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■ ハムスターの存在を忘れる
買い物に出かけた帰り、 車から荷物を出していて、ふと気が付いた。 飼っていたハムスターの入っている円柱型の箱を 車の後部座席に置きっぱなしだった。
私は慌てて車に戻り、箱を開けた。 中でハムスターは5〜6匹に増えていて ぎゅうぎゅう詰めだった。
すぐに台所にあった大きなボールにハムスターを出して 冷蔵庫からペレットを出して与える。 ハムスターたちは両手でペレットを掴んで 目を細めて食べていた。
ずっと忘れ去られていたにしては まるまると太っていて元気そうだ。 私は安心した。
生野菜もあげようと思い立ち、レタスをちぎる。 水気を拭き取ってからハムスターたちに与えた。
するとハムスターは1匹を残して 虫のように小さく縮み、死んでしまった。 私は大変な事をしてしまった、と後悔と罪悪感で泣いた。
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忘れ去られた上、レタスで死ぬなんて 夢とわかっていてもかわいそうだった。
2003年05月08日(木)
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