに
おかんから忘年会の通達、
5時までに帰ってこいとのことで
ちょっとふてくされつつ
まぁ掃除が終わったら帰省しようかな
と思っていた

のに何故か私は掃除もそこそこに放り出し
ハニちゃんに電話をして駄々をこね
帰る直前まで付き合わせる。

東京駅はごったがえし、人、人、人、
東京ひよこを眺めたりとか
階段あがったりおりたりとか
駅の中をぐるぐる歩き回ったりとか
そんな程度しかできることもなく
だんだんセンチメンタルになってみたり。

たかが2、3日、実家に帰る
というだけのことである。
何をおおげさに
私はハニを呼び出したのか
自分でもよく分からないまま、
そういえば
電話するのにあんなにドキドキした
のは初めてじゃないかしら。
電車に乗ってから一人思い出し笑う。

電車はひどく混んでいた。
私はぼんやりと夢見心地。

実家から戻ったら
去年のままの自分の家が待ってる。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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