SAY-TEN DAIRY 〜晴天日記〜

2004年07月27日(火) 誰かの願いが叶うころ

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あなたの幸せ願うほど わがままが増えてくよ
それでもあなたを引き止めたい いつだってそう
誰かの願いが叶うころ あの子が泣いてるよ
そのまま扉の音は鳴らない

      (誰かの願いが叶うころ / 宇多田ヒカル)

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宇多田ヒカル。
彼女がデビューしたころから、僕は大好きだった。

「天才」とか、「300万枚」とか、そんな形容詞とは
全く関係ないところで、彼女の歌が大好きだった。

「FIRST LOVE」という、彼女のデビューアルバム。
今もこのアルバムが一番好きだ。
一連のシングル曲もいいが、
なんと言ってもアルバムタイトル曲の切なさは
今聴いても胸が締めつけられるような思いがする。

しかし、ここ何枚かの彼女の歌は、
あんまり胸に響かなかったが、
この「誰かの願いが叶うころ」は、久々の会心作だと思う。

この曲が果たして彼女の旦那サンの映画に
マッチしていたのかは知らないが、
ほぼピアノ一本で綴られるメロディと、
「誰かが幸福な時は、その裏側で誰かが泣いている」という
歌詞の世界観が、寂寥感を生んで胸に迫る。


今日、街角でこの歌を聴いた。
切ない気持ちに立ちすくんで、うつむいてしまった。

あなたの涙は、見たくないからね・・・。


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